クレンジングの見直しで乾燥などの肌トラブルを改善
クレンジング、正しくしていますか? 乾燥などの肌トラブルが現れた……そんなときに肌が求めているのはクレンジング! リッチな美容液やクリームではなく丁寧なクレンジングです。乾燥しやすいアラフォーの肌にもおすすめなクレンジング剤の選び方やクレンジング方法を解説します。
■肌トラブルは栄養を与えても回復しない!?
アラフォーの肌トラブルの定番といえば乾燥。ときどき「乾燥」という言葉では済まされないくらい、肌がカラッカラに干からびてしまい、人に顔を見られたくないあまり、うつむき気味になり不自然な行動をとってしまうことも……。
他にも、肌のくすみやごわつき、赤いプツプツなど、肌トラブルは人それぞれ。私の場合、眉間や口の周りにできることが多いんですけど、とくに赤色の吹き出物って1個あるだけで気分がすごく下がるんですよね。
そんな肌トラブルに悩んだとき、肌の回復を早めたくて、いつも以上に化粧水をたっぷりつけたり、美容成分たっぷりのリッチなクリームをつけたりする方もいるでしょう。
でも、肌トラブルを起こしてしまうような肌状態のときに、いくら栄養を与えても効き目は薄いんです。
寝不足だとか疲れがたまっているなどの思い当たる理由があるときは、体を休めたり、リラックスしたりして、肌の回復を待てばいいですが、そうではないときは、まず「クレンジングの仕方」を見直してみてください。
■乾燥などの肌トラブルが起きたら……正しいクレンジングができているか見直して
美容部員をしていた頃にも、ときどき肌トラブルが起きることがありました。そのたびに、上司に言われたのは「正しく落としてる?」ということ。
落とすというのは、汚れやメイクのこと。肌トラブルが起きたときは、与えるスキンケアよりも、まず落とすスキンケアをどのように使っているのか見直すように言われていました。
そう聞かれて思い起こすと、「たしかにクレンジングが適当になっていたかも」ということがよくありました。
乾いた手で使うべきクレンジングを、お風呂場で濡れた手のまま使っていたなぁとか。眠かったから、ささっと雑にクレンジングをしていたなぁとか。
つまり、汚れやメイクが落ち切っていなかったわけです。クレンジングが適当になると、肌に残った汚れやメイクが毛穴をふさいで吹き出物になったり、角質が硬く厚くなってごわつきやくすみの原因になったり、肌トラブルを起こしやすくなります。
肌に汚れが残ったままでは、どれだけ化粧水や美容液をつけても肌に入っていきません。数日間、丁寧にクレンジングをすることを心がけたら、肌は次第に回復していきました。
肌トラブルが現れて、その原因がとくに思い当たらない場合は、正しくクレンジングができているか思い起こしてみてください。
もし、クレンジングが適当になっていた場合、落とすものをしっかり落とすことが、乾燥をはじめとする各種肌トラブルを改善する一番の近道になります。
■乾燥肌に合うクレンジングは美容液成分たっぷりのもの
私たちDRESS世代、アラフォーの肌は乾燥しやすいため、しっかり落とせて肌にやさしいタイプが向いています。私が最近気に入っているのは「マナラ ホットクレンジングゲル」です。
91.4%が美容液成分でできているという、まるで美容液のようなクレンジング剤が、バラエティーショップで3800円(税抜)で買えました。
コラーゲンサポート成分やうるおい成分が配合されているので、洗い上がりがしっとりモチモチです。ダブル洗顔不要なので、洗いすぎによって起こるトラブルの心配も少ないです。
オレンジ色のゲルは、カロットエキスという美容成分の色。グレープフルーツエキスの爽やかな香りと、肌にのせるとポカポカする使用感です。
気温が低いときは、ゲルが固くなっているため、手のひらを合わせて10秒ほど温めてから使うと、伸ばしやすくなり、メイクとの馴染みが良くなります。
■クレンジングのすすぎは30回以上が目安。乾燥を防いで
クレンジングをする順番は、まず皮脂の多いTゾーンから。続いてUゾーン、最後に目元と口元が理想です。
丁寧に落とすことを意識しながら、円を描くようにメイクと馴染ませます。大体1分くらいを目安にすると良いかなと思います。
最後にすすぎですが、洗い流す回数は30回以上を目安にすると◎。クレンジング成分が残りやすい髪の生え際やフェイスライン、小鼻、目の際などは、より入念にすすぎます。
ちなみに、私は40回以上すすいでいます。年々、すすぐ回数が増えてきています(笑)。
メイクをするときには時間をかけるのに、落とすときは素早く終わりがち。でも、メイク落としこそ念入りにすることが、肌荒れや肌トラブルを起こさないコツですよ。