「仕事と家庭の両立」15年間走ってきた私が見つけたコツ
仕事と家庭の両立なんて無理だ。そう思う女性の方もいるかもしれない。仕事・家事・子育ての3つを完璧にやり遂げよう、なんて思わなくていい。そんなの無理。だから、手抜きしてもいい家事では、適度に力を抜く。まぁ、いっか。そう開き直るゆるやかさも大事だと、貴田加野さんは語ります。
■仕事と家庭の両立は可能か
働く妻に対して、本当の意味で協力してくれている男性って、どれくらいの割合なんだろう? よくそう考える。
私の場合、夫と知り合ったときにはバリバリ働いていたし、結婚してからも子どもが生まれるまではずっと働いていたので、今の仕事を立ち上げるときも、夫は「働く妻」に対して反対はしなかった。
なので、この人はきっと色々と協力してくる人なんだ!と勝手に思い込んでいたけど、反対しないこと=協力的というわけじゃなかったんですよね。
ゴミ出しさえもしない人だったので、子育てをしながら働くのは結構大変だった。夫に数時間子どもの世話をお願いしたら、帰ってきたときには「見ててくれてありがとう」と言う私。
「私一人の子どもじゃないんですけど……」といつも心の中には「???」が浮かんでいた(笑)。
なので、子どもを夫だけに託すこともできず、実家の母に来てもらうこともしばしば。
子どもって、不思議なことに「ここ、絶対にはずせない!」というときに限って熱を出したりするでしょう。
「もう、勘弁して〜!」という感じ(笑)。