あなたらしく輝くメイクアップ・ベースメイク編【松井里加のちょとメイクが好きになる話】
あなたらしく輝くメイクアップ。ベースメイク編。
約20年間ほどメイクアップの仕事に携わって来て私がいつもメイクをする時気を付けていることがあります。
それは、「モデルだけを自然に美しく輝かせる」 を頭に置いてメイクすることです。
モデルとメイクが溶け合ってよりナチュラルになるように、そんなメイクってどうすればよいのでしょう?
それにはベースメイクで全てが決まると言っても過言ではありません。
まるで素肌そのもののようにファンデーションを塗ること。これがとても重要で、ファッション写真などでもモデルが活き活きとして見えるのは何も塗らない素肌のように肌が輝いているからなのです。
photo by Yayoi Arimoto
あなたは素肌の美しさを覆い隠すようなファンデーションの塗り方をしていませんか。
薄紙を重ねるようにベース(UV,コンシーラー含む)ー>ファンデーションー>パウダーとなるべく薄く塗り重ね、見えない耳の下や首筋まで意識して丁寧に仕上げてみましょう。
丁寧に塗ると時間だ経っても大きく崩れるようなことはなく、皮脂膜と交じり合ってより全体が艶やかに輝いてきます。
逆に時間が経っても艶が出ず、部分的にだけ崩れてしまうようならどこか厚塗りになっているかファンデーションの替え時かもしれません。
ベースだけで7割方素肌っぽく清潔な仕上がりになっていたらとてもいい出来映えです。
そんなファンデーションの塗り方をしても一番大事なのはその土台。あなた自身の肌そのものです。素肌を輝かせるには毎日のお手入れから。
毎日のほんの少しの時間、自分の肌と向き合うこと、それが自分を信じる力になっていくはずです。
見える所にばかり手をかけていくのではく、見えない所に手をかけて本物の美しさを磨いていきましょう。
ある人は首のマッサージ、またある人は日々の丁寧なW洗顔、私はと言えば、朝の5分のローションパック。
水分を多く含んだ肌は日焼けしづらく、水面のように光を綺麗に反射しきらきらするのです。しかもファンデーションの伸びもいいです。
さてあなたは何を積み重ねて美しさの下ごしらえをしていきますか。ちょっとした努力、それこそが本物となるでしょう。
さあ、一緒にがんばりましょう!
次回は輝くポイントメイクの方法です。
photo by Yayoi Arimoto