騎乗位を上手にやるコツとやり方、テクニックを“基本から応用まで”丁寧に解説
仰向けになった男性の上に女性がまたがる「騎乗位」。女性が主体で動く体位のため、動き方がわからないと難しく感じてしまいますよね。この記事では、初心者にもできる騎乗位のテクニックをはじめ、騎乗位のやり方を徹底解説。積極的に動いて、いつもとは一味違う刺激的なセックスを楽しんでみましょう。
目次
騎乗位の上手なやり方
騎乗位とは、仰向けになった男性の上にまたがって挿入し、女性が主体で動く体位です。女性が自分で動きを調整できるので快感を得やすく「騎乗位ならイケる」という人も多い一方で、「動き方がわからない」「すぐに疲れてしまう」「相手を気持ちよくさせてあげられているのかわからなくて自信がない」と感じる女性もかなり多く、好みが大きく分かれる体位でもあります。
しかし、苦手意識の強い人も、楽に動けて気持ちいい方法を知れば好きになるかもしれません。男性を気持ちよくさせられていないと感じる人も、バリエーションが増えれば自信がつくかもしれません。
この記事では、騎乗位好きな男性の声や騎乗位の大原則、騎乗位のバリエーションを紹介します。読み終わったときには騎乗位を試してみたくなるのではないでしょうか。
男性に人気の騎乗位。好きな理由を聞いてみました
騎乗位が好きな男性は少なくありません。騎乗位のどんなところが好きなの、率直な意見を聞いてみました。
騎乗位で気持ちよくなるための大原則
騎乗位で上手に動くために最も重要なのは、男性にまたがり挿入した状態で安定したポジションを見つけること。これができていないと体の軸がブレて動きが中途半端になり、どちらにとっても気持ちよくない騎乗位になりますし、途中で男性器が抜けてしまうことがあり危険です。男性にまたがって挿入したら、無理のない深さまで挿入して、体重を安定させられるポジションを探してみましょう。
太ももがプルプルしていませんか? どこかにつかまりたくて手の置き場所に迷っていませんか? 安定したポジションにつくには、ある程度深く沈みこむことが必要です。体重を乗せると苦しくないか心配になるかもしれませんが、お腹の上にドーンと乗るわけではないですし、乗っているのは男性の硬い骨盤の上です。体重のほとんどは自分の脚にかかっているため、苦しくさせることはありません。しっかり体を安定できるように思い切って腰を沈めてみましょう。心配なら「苦しくない?」と聞いてみて。
どちらかというと、男性が苦しいと感じるのは女性の体重よりも手の置き場所です。お腹や胸の上に手を乗せてしまうと、快感に夢中になるにつれて手に重心が移り、苦しくなった男性に体位を変えられてしまうことになります。
体を安定させてスムーズに動くためには、手の置き場所だけでなく足の使い方もポイントになります。騎乗位の動き方をいくつか紹介するので、その点にも注意してみてください。
【基本編】初心者にもできる騎乗位のテクニック
騎乗位は大きく分けると、“腰を上下に動かして出し入れする動き”と、“体を前後にスライドさせる動き”の2種類です。どちらも男性の上にまたがって、無理のないところまで体を沈め、安定したポジションをとるところから始めます。
1.上下ピストン
膝と足のつま先をベッドにつけて、体を少し持ち上げて下ろす動きをしてみましょう。足の甲をベッドにつけると、体を上げ下げするだけで太ももがプルプルしてきます。しかし、つま先を立てるようにして体を安定させれば、どこにも手をつかなくても割と楽に上下運動できるはずです。
そのまま前かがみになって両手をベッドにつき、腰を持ち上げては下げるピストン運動をしてみましょう。両腕・両ふとももを軸に胴体を前後しているだけなので、少し動きやすくなりますよね。これが一番楽な騎乗位です。簡単にできるので、騎乗位初心者はこの動きから挑戦してみるといいですね。
同じ動きのまま、男性に抱きつくように覆いかぶさることもできます。騎乗位で下から見られることに抵抗のある人は、この動きだと精神的にも安心して動くことができます。
2.前後スライド
今度は、安定したポジションから、腰をスライドさせながら前後に動かしてみましょう。クリトリスを男性に擦りつけるように骨盤を前後に振るとうまくいきます。
ベッドに足の甲をつけるか、つま先を立ててつけるかによって動き方や感じ方に少し変化があるので、どちらが自分に合うのか試してみるといいでしょう。男性器が途中で抜けやすいと感じる人は、つま先を立てて腰の動きを制御した方が抜けにくくなるはずです。
