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【生理用品1週間コーデ】心身と向き合い“ワタシ”をいたわる7日間

生理をタブーとして捉える社会では、“自分に合う生理用品を選ぶ”という発想も生まれづらいもの。でも、何気なく使っている生理用品を見直してみるだけで生理期間をもっと楽に過ごせるかもしれない……。今回は三人の女性に1週間の生理用品コーディネートを聞きました。

【生理用品1週間コーデ】心身と向き合い“ワタシ”をいたわる7日間

■生理と生理用品と、私。それぞれの1週間

今回、お話を伺ったのは、プロサッカー選手の下山田志帆さん、フェムテック起業家の寺尾彩加さん、TENGAグループ広報担当の西野芙美さん。

それぞれ活躍する環境も、生理にまつわる痛みや不快感の度合いも違いますが、体が発する声に素直に耳を傾け、自分に合った生理用品をポジティブに選んでいる点で共通しています。新しい環境のなかでもがく新入社員と、その周囲にいるすべての人に知ってほしい、生理との付き合い方、3つのコーディネートです。

■【下山田志帆さん】“ピーク日”の不快感は生理用パンツ×タンポンで克服

生理との付き合い方、私の場合

「生理との付き合い方」についてコラムを書いてほしい。そう言われて、ちょっぴり困った。だって、未だに付き合い方を模索しているから。

小学校3年生の頃からの17年間、サッカーが中心の人生を送ってきた。ずれ落ちるナプキン、ユニフォームに染みる経血……。激しく動くことが多く、汗をたくさんかく分、生理用品の選択には本当に苦労した。さまざまな経験を通して、今ではタンポンと生理用パンツを併用することで、不快感なく打ち込めるようになったのだけれど。

生理用品以外にも、生理痛も追い打ちをかける。大事な試合の日に生理痛がかぶるときの絶望感は半端ない。今のところは、痛み止めを飲んでやり過ごしているけれど、ピルを飲む選択肢も最近は考えているところ。

自身の性自認が女性ではないので、「生理なんてこなければいいのに」と思ってしまう自分がいることも事実だ。女性らしいデザインばかりの生理用品にも嫌気がさしているし、そもそも生理は自分には必要なのかとすら考えてしまう。

正直、私の「生理との付き合い方」にはネガティブな感情が付きまとっている。それでも、生理は避けては通れないからこそ「生理と向き合わずして付き合う」方法を見つけたい。そんな風に思っている。自分の身体と心の声に耳を傾けながら、自分にあった生理との付き合い方を模索する日々がしばらく続きそうだ。

例えばこんなふう。生理用品1週間コーデ

生理用品 下山田志帆

生理開始直前
生理が始まる日が近づいてきたら、生理用パンツを穿くようにしている。
日程がずれて早くきたときに、下着や洋服を汚すのが嫌なので……。

生理1日目
最初は量が少ないので生理用パンツだけで過ごす。
生理痛でお腹が痛いときは、市販の痛み止めを飲む。

生理2〜3日目
経血が多い&生理痛のピーク。
生理用パンツだけでも大丈夫そうなら生理用パンツだけだけれど、あまりにも量が多い場合はタンポンも着用。

お腹が痛すぎて食欲が無くなってしまうので、フルーツやスープなど食べやすくて栄養になるものを積極的にとるようにしている。

服装は基本的に黒や紺のズボンを穿いている。
(※あまりにも量が多い日の夜は1番大きいサイズのナプキンをして寝ることもある)

生理4〜5日目
経血量が収まってくるので、生理用パンツだけで過ごす。

2〜3日目が経血量が多すぎてお湯に浸かるのを避けていた分、4〜5日目で湯船に浸かってしっかり疲れを取ることが多い。

下山田志帆さん プロフィール

下山田志帆 生理
女子サッカー選手。スフィーダ世田谷FC所属。株式会社Rebolt代表。2019年春に同性のパートナーがいることを公表し「スポーツとLGBTQ」「スポーツとジェンダー」をテーマに発信活動を行っている。(Twitter:@smymd125

DRESS編集部

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