バラの香り漂う家にすると、夫が浮気をきっぱりやめた

バラの香り漂う家にすると、夫が浮気をきっぱりやめた

天然の花の香りを嫌う男の人はいない。バラの香りなんて鉄板だ。だから、夫や彼を取り戻したいと思ったら、ローズウォーターを日常使いしてみては?


「クロかもしれない」
私がそう感じたのは、車の走行メーターが急に増えていたからだ。夫の昭彦は最近“忙しい”が口癖で、休日出勤や出張の回数が増えた。夏休み、来年の中学受験に向けて息子のさるおは勉強漬けの毎日だ。なにかと神経を使うことが多いのに、そんなことにはお構いなく大音量で趣味のジャズを聴く夫が家にいなければ、それはそれでありがたいのだが、それが浮気となれば話は別だ。


「ざけんなよっ!」


私はたたんでいた洗濯物のパンツを、思わず床に叩きつける。仕事と家事の慌ただしい両立の日々に加え、塾弁をつくり保護者会に出て、志望校の下見や模試会場への送迎と、受験生の母は息つく暇もない忙しさだ。前にいつ美容院に行ったかも思い出せない。なのに、夫はゆうゆうと他の女にちょっかいを出しているかもしれないなんて。

「で、由樹子は浮気の証拠をつかんで離婚したいわけ?」


結婚相談所の社長で、大学時代からの親友・友美は、真っ赤に煮えた薬膳鍋のアクをすくいながら、涼しい顔でそう聞いてくる。あまりにも腹が立ったので、ランチに呼び出し話を聞いてもらおうと思ったのだ。

離婚。そう聞かれると答えに詰まる。私はただ腹が立ったのだ。子どもの大事な将来のために家族が一致団結すべきときに、どこか傍観者でお気楽な夫に。毎日神経が張り詰めっぱなしの私にも、せめて一言くらいねぎらいの言葉があってもいいではないか。


「由樹子の気持ちもわかるけどねぇ……。うちの両親もすごく教育熱心だったのね。受験のときなんて父が問題を出し母は丸つけ、いつも私につきっきりで、息が詰まるというか逃げ場がない感じだった。片方の親が能天気くらいが、子どもにとってはちょうど良かったりするんじゃないの?」

「うーん。まあ、それはそうかもしれない」

「ご主人はきっと寂しいのよ。家に居場所がなくなって。男はいくつになっても“かまってちゃん“だから」

「やれやれ、我が家には手のかかる男の子2人ってわけね」

「そうだ、由樹子にいいものあげる」


友美がバッグから取り出したのは、クラシカルなラベルが貼られたガラス瓶だった。


「これね、ローズウォーターっていうの。スプレーボトルに入れてルームスプレーにしたり、ベッドリネンやクッションカバーを洗濯するとき数滴入れてみて。家の中がバラ色の空気に変わるわよ」
ふたを開けて鼻を近づけると、まるでバラの花束に顔を近づけたときのような、自然で芳醇な花の香りがした。


「わぁ〜素敵な香り!」

「シャンプーもせっけんも全部バラの香りにしたら、我が家でも夫の“寄り道グセ”が治ったことがあるのよね(笑)。香水は好みがあるけど、天然の花の香りを嫌いっていう人はまずいないわ。男はナチュラルな香りに、飾らない素直さとか安心感を感じるんだと思うよ」


確かに、髪を振り乱し目を吊り上げた妻が空気をピリつかせている家より、幸せそうなバラの香りがする家のほうに、誰だって帰りたい。
それに、バラの香りが必要なのは、最近すっかり「女」を捨てていた私自身なのかもしれない。

+++ もなみのちょい足しポイント +++

ご紹介したのは「サンタ・マリア・ノヴェッラ」の「ローズウォーター」です。
「サンタ・マリア・ノヴェッラ」は、フィレンツェで17世紀に創業した世界最古の薬局。ドミニコ修道会の教会の中でハーブが育てられ、天然栽培の草花や天然油脂を使い、修道士たちが医薬介護を始めたのが、この薬局の始まりと言われています。
クレオパトラは膝まで埋まるほどのバラを部屋に敷き詰め、ローマの英雄ユリウス・カエサル(シーザー)や、マルクス・アントニウスを魅了したとか。バラの香りは女性性を呼び覚まし、恋愛や夫婦関係改善にも効く香りと言われています。
また、「ローズウォーター」は天然香料なので、シャワー後にバシャバシャつけてその上から他のオーデコロンをつけても、その香りを邪魔しません。ベビーパウダーやボディクリームをつける感覚で、日常使いするのがオススメです。

この記事のライター

ファッションライター。 大手アパレルで16年間、ブランド管理や店頭指導などに携わる。 現在はフラワー装飾とファッション関連の仕事を兼務。 ブログ「ミランダかあちゃんのスタイルレシピ」は、 40代ファッション人気ランキ...

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