手を置く場所ですが、上半身をしっかり安定させることができている人は、男性の骨盤や太ももに軽く添えてもいいですし、ふらつく人はつま先を立ててかかとに手を置くと安定しやすいです。もしくは、思い切って後ろに手をついて体を反らせると、体は安定する上に見た目が大胆になり、変化をつけたい人にもおすすめ。
上下ピストンと前後スライドでは、女性の感じ方が全く違うように、男性の好みも分かれます。上下ピストンでは、男性器が出たり入ったりする動きがしっかり感じられるのが特徴です。一方で前後スライドは、出入りする感触よりも、腟の粘膜で揉みほぐされるような感触と、子宮頸部で亀頭部分をコリコリくすぐられる感触が際立つようです。どちらも試してみてお互いの好みを確認してみましょう。
【応用編】騎乗位で彼をもっと喜ばせるテクニック
基本の上下ピストンと前後スライドだけでも、じゅうぶんに気持ちいい騎乗位セックスができるのですが、いくつかのテクニックを覚えるとバリエーションが広がり、ふたりにとって最高に気持ちいい騎乗位を見つけることができます。コツさえつかめばどれも難しくないので、基本の騎乗位をマスターできた人は次の3つの騎乗位にも挑戦してみてください。
1.抱きつき騎乗位
その名の通り、仰向けになった男性に抱きつくように前かがみになり、お尻だけを上下に動かす騎乗位です。肘から手首までと膝から下をベッドにつけて体をしっかり安定させたら、お尻を上に振って下ろす動きを繰り返します。実際にはベッドのスプリングが大きな助けになるので、お尻を振り上げることに徹しなくても大丈夫です。女性の可動域に限度があるので、男性器が抜けてしまう心配もありません。
この騎乗位だと、男性の乳首を舐めたり指先でくすぐったりしながらでも楽に継続できるので、男性を攻めたい気分のときにおすすめの体位です。
2.杭打ち騎乗位
アダルトビデオの影響もあり人気が出たのは、この杭打ち騎乗位です。男性器を杭に見立て、女性のお尻で杭を打つように見えることからこの名前がついたようです。女性が脚を大きく開いてお尻を大きく打ちつけるので、見た目がとても大胆です。エネルギーを消耗する動き方ではありますが、新しいことに挑戦してみたい女性にはぴったりです。
つま先と両手をベッドにつけて(足の裏をべったりつけるよりつま先だけのほうが体のコントロールが効きやすくなります)軽く前かがみになったら、腰を大きく持ち上げて下ろします。脚を大きく開いて腰も大きく動かすのが疲れずに続けるコツ。腰を下ろすタイミングでお尻のお肉を男性の恥骨に叩きつけるようにすると、動きがより派手になります。男性器が抜けないよう、ピストンの上端は裏筋の下あたりでとどめるのがポイントです。
3.先っちょ騎乗位
性感帯が密集している男性器の先っちょだけを狙って動くのが先っちょ騎乗位。2の杭打ち騎乗位の体勢で、亀頭部分だけを小さく出し入れします。脚を思いっきり開いて肘を膝の内側に固定すると、ブレずに小さなピストンを繰り返すことができます。だんだんピストン幅を大きくしていけば自然と杭打ち騎乗位に移行することもできます。下半身の筋力に自信がある人限定ですが、勃起の弱まった男性器が一気にシャキッとすることもある、効果絶大な体位です。
男性が喜ぶ騎乗位とはいえ、杭打ち騎乗位と先っちょ騎乗位は、勢いで男性器が抜けてその上に乗ってしまうと、男性器が折れてしまう可能性があります。基本の騎乗位で長時間続けられない人、体力・筋力に自信のない人はやめておきましょう。
また、どの騎乗位でも共通して言えることですが、下から女性の体を見ることで視覚的な刺激を感じている男性が多いため、体の見せ方に注意してみると、男性の反応がグッと良くなることがあります。恥ずかしいからと背中を丸めているよりは、胸を張った方が胸に張りが出て体のラインもキレイに見えるものです。
騎乗位のコツは、自由に動くこと
騎乗位のコツを最後にもうひとつ付け加えるとしたら、自分の好きなように動くことです。男性の声でもわかるように、多くの男性にとって騎乗位は、女性に気持ちよくしてもらうというよりは、女性が気持ちよくなる姿を見て楽しむことや休憩することが目的になる体位です。
もしも上手に動けなくても、その姿がかわいいので全く問題ありません。そう思えばリラックスして動ける気がしませんか? 自分が気持ちよくなるために、自分の好きなように動いていればそれでいいんです。自信を持って自由に動いてみましょう。
※この記事は2021年10月15日に公開されたものです