1. DRESS [ドレス]トップ
  2. ファッション
  3. 少ない服で着回せる白パンツ。きれいめとカジュアルを行き来するコーデ術

少ない服で着回せる白パンツ。きれいめとカジュアルを行き来するコーデ術

少ない服で着回せるアイテムの1つに白パンツがあります。今回は合わせるアウターやトップス、小物を替えるだけで、白パンツできれいめ・カジュアルに自由自在に変身するコーデを提案します。

少ない服で着回せる白パンツ。きれいめとカジュアルを行き来するコーデ術

■少ない服で着回せる万能ボトムスは白パンツ

前回コラム「少ない服で着回しするなら、ボトムス3着、トップス6着を厳選して」に引き続き、少ない服で着回しをテーマでお届けします。

「服はたくさん持っているのに、何を着たらいいかわからない」というのは、よくあるお悩み。実は着回しが効く数着の服があれば、大量の服は不要になり、心もクローゼットもスッキリするのでは?

そう思い前回は、パンツ3本を軸に6着のトップスで着回しを考えてみました。今回は白パンツを着回しします。

■まず、なりたいイメージを決める

きれいめか、カジュアルか

普段どんな格好をしているかは、それぞれの生活スタイルによって違うと思います。きっちりした仕事柄きれいめにしていたり、職場の雰囲気がゆるめでカジュアルにしていたり、家にいる時間が長い方はリラックスカジュアルだったりするかもしれませんね。

いずれにしても、着ているもので人に与える印象が変わることは、少なからずあると思います。

では、自分は他人の目にどう映りたいのか? どのように見せたいのか? TPOを意識しつつ、なりたい自分をイメージして表現するには……。

ここでは表現=コーディネートとして、話を進めていきます。

どんなふうになりたいかと聞かれて、すぐに答えられない方もいるでしょう。そんなときは「素敵だな」と感じている周りの女性やモデルさん、女優さんなどを思い出してみてください。

どんなところが素敵だと思うのか、改めて考えてみるのもよいでしょう。そして、その人のコーディネートを真似ることから始めるのも1つの手です。

■同じトップスとパンツ、羽織りものを変えてアレンジ

左:洋服すべて ユニクロ

右:ボーダーT、パンツ ユニクロ
  トレンチコート ユナイテッドアローズ


  

実際に前回選んだパンツ3本のうち、白パンツを軸に6着のトップスを使ってアレンジしたコーデをご覧ください。同じような組み合わせで、どのように印象が変わるかを比較してみましょう。

まず、ご覧いただきたいのは、左右ともトップスとボトムスはまったく同じものだというところです。上に羽織るものを変えただけ。左はカジュアル、右はきれいめに仕上げました。

左のポイントは、カーディガンの前をオープンにして、手首からもボーダーを少し見せていること。ボーダーの見える分量を調整し、さらに、カジュアル感の強いボーダーをカーディガンのカーキ色で引き締めて、大人っぽく仕上げました。

右のポイントは、ネイビーのトレンチコート。きちんと感を出したいときは、自分の肩幅・袖丈がジャストなものを選ぶと、着心地が良いのはもちろん、見た目がすっきりして、きれいめに見えるのです。

一口にトレンチコートといっても、サイズ感によって与える印象はがらりと変わります。

■同じカーディガンとパンツ、トップスの印象で激変

左 右:共に洋服すべて ユニクロ

今度は、先ほどのカジュアルコーデとカーディガン・パンツがまったく同じで、中のトップスを変えてきれいめコーデに仕上げてみました。

左がきれいめコーデですが、中のボーダーTをシルクシャツに変更しただけ。シルクシャツのとろみ感とパンツのとろみ感がマッチして、同色ワントーンのセットアップのようになりました。

カーキを差し色に使い、あえてカーディガンのボタンを部分留めして、シルクシャツの白を顔周りや袖口など、部分的に見せています。

渋めのカーキを合わせることによってメリハリがつきます。淡い色のワントーンコーデにありがちな、ぼんやり感、太って見えるなどの問題を回避できます。

■仕上げは小物に頼る

今回使った小物

左:カゴ ムーニュ パンプス しまむら

中:バッグ ゴヤール パンプス しまむら

右:カゴ ムーニュ ハット ノーリーズ スニーカー アディダス

■少ない服でもアイテムを厳選すればしっかり着回せる

今回、少ない服での着回しを白パンツを軸にきれいめ/カジュアルとアレンジしてみました。トップスも使うものを限定し、どれもシンプルなものばかりで、主役級のアイテムは投入していません。

洋服だけではアレンジに限界があるかもしれません。そんなとき、コーデの最終仕上げに必要なのは、小物の力です。

少ないアイテムで着まわすとき、コーデを新鮮に見せるには、スパイスの効いた小物が欠かせません。合わせる小物次第で、コーデの仕上がり具合が大きく変わってきます。

家を出るときに急いで飛び出し、ショーウィンドーに映る自分の姿を見て「ああ、この靴にしなければよかった」「このバッグ、今日の服には合わないかも」など、ちょっとした後悔をしたことはありませんか?

カジュアル系のときはこの小物、きれいめのときはあの小物、というように実際にセットしておかなくても、頭の中でシュミレーションができていると、朝の慌ただしい時の時間短縮になり、コーデ仕上げの失敗が少なくなるのでおすすめです。

次回も少ない服で着回しコーデをお届けします!

emi

40代になり、好きなことをやろうと思い立ち、幼少期より好きだったファッションに携わるべく、パーソナルスタイリスト講座を受講開始。同時にブログ「若作りに見えない40代大人のおしゃれ服」をスタート。UNIQLOやしまむらを取り入...

関連するキーワード

関連記事

Latest Article