人気急上昇! 浅炒りコーヒーを美味しく飲む方法
世界的にトレンドになりつつある「浅炒りコーヒー」。時代の移り変わりとともに、さまざまな味わいのコーヒーが次々と登場してく中で、なぜ今この浅炒りに注目が集まっているのでしょうか。今回はその理由と浅炒りコーヒーの魅力をご紹介。
■コーヒー界のトレンドは「サードウェーブ」がキーワード
コーヒーの世界にも、ファッションや音楽と同様にトレンドが存在します。
現在、コーヒーの世界で話題となっているキーワードは「サードウェーブ」。
サードウェーブは、直訳すると「第3の波」という意味です。サードウェーブがどんなコーヒーなのかを知るには、第1と第2の波の存在も知る必要があります。
コーヒートレンド第1・第2の波とは?
第1の波(ファーストウェーブ)は、1960年代にコーヒー豆が大量生産されるようになり、一般家庭でもコーヒーを自分たちで淹れ、楽しめるようになった時代を指しています。昔のコーヒーは高級品として、なかなか飲めない貴重な飲み物だったんですね。
第2の波(セカンドウェーブ)はスターバックスを代表とした大手コーヒーショップが誕生し、質の高いバリエーション豊かなコーヒーメニューが登場した時代を指しています。コーヒーが一般化したことで、より味にこだわり求めるニーズが高まってきたのでしょう。
エスプレッソや深炒りの苦いコーヒー、そしてカフェラテなどがこの時代に登場し、アメリカを筆頭に世界で大きなトレンドメニューとなりました。
豆に個性を求めるサードウェーブ
セカンドウェーブのトレンドを経て、より品質の高い、かつ個性のある味わいのコーヒーを飲みたいというニーズが世界的に高まります。
また、コーヒーの生産流通に関するさまざまな規定やルールが整備されたことで、コーヒー豆のブランド化が進み、クオリティの高いコーヒーショップが多数登場します。
一定の基準をクリアし、高品質の豆で淹れられたコーヒーは「スペシャリティーコーヒー」と呼ばれ、コーヒー豆を焙煎する「ロースター」も注目されるようになります。
ロースターとは、豆を生産する農家と直接取引を行って高品質にこだわり、豆の個性に合わせて自ら焙煎(ロースト)を行う存在です。
こうして、豆だけでなく、焙煎(ロースト)にもこだわりを見出し、味を楽しもうという「サードウェーブ」が誕生したのです。
■浅炒りコーヒーの味わいへ、注目が集まった
「サードウェーブ」のキーワードは「丁寧に、こだわりのある味のコーヒーを淹れる」こと。
一般的に、深炒り焙煎は大量生産に向います。一方で浅炒り焙煎は少量生産に向いていて、豆の風味を損ないにくいのです。
ロースターたちは、丁寧に焙煎を行う浅煎りのコーヒーに着目するようになり、浅炒りコーヒーへの注目度が徐々に高まっていきました。その結果、「サードウェーブ」=「浅炒りコーヒー」という図式が成立したのです。
浅煎りコーヒーの味は、酸味が強く、後味は軽い。そして、上質でフルーティーな香り漂うため味わうのはもちろん、その香りを楽しむだけでも優雅なひとときを過ごすことができます。
豆によって大きく味わいが変わってくるのも浅炒りコーヒーの楽しいところ。いろいろな豆を飲み比べてみたいですね。
■まずは専門店に足を運び、浅炒りコーヒーの香りや味わいを楽しもう
浅炒りコーヒーを飲むのであれば、専門店などに足を運び、自分にあった香りや味に出会うことをおすすめします。
個人的におすすめなのが、浅炒りコーヒー豆を専門に販売している「イースト」。同じ浅炒りでも、香りや後味が豆によってぜんぜん違うんです!
店舗は神奈川県の湘南エリアにあるので、小旅行を兼ねていかがでしょう。
都内では、週末に青山で開催している「青山ファーマーズマーケット」に出店することもあるようです。
自分だけのお気に入りのショップを見つけると、さらにコーヒーを楽しむことができます。あなたの生活にホッと落ち着く瞬間を作れるコーヒーに、今日は少しこだわりを持ってみませんか?
食欲とおしゃれ欲旺盛なOL。
最近のマイブームはクラフトビール。
アンテナは広げれるところまで広げる、がモットーです。