カンボジアの子どもたちに出会い、東南アジアの素朴さに触れる
東南アジアで最長の河川・メコン川を巡るクルーズ舟「アクア・メコン」の旅。4日目になる今回は、カンボジアの小学校からアクティビティをスタート。授業も見学させていただきました。クメール寺院はまるで宮殿のような装飾や絵画であふれていました。全8回の連載の第4回目です。【人生が変わるクルーズ体験#4】
4日目
昨日の夕方、カンボジアに入ったクルーズ。この船の滞在も残りわずかです。
カンボジアで初めて迎える朝日は、名残を惜しむような美しさで迎えてくれました。
客室から、こんな朝日が望めるなんて贅沢だと思いませんか?
この日は、カンボジアの小さな村にある小学校からアクティビティはスタートしました。
話かけると、とっておきの笑顔を見せてくれます。
授業も見学させてもらいましたが、みんなで歓迎の意味を込めて、歯磨きの歌を歌ってくれました。
多くのクルーズ船のゲストが、この素朴で無邪気な様子に心を打たれて、ドネーションを申し出ていたのが印象的でした。
学校見学の後は、シルク工房を訪ねたりと、始終、写真の車で移動しました。
途中、水牛の行進や子供たちの姿が目にできます。
川に飛び込む子供の姿も。
午後は、クメール寺院を訪ねました。
クメール寺院は、インドの寺院に通じるような極彩飾の装飾や絵画に彩られていて宮殿のような様相です。
日本ではあまりみられないこういう様子を目にすると、同じアジアの地でも信仰への真剣さが、国によって大きく異なることを知らされます。
夕方、船に戻ってみると、しばらくして、ボートで移動のアナウンスが。5分ほど走ると、無人島のような小さな島に到着。草で見えない丘を上がっていくと、サプライズパーティの用意がされていました。
7泊8日のクルーズを楽しむゲストと、私たちのように4泊5日で下船するゲストは今日が最後の夜になるので、ディナーの前のアペリティフをムードのある場所でいただきましょうというクルーの配慮です。
右側にあるように即席バーが用意され、メコンに沈む夕日を眺めながら優雅にサンセットタイムを満喫できるのです。
クッションに囲まれて横になりながら語る人たちも出てきて、1時間ほど思い思いに、皆時間を過ごしていました。
目の先には、4日間滞在した我が家であるシップが堂々たる姿でメコンに碇を下ろしていました。
夜の明かりが船内に輝く頃、最後のディナーをいただきに戻ったのです。
●クルーズの問い合わせ先
アクア・エクスペディションズ日本地区販売総代理店
インターナショナル・クルーズ・マーケティング
Tel. 03-5405-9213
Photos : Kunihiro Fukumori
Text : Rica Ogura
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