年齢は関係ない。いつからでも、誰でも、美女になれる。
「年相応」という言葉もあるけれど、美に関しては年相応で妥協したくないもの。でも、日々増えるしわ、お腹まわりの余分な脂肪にがっかりするも、エステやスポーツをする時間もないし、ダイエットも長続きしない……。これではいけない! とわかっているけれど行動に移せない方へ。
あきらめないでください。はじめからハードルの高いことにチャレンジするのではなく、やれることから少しずつ始めれば、体はその努力に必ず答えてくれます。いつからでも、誰でも、美女になれるんです。一番大切なのは明日ではなく今日、今からアクションを起こすことです。
■自分の「美女度」を確かめてみよう
まず自分の生活を振り返ってみてください。
簡単なテストです。
1.人には言えない些細な悩みをいくつも抱えている
2.対人関係でストレスを感じている
3.夜中に目覚めたり、なかなか寝つけないことがある
4.ついつい食べすぎ、または飲みすぎてしまう
5.生理の前後や排卵日が近くなると情緒が乱れる気がする
6.生理の周期が不規則、また生理痛がある
7.いつもと同じお手入れをしているのにお肌の調子が悪いと感じる
8.抜け毛が気になる
9.寝ても疲れがとれない
この中で3つ以上心当たりのある方は要注意です。
このテスト、美女とどんな関係あるの? と不思議に思うかもしれません。歳を重ねても美しい女性は、容姿が実年齢より若いだけではなく、イキイキと輝いており、気持ちも前向きで人生を謳歌する人たち。体形キープやスキンケアだけしていれば、彼女たちのようになれると思いますか?
悩み事が常にあって、しかめっ面ばかりしていたら、ストレスで暴飲暴食していたら、考えすぎでなかなか質の良い睡眠がとれていなかったら、ホルモンバランスが崩れていたら……キラキラオーラなど出てくるはずがないですよね。
日々の生活でのストレスや悩み、過労などを上手にリセットすることが、美しさを保つ秘訣。
■美女はストレスや疲れを溜めない
ここで多くの項目があてはまった方は、ストレスや悩み事、過労などが日々蓄積され、全身をめぐっている気血の流れが悪くなっている可能性があります。
気血の流れが悪くなると、全身に影響が出てきます。たとえば「脾(ひ)」の働きが悪くなると消化器機能が悪くなり便秘や下痢の症状がでます。
「肝」の働きが悪くなると情緒不安定、生理痛がひどくなったり、頭痛などの症状がでたりします。
「肺」の働きが悪くなると風邪をひきやすくなったり、むくんだりお肌の調子が悪くなったりします。
「腎」の働きが悪くなると特に下半身が冷えたり腰痛、生理痛などの症状が現れたりします。
「心」の働きが悪くなるとストレスをさらに感じやすくなり、不眠や精神不安定になったりします。
また五臓だけではなく六腑にも悪影響をおよぼします。
ストレスや悩み事、過労は若さキープにとって大敵ともいえるのです。しかし、すぐにはストレスの原因を解消できるともかぎりません。
そんなときこそセルフケアで積極的に気血の流れを良くしてあげましょう。
ステップ1
全身の気血の流れを良くし、五臓六腑が元気に働いてくれる環境をつくり、体の中から若返らせます。
とくに気の流れは大切です。病は気から、元気、弱気、気がかり、やる気、根気など気を使う言い回しはたくさんあります。全身に巡る気の流れを改善し、ストレスなどで滞ってしまった気を一気に流しましょう。
使うツボ:
「膻中(だんちゅう)」
「膻中」は全身の気が一番よく集まるツボです。
気が乱れると反応がでます。
取穴法:
胸の中央、正中線上で左右のバストのトップを結ぶラインに取ります。
やり方:
ツボを押さえた状態で深呼吸を4回します。
*ただ押さえるよりも、温ペットボトルを用意し、温熱刺激を活用するのが効果的。このとき、ペットボトルは胸の真ん中の骨(胸骨)に添うように縦に置きます。
*面倒くさがり屋の人でも続けられそうなやり方
ブレイクタイムのたびに温かい飲み物が入ったコップを「膻中」に押し当てる方法があります。これなら飲み物を飲むついでに気軽に続けられそうですね。
ポイント
ツボを触るだけでも痛い! と感じる場合はストレスが体に悪影響を与えている可能性が高いです。
一度に刺激するより、「膻中」のツボ押しを習慣にしてください。慣れてくると最初のような激痛ではなくなります。そうなる頃には全身に気が巡りやすくなり、心も体も楽になります。
ステップ2
女性の魅力を作り出す女性ホルモンのバランスを良くします。
美魔女に欠かせないキーワードである女性ホルモン。この分泌を正常に保つことで、艶やかな髪やお肌、女性らしいシルエットをキープできるのです。
使うツボ:
「三陰交」
3本(肝経、腎経、脾経)の経絡が一堂に会するすごいツボです。
取穴法:
内くるぶしの最も高い部分から指4本分上、骨の際にとります。
やり方:
ツボを押しながら回しもみします。
*温ペットボトルのあるときはペットボトルの底で、ないときは同側の手の親指の腹で行います。
ポイント:
まず足首を触ってみて、冷えていたりむくんでいたりする場合は代謝が悪い証拠です。そして、ツボを押して飛び上がるほど痛い場合は、女性ホルモンの働きが乱れているサインです。これらの場合は優しく無理のない力でツボを押します。
深呼吸をしながら行うとより効果的です。 息を吐くときにツボを押します。
温ペットボトルで温めながらツボ押しするのが効果的ですが、お風呂上りに髪を乾かすついでにドライヤーをあてながらツボ押しするのを習慣にするのもお勧めです。
年齢を超越した美女に近づく第一歩を踏み出してみませんか?
5年後の自分を楽しみにしながら!
2016年5月25日公開
2019年10月20日更新