プチプラ大人色で“お腹を隠している感”もゼロ! チュニックコーデのテクニック
日曜日は、ファッションのお悩み解決スタイリスト・すえおかりみこさんが担当。大人女性の着こなしポイントを指南します。今回は、ボディラインをカバーしつつおしゃれ見えも叶えてくれる「チュニック」コーデの方法を伝授。スカートとパンツ、それぞれに合わせるときのポイントをさっそくチェックしてみましょう!
Q:チュニックをおしゃれに着こなせない……!
「老け見え服の代表格」とか「お腹と腰まわりを隠している感がある」など、チュニックにはあまりいいイメージを抱かない方も多いと思います。確かに身体のパーツを隠す目的でお洋服選びをすると、それだけでおしゃれ感が薄れてしまう傾向があるかもしれません。
でも、隠したくないですか……?(笑)。
■落ち着いたニュアンスカラーがスッキリ着こなしやすい
今回私が選んだチュニックは、「earth music & ecology(アースミュージックアンドエコロジー)」のカットソーチュニック。
かなりゆったりとしたシルエットです。肩幅広め、いかり肩な方はかっこよく着こなせる形。裾に向かって少し絞りがあるOラインなので丸みのあるお身体の方は着太り感が出やすく、やや不得意な形ですが、露骨なOラインではないので、多少立体感があるお身体の方なら比較的スッキリと着こなすことができます。
このチュニックを選んだポイントは何といっても色。グレーがかった赤みのブラウン。ベージュが苦手、ブルー系の色が得意という方にぴったりなブラウンです。落ち着いたニュアンスカラーなので、大人っぽくも見せられます。
チュニックというのは、丈は長め、ゆったりとしたラインなものが多く、コーデの中でも占める割合が大きいので、いつも以上に色や柄選びには慎重になったほうが良いアイテム。でも逆を返せば、面積が大きいぶん、色や柄にこだわればチュニックはものすごく映えるのです。
それではおすすめコーデをふたつ、ご紹介していきます!
■ロングフレアスカート×チュニックで今っぽいシルエットを実現
まずは上下色のトーンを合わせたコーデ。
トップスが「グレーがかった赤みのブラウン」と、とても曖昧な色なのでボトムスにもアイボリー系の曖昧な色を合わせ、サンダル、バッグにも赤の入った色を選びました。色は共通項があればあるほど違和感が出ません。全体的にぼやっとした印象がないように濃淡はつけて引き締めました。
ロングフレアスカート×チュニックの組み合わせは全体的にゆったりとしたシルエット。着るだけで今っぽい雰囲気になるので、チュニックのマイナスな部分をフォローしてくれるコーデになると思います。
ただ、チュニックは面積が広いので、のっぺりと殺風景に見えがちです。私は大きめなイヤリングとバングルでメリハリをつけました。
大きめなアクセサリーでアクセントをつけることがチュニックコーデのポイントです。
チュニックコーデのポイント
・色のトーンを合わせる
・大きめアクセサリーでアクセント
■デニムを合わせた定番コーデはアクセサリーでアクセントをプラス
次はカジュアルの定番、デニムを合わせました。
チュニック×スキニーはバランスを取りやすく、比較的、誰でもチャレンジしやすい組み合わせだ。ただ、誰でもチャレンジしやすいだけに、ありきたりな“誰でもやっている感”のあるシンプル普段着になりがちです。
ターゴイズブルーのボリュームアクセサリーを入れてみたり、大きめなハットを合わせたりして、アクセントをプラス。
他に目線が行くようなポイントを作れば、チュニックに焦点があたりません。チュニックが主張しないコーデにすればチュニックのマイナスポイントも薄れるというわけです。
チュニックコーデのポイント
・カラフルなアクセサリーで視線を集める
・大きめハットなどでアクセント
■大人色チュニックはシルエットやアクセサリーで印象操作!
いかがでしょうか。要するにチュニック以外のところに目線が行くようなコーデにすれば、チュニックだけが目立ってしまうコーデを避けられるのです。
チュニックに目線が集まらないコーデ。ぜひ参考にしてみてください。
ファッションお悩み解決人。骨格診断・色彩をもとに同行ショッピングやクローゼットチェックでファッションのお悩みを解決へと導きます。