「ナイト7箇条」に該当するナイトと出会って幸せになる
お姫さま願望(プリンセス願望)を満たし、幸せに生きるための「プリンセス7箇条」と対になるのが、自分だけのナイト(騎士)を見極めるための「ナイト7箇条」。プリンセスなあなたがナイトと出会えますように。
以前、女性として幸せに生きるための「プリンセス7箇条」についてお話しさせていただきました。
今回は、それと対になるお話。あなたの「ナイト」を見つけよう、というお話です。
女性はいくつになってもプリンセス願望を持っていますから、プリンセスに相応しいパートナーを選ばなくてはなりません。
プリンセスが求めるべきパートナーは、当然ながら勇敢なナイトです。「プリンセスとナイト」の組み合わせは、互いの美点を引き立て合い、高め合えるベストカップルです。
■ナイト7箇条
プリンセス7箇条と対応するナイト7箇条をご紹介しましょう。
いかがでしょうか。こんな素敵な彼があなたの手を取り導いてくれる様を思い浮かべてください。
ナイト7箇条のそれぞれについて、一つひとつご説明していきましょう。
第1条 ストイックである
ストイックとはつまり「自分に厳しい」ということです。しかし、決して自分をいじめるのが好きという意味ではありません。自分の価値を信じているがゆえに、自分を律して生きる厳格さがあるということです。
それは、心身を鍛えているかどうかで見極めることができるでしょう。自分の本質を高める時間を取っていない男はダメだと思って良いです。
第2条 使命に生きる
自分を律していても、カッコよく突っ立っているだけの阿呆では意味がありません。そのストイックさの矛先を持っているべきです。
また、その使命が「恋人だけ」になってしまうような男もダメです。社会全体の中での自分の活かし方、命の使い方を考えている人を選びましょう。
恋人中心に生きてくれる男は、一瞬魅力的(というか好都合)に見えるかもしれませんが、それは長くは続きません。第5条「手柄を立てる」につながらないからです。
広い世界の中で使命に生きる人かどうかは、ふとした会話の内容でわかります。使命に生きる人は、自分のこと、恋人(あなた)のこと、家族のこと、仕事のこと、社会のこと、国家のこと、世界のこと、未来のこと、いろいろなサイズの話題がさりげなく出てきます。
使命に生きていない男は、1つの世界の話(主に自分、恋人、会社のどれか)に話題が偏ります。その人が話題にしていることに着目しましょう。
第3条 居場所を作ってあげる
居場所を作る――これは誰に対してか? もちろん、あなたです。
何も大げさなことでなくて構いません。ちょっとどこかに出かけたときに、「こっちおいで」「ここに座りな」みたいに、あなたの居場所を指定してくれるかどうかです。
あるいは、まだお付き合いしていない人から「◯◯さん、俺の隣に来なよ」みたいに言われると、なかなか高得点かと思います。
そして、そういう態度の延長線上に、ふたりの暮らしが想い描けたりするのではないでしょうか。
第1条「ストイックである」、第2条「使命に生きる」の孤高な感じがありながら、あなたといるときには、あなたの居場所に常に気を配ってくれる人は、要チェックです。
第4条 集中する
集中する=没頭する、と言い換えても構いません。一度何か手を付け始めたら、そのことに入り込んでしまう男、他が目に入らなくなる男……場合によってはちょっと子供っぽく見えるかもしれません。
しかし、これこそが男の強みをもっとも発揮できる状態です。優しく見守ってください。そして、この状態の男は必ず何か見落としをします。
そこがチャンスです! 彼の見落としに気づいてあげてください。ベタですが「ネクタイ曲がってるよ」です。
没頭しているときの見落としをフォローしてあげる女性になるのです。彼はあなたの虜になることでしょう(これはプリンセス第4条「気づく」でもあります)。
第5条 手柄を立てる
成果を出す、ということです。残酷なようですが、はっきり申し上げます。成果を出さない男はダメです。
「女性が結婚相手に求める年収」として、最も多いのは500万~600万円のようですね。これは、多いのでしょうか? 少ないのでしょうか? 僕はずいぶん控えめだな、という印象です。
ましてや、その女性の希望金額に否定的な反応を示す男もいるようですが、お話になりません。そんな覇気のない男はナイトと言えません。
あるいは、必ずしも現在の所得自体は高くなくても良いかもしれません。しかし、ある程度の年齢までに年収1000万円を超えるくらいの戦略は持っていないと、未来は暗いと言えるでしょう。
よろしいでしょうか。高い年収の男を求めること自体は悪いことではないのです。
もし問題があるとしたら "プリンセスでないクセに" 高い収入を要求することの方です。プリンセスとして生きるあなたは、「手柄を立てる」男以外を眼中に入れる必要はありません。
第6条 持って帰る
持って帰る……何を? もちろん手柄を、です。
ナイトは立てた手柄を持って帰ります。手柄を立てることには興味がありますが、手柄を自分の懐に入れることに(あまり)興味がありません。
なぜかというと「ストイックである」からです(第1条)。
第7条 形で示す
持ち帰った手柄や、その他の具体的な行動を通して、あなたへの愛を形で示します。想いを形で示さない男はダメです。
最終的には、どれだけ形で示せるかが男の器量だといえるでしょう。極めて現実主義的にお伝えしています。
■ナイトはプリンセスと対の関係
ナイト7箇条をプリンセス7箇条と合わせてご覧ください。
2つの条文が対になっているのがおわかりいただけるでしょうか?
第1条。ナイトは「ストイック」でプリンセスは「エレガント」。この生き方の基本姿勢が土台になります。
第2条、ナイトは「使命に生きる」、プリンセスはみんなの幸せを「願っている」。ナイトの使命とは、つまりプリンセスの願うみんなの幸せな世界の実現です。
第3条、ナイトは「居場所を作ってあげる」、プリンセスはその居場所で「甘える」。
第4条、ナイトは「集中する」、プリンセスは彼のその集中ゆえの見落としに「気づく」。
第5条、ナイトは「手柄を立てる」、プリンセスはそれを「ほめる」。
第6条と第7条、ナイトは手柄を「持って帰る」、そして愛を「形で示す」、プリンセスはそれを「上手に受け取る」、ゆえに「オーダーしない」でいられる。
こうして、ナイトとプリンセスはいつまでもいつまでも幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし。と言いたいのですが……。
■現実世界にナイトは少ない
あなたの周りを見回してみてください。こんな男性、いますか?
「そんな男いないよ!」という女性がほとんどなのではないかと思います(いたら、ぜひ捕まえましょう)。
たぶん、僕の体感では100人中2~3人いれば多い方なのではないでしょうか。つまり、哀しいかな、誰でもナイトと出会えるわけではない、ということになります。
では、ナイトと出会えるのはどんな女性か? それこそがプリンセスです。
あなたがプリンセスとしての自覚に目覚め、プリンセス7箇条に沿って生きるならば、きっと素敵なナイトと出会えます。
僕の妻は、僕から見てとってもプリンセスです。僕が、妻から見てとってもナイト……なのかどうかはあえて聞かないでおこうと思います。