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美容/健康

筋肉はあなたを裏切らない。女性にすすめたいトレーニング

昨今トレーニングを始める女性が増えています。ただ細い体ではなく、筋肉のついたメリハリのある体が美しい、と考えられるようになったことが影響しているのかもしれません。トレーニングは健康的で美しい体を作るだけではなく、心にもポジティブな影響をもたらします。個人差はあるものの、2カ月取り組むと体は変わるので、始めてみては。

筋肉はあなたを裏切らない。女性にすすめたいトレーニング

■トレーニングを始める女性が増えている

最近、私の周りでジムに入会、トレーニングを始める女性が増えています。かくいう私もトレーニングを通じ、さまざまな恩恵を受けてきました。

ダイエット目的で取り組む方が多いと思いますが、トレーニングは体の健康だけでなく、心の健康にも大変有効なアプローチ。すべての方に、強くおすすめしたいのです。

■私がトレーニングを始めたきっかけ

私がトレーニングを始めたきっかけは、うつ病治療の一環でした。

不眠や抑うつ、突発的な動悸……など、さまざまな症状に見舞われて、一時は家と病院の往復しかできませんでしたが、医師の指導の下、少しずつ遠くに出かける練習を始めていました。

そんな折に、医師から「体を動かす習慣をつけなさい」とのアドバイス。

「心の健康は、体の健康と密接にリンクしている。適度な運動による肉体疲労は必然的に睡眠につながり、翌朝への活力をもたらしてくれる。良い生活サイクルが再開し、病気も必ず良くなるから」

医師のこの言葉を信じ、藁にもすがる思いでジムの扉を叩いたのです。

私がトレーニングを始めたきっかけ

■トレーニングによって得られたポジティブな効果

いざトレーニングを始めてみると、運動中は決められたプログラムをこなすのに精一杯で、邪念にとらわれる暇がまるでないことに気づきました。トレーニングを終えてジムを後にする頃には、気持ちがすっきりリフレッシュしていることにも。

もちろん、運動をして気分爽快になったところで、抱える問題自体を解消しないことには根本的な解決にはつながりません。しかし、問題に対して鬱々とした気分で向き合うのか、心を軽くした状態で向き合うのかでは大きな差がありました。

特に抑うつ状態のときは、自分でもびっくりするくらい、自然発生的なネガティブさに支配され、制御することもできなかったため、救われるような気持ちでいっぱいになったのを覚えています。

既にうつ病を克服して、今は支障なく生活していますが、気持ちがモヤモヤしたときや、疲れを感じたときにこそ、ジムに行くことを心がけています。

書きながらふと感じたのですが、そういえば「疲れたー」とあまり口にしなくなりました。トレーニングを通じて、自分のメンタリティを徐々にコントロールできるようになったのだと思います。

■トレーニングは「努力は裏切らない」ことを証明してくれるもの

今現在、ジム歴は2年強になります。「運動大好き!」という人はそこまで多くないと思いますし、実際に「よくそんなに長続きしてるね……」とも言われます。

なぜ継続できるかというと、「筋肉は裏切らない」から。

別の言葉で言い換えると、「努力は裏切らない」ことを明確に実感できる最たるもの(だと個人的に思います)がトレーニングであり、比較的短期間で効果がわかるからです。

私の場合、トレーニングを開始して2カ月目の半ば頃から、筋肉量が少しずつ増え始めました。ストイックなつもりはなく、週に2〜3日、筋トレと有酸素運動・ストレッチまで含めて1時間ほどジムで過ごす程度でした。

仕事などスケジュールの都合で2週間以上ジムに行けないときや、外食が続くときは、体脂肪率の変化や筋力低下が見られます。しかし、意外と筋肉量は減らず、きちんと維持できている。

そのためトレーニングを再開すれば筋力が回復し、筋肉量が少なかったときと比較して、より少ない時間で体が締まっていくのです。

体重や体脂肪率が増えても、深刻に思い悩むことはありません。2年以上トレーニングを続けてきて、体の基礎を作ることができています。そのため、トレーニングさえすれば元に戻せるとわかっているので、楽観的に捉えられています。

ちなみに、トレーニングに励んだからといって、女性の場合は体質的に、筋肉隆々の体になることはありません。ボディビルなど、体作りのプロのようなトレーニングをしない限り、ムキムキにはならないのでご安心を。適度に筋肉のついたメリハリのある体になる、と知っておいてください。

トレーニングは「努力は裏切らない」ことを証明してくれるもの

■無理なく、継続できるメニュー、やり方で進めよう

「ジムに入会したものの、まったく続かない」という方が稀にいますが、その原因の一つとして、最初から意気込みすぎることが挙げられます。多少のダイエットが目的であれば、すべてのマシンに手をつけ、ランニングやスイミングまでこなすようなスケジュールで何時間も滞在する必要はありません。

トレーニングを続けるために一番大切なのは、「すさまじい苦行」という意識にならない程度に取り入れること。特に習慣づいていないうちは、高い負荷をかけることよりも、「ちょっとキツいけど、これなら継続できそうだ!」というラインを模索することを心がけるべきです。

インストラクターによると「週2回のトレーニングで現状維持、週3回で体の変化」ということなので、週に2〜3回通うスケジュールを前提に、継続可能なメニューを組み立てることが大切なのではないでしょうか。

余談ですが、インストラクターによる定期的なフォームチェックも取り入れてほしいことの一つです。自己流のトレーニングでは、効かせるべき筋肉に正しく効かせられているか、ということはわからないと思います。間違ったやり方では筋肉は育ちません。

インストラクターはプロなので、客観的な視点から正しいやり方をアドバイスしてくれます。プロの視点を体に叩き込むことはとても大切。効率的に結果を出すために、プロの指導は欠かせないことです。

トレーニングを継続すれば、「筋肉はあなたを裏切らない」と、必ず実感できるはず。手始めに、まずは夏に向けて、一緒にがんばりましょう!

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猫川 舐子

広告代理店勤務

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