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直感を使えば、運命が変わる――心の中の「本当の声」を聴く方法

直感、それは誰もが持っている心のガイド。無理に何かを起こそうとせず、本当の心の声に従うことを大事にすれば、きっとあなたの世界は変わるはず。アメリカの女性インスピレーション・コーチとベストセラー作家、本田健氏の言葉から、「直感の活用法」を学びましょう。

直感を使えば、運命が変わる――心の中の「本当の声」を聴く方法

こんにちは、島本薫です。

あなたは普段から「直感」を意識していますか? 何かを決めるときには、理性を働かせる方でしょうか、それとも、好き嫌いといった感情をもとに決める方でしょうか。

今も「決められずに悩んでいる」ことがあるかもしれません。今回は、自分の中の頼れるガイド「直感」を使い、賢明で幸せな選択をする方法をご紹介します。

■直感とは? ――感情に流されず、やりたいことを見つけ、行動するための指針

「人は自分が大好きなことをやって、自分らしく生きていくことこそが、豊かさにつながる」。

――そう提唱し、「お金に振り回されない生き方」「幸せな人間関係の築き方」「ライフワークを生きるには」といったテーマで、数々のベストセラーを送り出している作家の本田健氏は、幸せに成功している人の特徴のひとつとして

「直感を信じて行動していること」

をあげています。直感を活用する人は、普通の人に比べて決断や行動に移すまでのスピードが速く、運の流れにも乗りやすくなるのです。

これからどこへ行き、誰に会うのか。どんな仕事を選ぶのか。一歩前に踏み出すときか、とどまるべきか。ピンチを乗り越えるために、何をすべきなのか。

直感とは、何かを決めるときに、自分だけの正解とベストタイミングを教えてくれるもの。感情や思い込みに流されず、本当にやりたいことを見つけ、行動するための内なるガイドです。

日々のさまざまな場面で直感を生かすことができたなら、人生が変わっていくかもしれません。

■普通の人が直感を生かせない3つの理由

直感という「内なるガイド」は、誰の中にも存在しているものです。ですが、普段わたしたちが直感を使えていないとしたら、こんな理由があるのでしょう。

1.受け取り方がわからない
2.自分を信じていない
3.直感と感情との区別ができていない

直感は理性の対局にあるものなので、頭が働きすぎているとわからなくなります。頭は「直感の受け取り方」を学ぶために使うもの。まずは体の感覚を大切にすることです。

逆に、何らかの「直感」を受け取っても、耳をふさいでしまうこともあります。直感そのものを信じていないこともあるでしょうし、自分自身を信じられなくてためらうこともあるでしょう。これは、直感と付き合う中で、少しずつ変わっていきます。

やっかいなのが、直感と感情とをごちゃごちゃにしてしまうこと。

自分がそうであってほしいと思う答えがあると、その気持ちに添うような直感だけを受け取ろうとすることがあります。また、受け取ったメッセージに不安や期待をかき立てられて、本来の直感の声が聞こえなくなってしまうのもよくあること。

本田健氏の言葉を借りれば、直感とは「静かなもの」です。過度にわくわくしたり、妙におろおろしたら、直感とは少し違うものかもしれません。

「内なるガイド」の声を聞き、人生に生かすためにはどうすればいいのでしょうか。一番いいのは、経験豊かなコーチにその秘訣を教えてもらうことです。

■直感の「受け取り方」を磨くには? ――手がかりは「開く感じ」と「閉じる感じ」

直感と付き合うための具体的な方法を教えているアメリカのインスピレーションコーチ、ゼン・クライア・デブラック女史の著書『一瞬で「自分の答え」を知る方法』が、本田健氏の翻訳で日本に紹介されました。

本書では、「内なるガイドの仕組み」や「送られてくるサインの解釈の仕方」、「エゴや思い込みからの横やりを取りのぞく方法」などが詳しく説明されています。

難しく考えなくてもいい、どんな人にも直感というガイドが備わっている――そう実感できるよう、ゼン氏はこんな方法を紹介しています。

目を閉じ、体に意識を向けて心を落ち着かせたら、こう言います。「私は内なるガイドを持っていない」

どんな感じがしましたか? のどや胸のあたりに、何かを感じたでしょうか。それでは、次はこう言ってみてください。「私は内なるガイドを持っている」

今度はどんな感じがしましたか? このふたつの感覚を、覚えておいてください。

最初の質問のときには、胸がぎゅっと縮こまったり、のどが締め付けられたり、落ちていく感じやしぼんでいくような感じを味わう人がほとんどです。一方、ふたつめの質問のときには、胸がすっと開く感じを覚える人が多いのです。

■体の感覚をキャッチして、流れに乗って生きよう

この「開く感じ」「閉じる感じ」。これを大切にすくいとっていくうちに、直感との付き合い方が上手になります。

どちらに進めばいいか迷うたび、こうして自分に尋ねてみてください。

人によっては、「直感の声を聞く」というよりも「見えた」「ひらめいた」という感じの人もいれば、「手ごたえを感じた」「腑に落ちた」感じがする人もいるでしょう。受け取り方は、人それぞれです。

自分の中に「はっきりしない感じ」があっても大丈夫。実は、これもひとつのサインです。

直感というガイドは、「イエス」「ノー」の判定システムではなく、コンパスのようなもの。「はっきりしない感じ」があるときは、どちらかに進むときではなく「今は待っていていい」というサインかもしれません。

または、問いかけがはっきりしないので、答えが曖昧になっている可能性もあります。視点を変えて、問い直してみてください。

それでもサインを受け取れず、どうするか決められないときは?

小さな行動を起こしてみることです。そうすると、案外ストレートに「開く感じ」「閉じる感じ」がして、進むべき道がわかるかもしれませんよ。

自分にとって大切なことは何か、心や体は知っています。自分の中の「開く」感覚を頼りに、運も切り拓いていきましょう。

参考
『一瞬で「自分の答え」を知る法』
http://www.aiueoffice.com/book_detail?ID=123

島本 薫

もの書き、翻訳家、ときどきカウンセラー、セラピスト。 大切にしている言葉は “I love you, because you are you.” 共感覚・直観像記憶と、立体視不全・一種の難読症を併せ持ち、自分に見えて...

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