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お盆のお坊さんあるある2020年版

毎年、お盆の時期は、大忙しとなるお坊さん。たくさんのご家庭をまわるわけですから、興味深いエピソードが大豊作。しかも2020年は、例年と比べてもとりわけ面白い……! お盆のお坊さんあるあるです。

お盆のお坊さんあるある2020年版

■手作りマスクをいただく

檀家さんのところへ訪問すると、マスクを手作りして用意してくださっていた。

たくさんのお宅を訪問しないといけないお坊さんを気遣い、気を利かせて作ってくれていたのだそう……。

それにしても、花柄だったり水玉だったりで、ちょっと「法衣(ほうえ)」になじみそうにないのが難点。

■マスクでお経をあげるという苦行

ただでさえお経をあげるのは、かなりの重労働。長時間同じ姿勢で正座して、座ったままにお腹から声を出し続けること自体が苦しいことなのに、そこへマスクをつけることで息苦しくなってしまう。

それでも、やらないわけにはいかないので、気力で乗り切る。

だけど、苦行すぎて意識が遠のくお坊さんもいるとかいないとか……。

■ありがたいペットボトル

いつもは冷たい麦茶などを出してくださるご家庭でも、2020年は、ペットボトルに変更。

持ち帰って好きなタイミングで飲めるから、むしろありがたいことです。

■ハンディファンを持参

若い世代を中心に、持ち歩くのが当たり前になってきている(!?)「ハンディファン」。

マスク着用での暑さ対策に、軽くて静かで利便性抜群。

お盆時期のお坊さんの新定番アイテムになりそう。

■持ち物に変化

2020年は、お盆のお参りで持ち歩きたいものが増えた。

いろいろなタイプの消毒グッズ、フェイスシールドなど。

■リモートお参り

家族の誰かが帰省できなった場合、遠方に住む人がリモートで参加するというパターンが加わった。

離れていても、気持ちは同じ……。

■引火!

アルコールジェルを使ったあとの手でロウソクに火をつけようとしたお坊さん、手に引火してびっくり。

嘘のようなホントの話……。

鈴木一禾

ライター、編集者。相撲とロマコメ、フランス近代音楽が好き。

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