O40とU40。LINEと電話のやりとり、そのボーダーライン

O40とU40。LINEと電話のやりとり、そのボーダーライン

今や主たる連絡手段はLINEの時代。高校生以下になるとメールアドレスも電話番号も聞かず、LINEやツイッターでのやりとりが友達との連絡手段です。けれどO40(OVER40)の大人女性や大人男性はまだ昭和のアナログな通信手段にノスタルジーを感じる世代。


O40(OVER40)世代は、重要なことは会って伝える、声で伝えるという諸先輩方の教えを忠実に守り、未だに対面&電話好きな人が多い世代です。

しかしながら、それが災いして“それってわざわざ電話でやりとりすることなの?”と40(UNDER40)世代からひんしゅくを買っていることも。

今回は、O40とU40の世代間で違うLINEと電話のやりとりのボーダーラインについて、仕事と恋愛のシーン別に考察していきます。

■仕事でのLINEと電話のボーダーライン。電話は緊急事態の知らせ

LINEでのやりとり

U40(Under40)にとって電話がかかってくるというのは、イコール緊急事態のお知らせ。
しかも、何かよくない事が起こったのではないかと心配してしまうそうです。

30代の女性、Nさんは出版社に勤めるバリキャリ系ウーマン。

「40代の上司がすぐに電話をしてくることが軽いストレスです。毎回『何か起きたのでは?』と心臓がバクバクしますが、話してみるとホントにどうでもいいことが多くて」

どうでもいいことは?

「例えばクライアントさんの近くの公園の桜が満開になってたよとか、外回りの帰りに美味しそうなシュークリーム見つけたから買って帰るけど今会社に何人残ってるとか」

――確かにどうでもいいことですが、上司がそうした気遣いのコミュニケーションをとろうとしてくれる気持ちは嬉しい気がしますが?

「コミュニケーションをとろうとしてくれる気持ちは嬉しいのですが、その内容ならLINEで良くないですか、って思ってしまいます」

■コミュニケーションは若い世代がスタンダートを作っていくもの

U40のNさんにとって「電話=緊急事態」のコミュニケーションの世代だからこそ、ちょっとしたおしゃべりの延長線上にあることはLINEにしてほしいとのこと。

一方、O40(OVER40)の40代上司にとってLINEはあくまでも最近のコミュニケーションツール。業務連絡はメールでも、おしゃべりの延長線上にあることは“おしゃべり”だからこそ会って話すか、電話で話すべきだという刷り込みがされています。

けれど、コミュニケーションはいつの時代も若い世代が進化させ、時代に合ったスタンダードにしてきました。だから、O40世代はもはや電話は緊急事態を知らせるコミュニケーション手段になっていると理解し、時代にスタイルを合わせていきましょう。

■恋愛でのLINEと電話のボーダーライン、LINEに頼りすぎは危険サイン

LINEでのやりとり

一方、恋愛におけるLINEと電話のやりとりにおけるボーダーラインは少し事情が違ってきます。特にO40世代の恋人がいるU40世代のLINEに頼りすぎるコミュニケーションは相手を疲れさせていることも。

O40の40代男性、Sさんはメーカー勤務の独身。現在婚活サイトで知り合ったU40の30代女性と真剣交際中です。

「彼女のことは大好きですが、LINEでのやりとりは正直大変です」

女性に比べて“おしゃべり”自体、そんなに得意ではない男性。恋愛初期はお互いに知りたいことが多く、たわいのないことも連絡をしたくなる甘い時間。

そんな頃はLINEで「今日は満月だね♡」や「今日のランチはサラダ♪ダイエットしなくちゃ」なんてたわいのないメッセージも嬉しいものの、恋愛期間が長くなればなるほど“どうでもいいこと”LINEは男性にとって重荷になります。

「彼女からのLINEが入ってくるとチェックしたくなるし、そうすると既読になってしまうからすぐにレスを入れたいのですが、そもそもスマホで文字入力するのが余り得意じゃないですし、仕事中や仕事関係の人と一緒のときは返信できないので、早く返信しなくてはと焦る気持ちが募るばかりで(笑)」

確かにスマホでの文字入力は意外と時間がかかるもの。

ましてや大切な恋人とのやりとりなら誤字脱字はもちろん、文章や内容も変に取られる内容になっていないかとチェックして送りたいメール世代のO40世代。何気ない短文メッセージも意外なほど時間をかけて校正しています(笑)。

――彼女と電話はそんなにしないのですか?

「電話をかけてもタイミングが悪いことが多くて。電話をする前にLINEで知らせてほしいって言われますが、仕事のアポ取りみたいに感じてしまいますよね」

確かに、それならLINEでいいかって気持ちになりますね。

■気持ちを声に出して伝えることが大切

「彼女は緊張するので電話はあまり好きじゃないそうです。僕は青春時代に彼女と長電話の世代ですから、会えないならせめて声だけでも聴きたいんですけれど、彼女は電話よりもLINEの方が素直に気持ちを伝えられるそうです」

U40にとっては、“愛してる”と声で伝えるより“♡”マークや“好き”スタンプを送る方が気軽に照れずに気持ちを伝えられます。

けれど「音=声」で伝えることはとても大切。

LINEよりも手間がかかりますがO40世代は恋人とのコミュニケーションは対面か電話という“肌感”を感じたい世代。真夜中に親に聞こえないよう、布団をかぶりながらこそこそと親子電話の子機で恋人との深夜電話を楽しんだ甘い思い出を持つ世代なのです。

だからLINEだけのコミュニケーションは味気ないものに感じます。

時には声に出して電話で伝えましょう。

“愛してる”ということを。

この記事のライター

1968年生まれ横浜市出身。株式会社ループ 代表取締役社長。 短大卒業後モデル、MC、テレビレポーターとして活動後、大手電器 メーカーの法人営業部門で13年間勤務。 その後、年間四十万人以上を動...

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