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不倫相手と別れ、独身男性と恋愛するために必要なこと

不倫相手と別れたあと、なかなか独身男性と新しい恋愛ができない、上手くいかないという悩みを抱える女性がいます。それは、「開放感」より「喪失感」の方が勝っているから。いつまでも終わった恋愛にしがみつくより、外の世界に目を向けてみると、新しい刺激が溢れています。本当の「開放感」を得て、新しい恋愛に踏み出しましょう!

不倫相手と別れ、独身男性と恋愛するために必要なこと

■「開放感」より「喪失感」

不倫は窮屈な付き合いです。

人目を避けて会い、休日も堂々とふたりで出歩くことはできず、彼の誕生日も一緒に祝えない。
既婚の彼の都合が何でも優先され、自分は二番目。

公にできない関係なら、悩みがあっても気軽に人に相談することも無理です。
ひとりで出口のない関係に苦しみながら、彼の心変わりで簡単に恋は終わります。

「好きだから仕方ない」

と思っていても、既婚の彼にはいつでも帰ることのできる家庭があり、自分は別れればひとりぼっちです。

そんな不平等な関係が終わったあと、それでも彼女たちは別れたくなかった、とこぼしていました。

「もう自由だよ」と言っても、「やっぱり彼がいい」「よりを戻したい」と落ち込むのは、やはり不倫であっても「愛されていた」という実感があるからです。

人目を忍ぶ関係だからこそ、ふたりきりの時間は色濃く彼女の心を支配します。普通のお付き合いのようにいつでも会える気軽さがない分、恋しさはよりいっそう募るものです。

こんな不倫が終われば「開放感」を得られる。
関係を続けている間は一瞬そんなことも考えるけれど、いざ別れたらそれより「喪失感」の方が重い。

抑圧された関係から解放されても、結局「空っぽになった自分」を知ってよりつらくなるのですね。

■「普通のお付き合い」では得られない衝動

別れた不倫相手のことが忘れられないのは、制限のあるお付き合いだから。

制限があるからこそ会えるときは必死に愛そうとした衝動が、普通の交際では得られないくらい強烈だから忘れられないのです。

応えてもらえる喜びも、何より彼との時間を優先する幸せも、油断できない関係だからより大切にしようとします。

独身男性とのお付き合いでは感じなくて済むはずの「背徳感」や「罪悪感」のせいで、自分の衝動に取り憑かれてしまうのですね。

なので、不倫相手と別れたあとで独身男性と付き合っても、どこか物足りない、心が燃え上がらないという「消化不良」を感じる女性は実際にいます。

そしてまた別の相手と不倫関係を始めてしまう。

不倫をやめられない女性は、常に恋愛で深い衝動を味わっていたいという欲望を持っていることもあります。

■本当の「開放感」は外の世界にある

不倫を止めて立ち直り、今は独身男性と幸せなお付き合いをしているアラサーの女性たちは、恋愛以外のものに目を向けることで新しい世界を手に入れています。

以前からやってみたかった登山に挑戦してみる、料理教室やヨガの教室に通ってみるなど、恋愛以外で夢中になれるものがあると、良い気分転換になって気が滅入る時間を忘れることができます。

もちろん、別れた相手のことを思って苦しくなることもあるでしょう。
ですが、「もう振り返らない」と決めると、後は前を向くだけです。

ある女性は趣味で始めたサイクリングで良い仲間たちと出会い、休日は皆で遠出するような充実した毎日を送っています。

そこで知り合った独身男性と良い雰囲気になり、「昼間に堂々とデートできる幸せ」を改めて知りました。

不倫相手と付き合っているときは、休日も彼からいつ連絡があってもいいように部屋に閉じこもっていた彼女ですが、自分で好きなように時間を過ごせる楽しさを取り戻し、今は積極的に外出しています。

■過去は消えないからこそエネルギーが必要

ですが、ふたたび独身男性と付き合えるようになっても、不倫をしていたという過去は消せません。

以前の交際について尋ねられれば、正直に打ち明けるにしろ嘘をつくにしろ、結局後ろめたい気持ちを感じずにはいられないでしょう。

だからこそ、新しい恋愛を始めるときは過去を乗り越えるエネルギーが必要になります。

もう二度とあんな窮屈な恋愛はしたくないと思えば、それは自分を愛することです。
自分を大切にしようと本気で思うことで、相手とも向き合う勇気が出ます。

過去を乗り越えた女性たちは、それぞれ自分なりにけじめをつけています。
昔の不倫相手と一切関わらないようにする。たとえ仕事の関係などで接触する機会があるとしても、二度と隙を見せない。

何があっても、もう戻らない。

そんな覚悟があって初めて、本当の「開放感」を得られるのではないでしょうか。

■過去の重さに負けない自分になる

不倫をしていた過去があると、どうしても独身男性との恋愛に対して「引け目」を感じてしまう女性もいます。

こんな、人に言えないようなことをしていた自分が、普通に愛されるはずがないと思ってしまうのですね。

ですが、まずは自分で自分を愛さないと先には進めません。
過去は消せないなら、飲み込んでしまう強さで、新しい自分になることを考えましょう。

不倫を止められたことが、すでに自分を大切にしていることになります。
そう思って、まずは外の世界に目を向けてみる機会を作りたいですね。

過去の重さで自分に自信をなくしてしまうと、いつまでもそこから動けませんよね。
「開放感」は自分次第で手に入るのだと、もう一度思い出してください。

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ひろた かおり

37歳で出産、夫と子どもの三人暮らし。何歳になっても恋愛ネタ大好物。恋愛相談家としてこれまで多くの男女から話を聞いてきた経験を活かし、復縁についてのアドバイスや不倫などさまざまな「愛のカタチ」について書いていきます。 人生...

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