ハズレ合コンは女としての市場価値を確かめる機会にする
ハズレ合コンを「ああ、参加しなきゃよかった」と不貞腐れて、適当にやりすごすのはもったいない。いい人がいなくても、その場にいる男性から「女性として扱われるか」「女性として見られているか」チェックする機会として活用してはいかがだろうか。そのほうが楽しいし、意味のある時間になること間違いなし。
■当たりの合コンなんてそうそうない
20代の頃から合コンには縁がなかった。学生時代は1回くらいしか参加したことがないし、社会人になっても多くて年に2〜3回。30代に入ってからは、周りの友だちも既婚者が多くなって誘われる機会もめっきり減った。
そんな私だが、合コンをきっかけに交際に到ったこともある。この数少ない合コンの機会を逃さないように、20代後半くらいから、
「合コンに参加したら必ずお気に入りのひとりと連絡先を交換する。さらに後日デートに誘う」
というルールを設けている。
気に入った男性がいるのに誘われなくてグダグダしている女性を見て、自分から誘う勇気もないなら合コンに参加するな! と思ったので、それからは一番タイプの人には自分から声をかけることにしたのだ。
その甲斐あって、合コンでからデートにつなげることは難しくなくなった。積極的な男性ばかりではないから、女性からのお誘いや連絡は男性にとっても嬉しいはず。
デートから先、付き合うかどうかは、相手との相性次第なので、そこにノルマはない。
■合コンを「女性として意識されているか」をチェックする場として利用
しかし30代に入り、素敵な男性はたいてい既に結婚しているせいか、「うーん……」と思える人が増えてきて(失礼)、自分のタイプの人と出会うことが減ってきた。そういうハズレ合コンはお店に入って挨拶をした時点ですぐにわかる。
おじさんばっかり!
モテなそうな人ばっかり!
気の利かない人ばっかり!
などなど、失礼極まりないが、初対面の印象なんて数秒で決まるように、場の雰囲気を瞬時に察知してこの合コンがアリかナシか即判断してしまう。もちろんこれは心の声なので、ナシだとしても見落とした光るものを探す努力はするが。
そんなときでも無理して誰かとデートの約束をこぎつけるのは苦行すぎるので、新たなルールを設けてみることにした。
それは「その場にいる男性にどれだけ女性として意識してもらえるか」をチェックすること。
感覚的なことなのでうまく説明できないし、合否判定も感覚的なので説明することが難しい。連絡先を聞かれる、というのはわかりやすい例だが、それだけに限らない。
どちらかというとメインは、男性からどれだけ興味を持たれるか、狙われるか、といったところ。
合コンではまずは当たり障りなく会話を進めるので、はじめはなかなか誰を狙っているかはわかりにくいが、やはり気に入っている人にはアイコンタクトが多くなるし、相づちや質問も多くなる。後半になるとふたりで話そうとしたりするので、そうなると誰が誰を狙っているかは明らかだ。
■ハズレ合コンも、自分次第で面白いものに変えられる
その男性とどうにかならなくても、女性扱いされるのはとても嬉しいこと。
個人の判断でいいので「あ、この人ちょっと私のこと意識している」とか「この人のお気に入りは私かあの子だな」とか、もうそんなジャッジでOK。
自分のタイプがいないのなら、本気になられても困るし、相手がちょっと意識するくらいがちょうどいい。まったく興味を持たれない場合もあるだろうが、そんなときは相性が悪かったと思って次にいこう。
普段仕事ばかりしていると、男性に女性扱いされるだけで楽しくなってくる(涙)のは、私だけじゃない気がする。
せっかくの合コンなのに、気に入った人がいないからといって消化試合にしてしまうのはもったいない。ハズレ合コンの場合は、自分の女度を試す良い機会(ゲーム)だと思って、ハイスコアを狙ってみてはいかがでしょうか?
東京で働く30代シングル。仕事・恋愛・結婚・人間関係・健康・趣味など、一通りのことは悩んでます。毎日楽しくご機嫌で暮らしたい。