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ポンフーを味わい尽くせる、魅力的なホテルたち【台湾リゾート#5】

本連載では全5回に渡り、”台湾のハワイ”と呼ばれている島・ポンフーの魅力をお伝えしています。最終回となる今回は、ポンフーのおすすめホテル(民宿も含む)をご紹介します。台湾人の国内旅行先として人気を博し、年間100万人以上の旅行者が島を訪れるポンフーはお宿の選択肢も豊富です。

ポンフーを味わい尽くせる、魅力的なホテルたち【台湾リゾート#5】

本連載では、この夏、DRESS読者の皆様に推したい旅行先として、台湾リゾート島・ポンフーをご紹介してきました。今回が第5回、最終回となります。

連載第1回ではポンフーの魅力に触れて、第2回ではおすすめビーチを、第3回ではおすすめグルメを取り上げてきました。前回の第4回では、台湾の離島という、ちょっとわかりにくい旅先までの行き方を豊富な写真を交えて解説しました。

最終回となる今回は、ポンフーのホテルを3つご紹介します。

■2016年完成の「フォーポイントバイシェラトン澎湖」(喜來登澎湖)

2016年3月にオープンしたフォーポイントバイシェラトン澎湖。外資系大手ホテルチェーンのポンフー進出は島に大きなインパクトを与えました。

現在早くも、地元観光業をけん引する存在になりつつあります。馬公港の真ん前に鎮座するこの大きな建物は、島内で最も大きな建物ではないでしょうか。迫力があります。客室は331(スイートは23)もあります。

空港からは無料シャトルバスが出ているため、移動に関して心配もありません。市内の主要観光スポットへのアクセスも良く、滞在拠点として抜群の立地です。

館内の24時間セキュリティ、行き届いた清掃、全室Wi-Fi無料、タクシーサービス、車椅子OKのユニバーサルデザイン……と、島内でも抜群の快適な施設です。

各ルーム内においても、薄型TVに浴室電話、洋服掛け、無料インスタントコーヒー&ティーなどのアメニティが揃います。

館内サービスにもこだわっています。3軒のレストランにビジネスセンター、フィットネスセンター、サウナ、屋外プール、スパ、子供用遊び場など、バラエティ豊かなリラクゼーション施設が用意されています。1階にはポンフーで唯一のスターバックス・コーヒーも併設されています。日本でもお馴染みの美味しいコーヒーを飲んで安らぎのひとときを。

■メイン通り・中正路沿いにある便利なホテル「長春大飯店」

馬公(マーゴン)市内のホテルの中で、立地でいえば長春大飯店に勝るホテルは他にないでしょう。なにせ、市街地のメインストリート「中正路」沿いにあるホテルです。

中央老街まで徒歩2分、天后宮まで徒歩3分、観音亭まで徒歩10分、北辰市場まで徒歩15分。その他にも市街地の各レストランや食堂などグルメスポットにも徒歩5分程度で行けます。もちろん旅先で度々お世話になるコンビニも、近隣にたくさんあります。

さらに嬉しいのが、オーナーの王さんご夫妻は日本留学経験があり、日本語が堪能であるということ。フロントにも片言ながら日本語接客をしてくれるスタッフさんもいらっしゃいます。

入口に向かって左側には薬局も併設。フェリーでクルージングを予定される方は、ここで酔い止め薬を買うと良いでしょう。錠単位で、かつ日本語で購入できる安心感も。

■親日家オーナーとの交流も楽しい地元の民宿「陽光原宿」

近年、外資系ホテルが進出するようになったポンフーですが、古くから地元観光業を支えてきたのは島内に数多くある民宿です。ポンフーにはいまでも本当に数多くの民宿があります。

中でも私イチオシの民宿が、こちらの「陽光原宿」さんです。馬公市内の中心部より北寄りの海側に位置しています。

お部屋は、ふたり部屋・4人部屋・ドミトリー(3〜6人)とあります。15~20人の団体での利用する場合は貸切も可能。

民宿なので、例えば日本から4人でやってきた場合、4人部屋をひとつ借りてみんなで泊まれば、ひとりあたりの宿泊費はホテルに泊まるより、はるかにリーズナブルな金額で済みます。

もし、台湾本島からやってくる学生団体客(高校の部活・大学のサークルなど)と宿泊日が重なることがあれば、英語でも構わないので、思いきって話しかけてみてください。一気に台湾朋友(友だち)がたくさんできるかもしれません。

ちなみに台湾は、日本よりもFacebookとLINEの利用率が高い国です。台湾の人口2300万人に対して、1600万人以上がFacebookとLINEを利用しているため、高齢者と子供以外はほぼ全員使っているといえます。これを機に海外の人とつながる、というのも旅の醍醐味かもしれません。

オーナーの乃(ナイ)さんは、日本語は話せません(英語は話せます)が、日本大好きの親日家で、日本人の友人も多く、ポンフー在住の日本人がかなりの頻度で「陽光原宿」に遊びにやってきます。

「陽光原宿」に宿泊すれば、乃さんが心のこもったおもてなしをしてくれます。英語もムリ! という方の場合は言葉の面で少し不安を感じるかもしれませんが、「旅は情け、人は心」という言葉もあります。

旅ならではの出会いや人情のありがたみを感じたい方には、民宿はかなりおすすめな宿です。こじんまりとアットホームな雰囲気で、現地感にどっぷりと浸れるお宿。カジュアルな民宿も宿の候補としてアリ、と考えている方は検討してみては?

■ポンフーの県花「天人菊」のごとく、きらびやかな大人の夏に

これをもちまして全5回の連載は終了です。皆様、"台湾のハワイ"ことポンフー、訪れてみたいと思いましたか?

最後になりますが、本記事のアイキャッチに使用した花は、ポンフーの県花「天人菊」です。北米~中南米に多く分布するキク科の植物で、「ガイラルディア」という名前でも普及しています。

ポンフー島内で原生自然が残っている一帯にはよく咲いている花ですが、それによりポンフーは別名「菊島」とも呼ばれています。

花言葉は「天真爛漫」「きらびやか」。あらためて写真をご覧ください。キク科の植物だからなのか、きらびやかで、どこか知的で大人の雰囲気を持ち、品格を漂わせる素敵な花だな、と思いませんか。

DRESS世代の皆様(私含めて)へ。今夏もきらびやかな大人の夏を謳歌しましょう! 読んでいただき、ありがとうございました。

(連載全5回・完)

フルカワ トモエ

埼玉県出身。上智大学文学部英文学科卒。エンタメ業界にて勤務。
旅行大好きOL。「ひねり」と「粋」にまみれた人生を歩みたい。

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