ベトナムのマーケットと、大乗仏教の寺院を巡る
東南アジアで最長の河川・メコン川を巡るクルーズ舟「アクア・メコン」観光の旅。3日目の今回は、水上と地上のマーケットと寺院へ向かいます。クルーズ船内では、ベトナムとカンボジアの代表料理に舌鼓を打ちました。全8回の連載の第3回目です。【人生が変わるクルーズ体験#3】
クルーズの旅、3日目はメコン川の水上マーケットへ
3日目ともなると、リズムもできてきて、水上での暮らしに慣れてきます。この日は、午前中は、メコン流域に暮らす人たちに欠かせない、2つのマーケットを訪ねました。
一つは、水上マーケット。野菜から、コカコーラまでが船に積まれ、行き交う人々が売り買いを行っています。
ココナッツの皮をひたすら剥いている若者の船とも行き交いました。
チャウドックでは、地上のマーケットへ。
港からは、人力車のようなこんな乗り物で移動します。名前も、リキシャと言います。
マーケットでは野菜から、魚介類、肉類まで何でも揃いますが、強烈だったのが発酵させた保存食用の魚たちの専門店!
これが、保存用の魚を売っている一画です。
こんなお洒落な洋服で、マーケットを訪れる人々の胃袋を満たす屋台で調理をしている女性も見られます。
マーケットの後は、サム山という見晴らしの良い山の上にある大乗仏教の寺院へ車で移動しました。
これが、サム山の上。岩がちな山です。右手の奥には、カンボジアの国境が見えます。
お寺の入り口は、立派です。中国的な構えとでもいえるでしょうか。
お寺の中は、天井も高く、オレンジの袈裟に身を包んだ僧侶が案内してくれました。
大乗仏教とは? ということを説明していきます。大乗とは、大きい乗り物の意味で、ブッダの教えで出家して悟りをひらくことは自分のためだけではなく、他の人々をも救済することにもなるという思想とのこと。広い心を持つ、教えだということを勉強しました。
それにしても、こういう時に、欧米の人々は、とてもよく質問します。仏教が身近ではないこともあると思いますが、積極的に参加して楽しんでいる様子が刺激になります。
この日のランチは、ランチとは思えないボリューム!
サクサクの春巻きの食感と、もちもちしたヌードルが好相性です。
毎日、ハーブが豊富に料理に生かされているので、揚げ物もさっぱりといただけるのが嬉しいところ。
さらに、豆腐とワカメとキノコのスープ、カラメライズしたポークリブとヤングココナツとブラックペッパー、リバーロブスターとカニのサテが続きます。
どれも、ワインといただくのが合うようなインターナショナルな味付け。
じつは、船内は、ソフトドリンクだけではなく、ビール、ハウスワインはクルーズの金額に含まれているのです。ワインは、スパークリング、赤、白から選べるので、ランチでもメニューによって選んでしまいます。
クルーズは高いと思っている人も多いと思いますが、移動代、宿泊代、料理(1日3食)代、飲料代、アクティビティまで含まれていることを考えると、けっして高いとは思えません。それも、絶対にはずれがないのです。
料理の締めは、チキンとレンコンのサラダ、ベトナムミントのせでした。
これにレモンバジルのゼリーで口直しができるデザートが付いて終わりです。
結構なフルコース!
まだ、お腹がこなれる前から、午後はクッキングクラス。先生たちのデモンストレーションを見た後、自分たちでも実際に作ってみます。
メニューは、クルーズ船で巡る2か国の代表料理。ベトナムはエビの生春巻き。カンボジアは、魚のアモというフィッシュカレーのような料理です。
●クルーズの問い合わせ先
アクア・エクスペディションズ日本地区販売総代理店
インターナショナル・クルーズ・マーケティング
Tel. 03-5405-9213
Photos : Kunihiro Fukumori
Text : Rica Ogura
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