タンポン、婦人科検診……フィリピン生活で驚いたこと

タンポン、婦人科検診……フィリピン生活で驚いたこと

所変われば品変わる、時代が変われば風習も変わる。日本で生きてきて「あたりまえ」だと思っていたことが、フィリピンではそうではありませんでした。約4年間のフィリピン生活で体験した「女性ならではアレコレ」についてご紹介します。


DRESS読者の皆さまは、「フィリピン」という国にどんなイメージをお持ちでしょうか。

「発展途上国」「治安がよくない」「衛生的に不安」というネガティブなイメージが根強く残っているかもしれません。

近年では、欧米と比べて安く行ける語学留学先として、ポジティブなイメージも広まりつつあります。

そんなフィリピンで2013年から生活しています。初めての海外生活なのでいろいろ不安もありましたが、いざ生活し始めると予想外のことで面食らったり困ったりしました。

今回はその中から、女性ならではの体験をご紹介します。

■タンポンを売っていない国、フィリピン

タンポンが売っていない!

フィリピンに来た当初、どのスーパーを探しても見つからなかったのが「タンポン」! 出血量が多いためナプキンだけだと心許ない私にとって、まさかの事態です。なぜ売ってないのでしょうか。

「カソリックの国だから」。フィリピン人女性に聞くと、全員が口を揃えてこう言います。

もう少しほかの理由もあるのではないかと深掘りしたこともありますが、これ以外の理由を聞いたことがありません。

ないものは仕方がないので、日本に一時帰国するたびにドラッグストアやネット通販で大量に購入してハンドキャリーするのが習慣になりました。
※2017年5月現在、一部のスーパーで見かけるようになりました。

タンポンのストックがなくなったときに備え、月経カップを試したりもしましたが(これも日本で購入してハンドキャリーしました)、外出先でトイレに行きたくなったときに月経カップの扱いに困ると気づき、自宅でしか使っていません。

ちなみにナプキンは、昼用・夜用、羽付き・羽なし、長いものから短いものまでさまざまな種類が売られていて、特に困ることはありません。

■フィリピンでの婦人科検診

日本にいたときと同様、フィリピンでも年に1回、健康診断を受診しています。35歳以上の女性は婦人科検診の受診も推奨されています。

婦人科検診のメニューは「乳がん検診」「子宮頸がん検診」の2つがあります。これは日本でこれまで体験した婦人科検診と同じです。

乳がん検診は、「触診」でした。先生がピアノの鍵盤を叩くようなイメージで胸をトントンとたたくのです。シコリの有無を確認している、とおっしゃっていました。

子宮頸がん検診は、内診と、子宮頸部の細胞をこすり取って異常の有無を確認するという、日本で経験したものと同じ内容でした。

日本と違うな……と感じたのは、内診台がないこと。

日本にいたときは、子宮頸がん検診の際に「座ると自動で回転して足がパカーっと開き、カーテンの向こうにいる先生に股が見えるようになっている椅子」に座るのが定番でした。

しかし、フィリピンで婦人科検診を受けた際にはそのようなハイテクな椅子はなく、「ベッドで仰向けになり、膝を立てる」というだけでした。診察の際にはお腹から膝あたりにブランケットをかけてくれます。

特に抵抗はありませんでした。どんな椅子だろうが、診察してくれるのはお医者様ですから。ただ、ちょっと驚いたのは否定できません。

■ワックス脱毛がメジャー。レーザー脱毛は都市部で働く女性向け

常夏の国なので、ワキはもちろんのこと、腕や足のムダ毛処理はかかせません。「O.B.E.S. OBATA BEAUTY ESTHE SALON」という日系のサロンがフィリピンに進出したので、レーザー脱毛を受けてみました。

日本から看護師の方がいらして、カウンセリング方法や機械の操作方法などをトレーニングされたようで、現地スタッフの方の施術もなんの不安もなく受けることができました。

海外にいながら日本の医療技術を享受できるのは非常にありがたいことです。

せっかくなので、フィリピン人女性の脱毛事情について、現地スタッフのMs. Nepht(以下敬称略)にヒアリングしてみました。

Suni: フィリピン人女性もムダ毛処理するの?

Nepht: もちろん! レーザー脱毛はまだちょっと高くて、都市部の働く女性向けって感じね。若い子にはワックス脱毛が主流なの。

Suni: どの部位が人気?

Nepht: ワキが一番人気で、その次はビキニラインかな。

Suni: 腕とか脚のような、毎日誰かに見られる場所じゃなくてビキニラインなの!?

Nepht: 水着になったときにムダ毛が見えちゃったら困るじゃない? 腕のムダ毛は許せるけど、ビキニラインのムダ毛は恥ずかしいもの。

Suni: その考え方はなかった……!

Nepht: 受付嬢をやっている子は腕や脚もがんばるみたい。「会社の顔」というプライドもあって美意識がとても高いの。

Suni: なるほどね。

意識の違いに目からウロコのインタビューでした。

■まとめ

常識だと思っていたものがそうでなかったとき……もちろん驚きもしますし面食らいもしますが、「アンラーニング(unlearning)している」と思えば抵抗なく受け入れられるようになりました。

いつまでも柔軟な心を持って、謙虚に学ぶ姿勢を忘れずに生きていたいですね。そう思えるようになった海外生活に感謝しています。

この記事のライター

海外就職してフィリピンのベンチャー企業で働いています。1979年生まれ、千葉県出身。自称バリキャリからの33歳で無職→語学留学→34歳でフィリピン就職→35歳でインドネシアで働く日本人と交際開始→36歳で結婚し夫がインドネシ...

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