夏こそ! 自宅でガシガシ“洗える”黒ニットをシック着こなして
隔週木曜日は、ファッションのお悩み解決スタイリスト・すえおかりみこさんが担当。今日は、大人が黒ニットを上手に着こなすための小ワザを伝授します! 黒は苦手……と思っている方にこそトライしていただきたいコーデ術です。
初夏の陽気が続くようになりました。新緑の季節に映える色はたくさんありますが、やっぱり夏も黒は大人のプチプラコーデにとって欠かせません。
甘めコーデもカジュアル感強めのコーデもキリッと引き締めてくれる黒は、大人っぽく仕上げたいときにとても便利な色でもあります。何度も書いていますが……。
冬には冬の黒の良さが、夏には夏のそれがあって、冬の黒はモードな大人っぽさが、夏の黒は肌色とセットなせいか軽さがプラスされ、冬の黒よりもエレガントな雰囲気が出ると私は思います。
■黒の買い足しアイテムはコレ!
今季買い足したのがこちらの黒。
「AZUL BY MOUSSY」の「HALF SLEEVE 2WAY KNIT TOPS(税込3289円)」です。素材はコットンとアクリル。もちろん自宅洗いもできるので汗をたくさんかくようになるこれからの時期にもピッタリです。
夏の黒のトップスといえば、以前ご紹介させていただいたタイトフィットなハイネックの半袖もクラシカルな雰囲気が出て、オフィスコーデから食事会、ご近所コーデなどとても汎用性の高くオススメなのですが、もう一枚買い足すのであればもう少しカジュアル感の強いこんなニットを。黒のTシャツよりはちょっときれいめな大人っぽいカジュアルコーデができあがります。
■アンクル丈ワイドパンツと合わせて
まずはパンツとのコーデです。リネン混のアンクル丈ワイドパンツと合わせました。ハリのあるパンツは重たく見えがちなので、アンクル丈で軽さを出して。配色は黒と白のモノトーン配色でスッキリ涼しげな印象にまとめました。
巻き物を味方につけてコーデをアップグレード
ここ近年は気温のアップダウンが激しい傾向にあるので、少し肌寒い時には首にストールやスカーフを巻くのも◎。カジュアル感が損なわれないようにぐるぐるとラフに巻くのがオススメです。簡単でもあるし、仰々しく見えません。巻き物は「さりげなく」が心地よいオシャレだと思うのです。
巻き物の色でコーデの印象がガラリと変化
明るめトーンでアクティブな雰囲気に
少しトーンが明るいスカーフとも合わせてみました。元気でアクティブなイメージにはなりますが、やはりトーンを抑えたストール合わせのほうが全体的にシックな雰囲気に。
控えめなトーンで落ち着きのある印象に
コーデ写真で巻いているストールはトーンを抑えた色のもの。トーンを抑えた色はコーデを大人っぽく見せてくれるので安心感があります。
特に黒×白など色のコントラストが大きい上下を合わせているときは、トーンを抑えた色のストールを合わせたほうが落ち着いて見えます。
どちらが良いということはなく“好み”と“気分”の問題ですので、参考にしてみてください。
■マキシスカートで“かわいらしさ”をちょこっとプラス
続いてはスカートとのコーデ。少しポップな印象になるドットのマキシスカートを合わせてみました。
「ポップな印象=ちょっとかわいらしさが出る。」
なのでバッグにはシルバーを合わせて辛口に。シルバーは寒色の一種。ひんやりとした雰囲気が出るので、夏の体感温度調整、見た目の涼しさのためにも便利なカラーだと思います。
紫外線対策にラフィアなどの夏素材色のハットも夏のカジュアル黒ニットコーデによく合います。コーデの中でも面積が大きいボトムスにかわいらしさが加わっているので、ハットにも甘さがないメンズライクなアイテムを選んでみてください。
■夏こそ黒を取り入れてみて!
「黒は苦手……」という方こそ、夏は比較的黒を取り入れやすい季節です。夏は、肌を露出するぶん、全身真っ黒にならずにすみます。
“定番中の定番”な色なので、遊び方も自由自在。じつはとても楽しめる色です。汗をかいても気兼ねなく自宅洗いできるプチプラ黒ニットで、夏の黒をぜひお楽しみください!
ファッションお悩み解決人。骨格診断・色彩をもとに同行ショッピングやクローゼットチェックでファッションのお悩みを解決へと導きます。