4歳離れた年下彼氏と付き合って気づいた年下の魅力
4歳差とはいえ年下彼氏と恋愛するなんて、長年年上派だった私には意外なことだった。年下彼氏は恋愛対象外だった私が、初めて年下彼氏と付き合うことになったとき、その中で感じた年下彼氏ならではの良さや気をつけたことを振り返ってみる。
■4歳差でも……年下彼氏との恋愛なんて想定していなかった
初めて男性と付き合ったのは高校1年生のとき。お相手は同じクラスの男の子。それ以降、彼氏となるのは同い年以上の男性ばかりだった。
というのも好きになる条件に、自分よりも経験豊富で知識があって仕事ができる人、みたいなことを掲げていたから。彼氏になる人には自分より優れた部分がないと嫌だなと思っていた。これ、女性ならわかってもらえるはず。
そのため、10代・20代の頃は年下というだけで恋愛対象外。若いうちは数年間でも経験の差は大きいし、女性の方が精神的にも成長が早いため、同学年ですら子どもっぽく見えた。
■4歳差の年下彼氏をゲットしたのは消化試合の合コン
そんな私も30歳を超えて早数年。ある日年下の友人に誘われて合コンに参加。すると、男性陣は全員20代……! いやほんと、30歳を過ぎたあたりから、こういうことが増えてきた。
もうこの会では出会いはないなぁと思い、消化試合として挑んだものの、幸運にもその中のひとりと付き合うことになる。4歳年下の彼氏。これまでの私からしたら歴史的な大事件だ。
正直、浮かれていた部分と不安な部分があり、年下彼氏とのお付き合いはいつになく慎重だったと思う。最後は自然消滅してしまったので、交際期間はあやふやだがトータルでも半年以内という短さ。
反省点も多いが、この年下彼氏とのお付き合いの中で「年下っていいな」と思った点がいくつかある。
■会計時に「きっちり割り勘問題」は年下彼氏ならでは、かも
これは年下というか性格の問題かもしれないけど、自分の好きなものを一生懸命説明してくれたり勧めてくれたりする姿がとてもかわいかった。年上男性だと、こなれているせいか一方的な説明口調になったり、あえて説明なんてしない人が多い。
この年下彼氏はアメコミが好きで、アメコミ映画を一緒に観にいったときに、そのキャラクターやシリーズについて熱く語ってくれて、その姿が無性にかわいらしくてキュンとした。アメコミなんて個人的には全然興味ないけれど、このときばかりは詳しくなった。
いっぱい食べるところも良かった。食欲は年齢に比例するもの。夜はお酒とおつまみちょっとで充分、という人やランチでもあまり食べない人もいるけど、年下彼氏はさすがの20代。よく食べる子だった。私が食べきれなくて残してしまった分もペロリとたいらげてくれて、頼もしくもかわいらしくも映った。
そもそも私は食の細い人はあまり好きではない。だって生命力がなさそうじゃない。いっぱい食べていっぱい動いて、エネルギーに満ちあふれている人に惹かれる。食欲と性欲は似ているなんてことも聞いたことがあるけれど、その面でも食欲がある人の方が好きなのかも。
ただ、この年下彼氏、激務のせいか全然運動できていないため、早くも中年体型になりつつあった。そのため夜は体力不足であまり楽しめず……。年下彼氏と付き合うなら夜の生活もちょっと期待してしまうよね(私だけ……?)。
逆に、嫌というわけではないけれど、年下だし仕方ないよね、と思ったのがお会計問題。年上彼氏に慣れてしまった私は、お会計を持ってくれることに慣れていたのかもしれない。毎回きっちり割り勘だったのにはちょっと戸惑った。自分の分を払うのはあたりまえのことだけど、ごちそうしてくれることで、大切にされているというか、女性として扱ってもらえているのかなぁと感じていた部分もあったと思う。そのあたりの特別扱いを求めるなら、年下よりも年上彼氏の方が満足できるんだろうな。
東京で働く30代シングル。仕事・恋愛・結婚・人間関係・健康・趣味など、一通りのことは悩んでます。毎日楽しくご機嫌で暮らしたい。