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『東京タラレバ娘』第1話あらすじ - 「告白どころかプロポーズかも」の期待は打ち砕かれ?

『東京タラレバ娘』第1話のあらすじや感想(ネタバレあり)をお届けします。キャストは吉高由里子、榮倉奈々、大島優子など。原作は東村アキコによる大ヒットコミック『東京タラレバ娘』(既刊7巻)。

『東京タラレバ娘』第1話あらすじ - 「告白どころかプロポーズかも」の期待は打ち砕かれ?

■『東京タラレバ娘』第1話のあらすじ(ネタバレあり)

東京オリンピック開催まであと3年。「東京オリンピックを一人でみるのかもしれない」と不安になる売れない脚本家の倫子(吉高由里子)と、その親友であるネイリストの香(榮倉奈々)、居酒屋の看板娘の小雪(大島優子)。

この3人は30歳・独身・彼氏ナシ。“女子会”と称して居酒屋でお酒を飲むことが日々の楽しみになっている。

ある日、倫子はドラマ制作会社のプロデューサー・早坂(鈴木亮平)から食事に誘われる。「大事な話がある」という意味深な言葉を受けて、倫子は香・小雪に集合をかけた。

実は8年前、倫子は早坂に告白されたことがある。当時はダサ男ADだった早坂も、今では立派な男性に成長。香と小雪に「告白どころかプロポーズかも」と言われ、倫子は否定しつつもまんざらでもない。

「ダサ男くんが8年の時を経て、立派な王子様に成長して、もう一度迎えにきてくれたのかも」と舞い上がる倫子だったが……。

その後、早坂の件で落ち込む倫子。香・小雪は倫子を慰めながら何の根拠もないタラレバ話ばかりを繰り広げる。

あまりにタラレバばかり言う倫子たちは、後ろの席で話を聞いていた金髪のイケメン・KEY(坂口健太郎)に突然「タラレバ女」と名づけられてしまう。

■『東京タラレバ娘』第1話の感想

8年前にフッたダサ男くんが、立派な王子様に成長してプロポーズをしてくれる……そう想像したら、女性としてはうれしくないはずがありません。倫子ももちろんそうです。

レストランで倫子の目の前に座る早坂は、以前のダサ男の面影がありません。オーダーひとつまともにできなかったのに、今ではオーダーの仕方もこなれており、お店の人への態度もいい。一緒に食事をする相手として申し分ない男性に成長しました。

ムール貝をとるシーンでは、倫子と早坂の手が触れ合い「あっ……」という瞬間が。よくあるパターンとはいえ、大人になっても気になる男性と手が触れ合うことにはドキドキしてしまうものです。

そしていよいよプロポーズ? キレイな夜景を背景に、早坂さんが緊張した面持ちで話し始めます。一つひとつ、一生懸命に言葉を紡ぎながら。

これから恋が始まる。そして、プロポーズしてくれる。そんな期待と目の前の男性に、思わず笑みを浮かべてしまいそうになります。

さて、ドラマ『東京タラレバ娘』の原作漫画『東京タラレバ娘』は、ドラマ化前から大きく話題になっており、特にアラサー女性からは「ホラー漫画」とまで言われた作品です。

なにがホラーかって、とにかく結婚できない独身アラサー女性の心をどんどんえぐっていくことです。第1話でその役割を果たしたのは、倫子に期待をもたせた早坂と、倫子たちに「タラレバ女」と言い放ったKEYの二人。

結婚願望のあるアラサー女性に、「結婚できるかも」という期待をもたせることは罪です。重罪です。

さらに早坂の恋の相手が「若い娘」となれば、重罪どころの騒ぎではありません。ここでできた傷は確実に根深い。

そして、立派にできた深い傷に、塩をグリグリと塗り込んでくるのがKEY。「タラレバ女」の発言はもとより、「いい年した大人は自分で立ち上がれ。もう女の子じゃないんだから、おたくら」という言葉は、倫子たちがもう誰かに頼れる「弱くてかわいい女子」ではないことを思い知らされてしまいます。

第1話から絶望的な気持ち(!)にさせてくれる本ドラマ。今後、独身女性たちに希望の光を与えてくれるのか……これからの展開に期待です。

■ドラマ『東京タラレバ娘』とは

女子会と称して居酒屋「呑んべえ」でお酒を飲みながら「あのとき、あーだっ“たら”」「もっと、こーして“れば”」とタラレバばかり言う30歳・独身・彼氏ナシの倫子と香と小雪。

「東京オリンピック開催までに結婚したい」と願う彼女たち「タラレバ娘」3人組を中心に、かつて倫子がフッた男・早坂や生意気なイケメンモデルのKEYなどを交えて、恋に仕事に、ひたすら幸せを求め続けるラブコメディ。

第1話 1月18日(水)22時〜放送分

■『東京タラレバ娘』キャスト

吉高由里子
榮倉奈々
大島優子
坂口健太郎
平岡祐太
石川恋
金田明夫
田中圭
鈴木亮平
ほか

『東京タラレバ娘』第2話あらすじ -「俺とヤッてみる?」から男女の関係に

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『東京タラレバ娘』第2話のあらすじや感想(ネタバレあり)をお届けします。キャストは吉高由里子、榮倉奈々、大島優子など。原作は東村アキコによる大ヒットコミック『東京タラレバ娘』(既刊7巻)。

神之 れい

関西在住のフリーライター。1984年11月5日生まれ。ライターとは無関係の短大へ進学、一般企業で5年ほど勤めた後にライターへ転身。女性向けウェブメディアを中心に執筆。もやもやを抱える女性のヒントになるような記事執筆を目標に活...

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