大人女性の片思いエピソード４選 「職場の18歳下の男性と」
なかなかアクティブに動けない今、たまには過去の恋愛をゆっくり振り返ってみませんか？読者のみなさまから素敵な投稿をお寄せいただきました。「忘れられない恋」のエピソードをお送りします。
■エピソード１ 思い出のハンカチ（ひよこさん／会社員）
仕事で板挟みになり上司と意見がぶつかったまま、飛行機で出張へ出発。
フライト中に我慢できずに下を向いて涙ぐんでいたら、隣の見ず知らずのお兄さんがハンカチを渡してくれました。
思わぬ優しさにぽろぽろ泣いてしまい、結局そのまま羽田から渋谷まで一緒に電車を乗り継ぎながら見送りまでしてもらいました。嘘みたいな本当の話です。
恋というには何も始まってない話ですが......。
いただいたハンカチは、思い出と一緒にいまだに大切にとってあります。
■エピソード２ 職場で出会った18歳下の男性（たかさん／パート・アルバイト）
職場で出会った18才年下の男性。
「手、出して」って、仕事中に急に言われて、なんだろう？ と思い、手の甲を上にして差しだしたら、スッとその手をつかみ、自分の手と合わせたんです。えっ？（ドキッ）っとしました。
仕事に必要な手袋のサイズを見るのに、自分の手の大きさと比較したみたいでした。サイズを聞けばいいだけなのに、そのやり方って……。相当、女性の扱いに慣れているなって思いましたが（笑）
それが始まりで、冬の寒い日に手が乾燥しているのを見て、ハンドクリーム売り場まで連れて行ってくれたり、見本のハンドクリームを手の甲に乗せてくれたりもしました。そんなこと、自分でもできるのに。若い子でもアラフォーにこんなに優しくできる子っているんだーと感心してました。
仕事場で２人だけになると、「趣味は？」「好きな芸能人は？」「休みの時何してる？」などと質問されたり、髪型が変わると「どう？」って聞いてきたり、かわいいなって思ってました。とはいえ、彼は18歳も年下なので、それ以上には何も考えてはいけないって自分を抑えていました。
でも……。だんだん、私に彼がじゃれてくるようになって、気がついたら私、年甲斐もなく、ちょっと彼を好きになっていました。
そんなあるとき、「休みの日に出かけませんか？」と、お誘いいただきました。ビックリして、驚きすぎて、“18才年下の男性と何を話せばいいの？”なんて、恐縮しちゃって、気持ちとは裏腹に見た目は落ちつきを払ったフリをして、なんとなくかわしてしまいました。
今考えると、かなり勇気を出して誘ってくれたのに悪かったなって思っています。
それ以来、会えば自然に話はしますが、お誘いはなく仕事でも働く時間帯がすれ違ったりして、ふたりで話すこともなくなり、そのままフェードアウトしてしまいました。
久々に、アラフォーにして、とても淡い恋だったなって、思っています。思い出すとそのピュアさに今でも“キュン”とします。
■エピソード３ パリ行きフライトでの出会い（アクアさん／会社員）
ドイツからパリ経由で日本へ帰るとき、一時間程度のフライトでしたが、隣の席に座ったアメリカ在住のアメリカ人の男性と恋に落ちました。
機内で意気投合し、メールアドレスの交換をしました。彼はパリからアメリカへ。私が日本へ到着してから数時間後、彼からすぐにメールが届きました。そのあと１カ月程度、私たちは毎日メールのやり取りをしました。
それから約１カ月後、彼は成田に来ました。私たちは再会を果たし、楽しい時間を過ごしました。しかし、彼が帰国後に話し合いを重ねた結果、破局しました。はかない恋に終わりました。
■エピソード４ 自動車教習所で……。（だこたんさん／パート・アルバイト）
自動車教習所に通っていた時の話です。
相手は当時の教官32才で彼には学生の彼女がいました。私は18歳で同じ年の片思いの人がいました。教官はひと回り以上も年上で経済力もあり、自分にはできないことを教えてくれ、先生と生徒という立場だったことに私も酔っていたのかもしれません。
短い恋で若気の至りでしたが、今思えばスリリングで楽しかったです！ デートはもっぱら教習車内（笑）やディナー、先生の自宅などで「周囲に怪しまれるから、外で私服のときには僕を“先生”と呼ばないでね。」ともいわれました。
そんな恋が始まり半年ほど過ぎた頃、一度だけスキー場に一泊で行き昼間にデートをしたことがありました。リフトに並んで乗っていると、先生の実家は福島にあり、あと数年、教官として働いたら実家に戻ろうと思っている、一緒に付いてきてくれないか？ と突然いわれました。
「え！ これってプロポーズ？」と十代の私は動揺しました！ その頃には私の就職も決まり、先生に片思いの彼のことを相談もしていて、その彼との恋も発展しかけてたので、先生への気持ちは冷めつつありました。
先生は私以外の教習生に声をかけ、付き合い始めたようで……。教習生に声をかけて付き合い、うまくいけば結婚して両親の面倒をみてもらおうと思っているのかも！ と一気に気持ちが冷めてしまいました。
ちょうど卒検も受かったので、距離を取り逃げきることができました。逆に、そのときに片思いをしていた彼に状況を相談し、助けてもらえたことから付き合い始め、結婚に至りました。その彼が今の夫です！ 出会って四半世紀以上になりますが、ずっと平和で幸せです！
■切ないからこそ忘れられない恋
「今、あの人はどうしてるんだろう？」ふとしたときに思い出す人はいませんか？ 上記のエピソードは実らなかったからこそ、「忘れられない恋」になっているようです。
人生にはたくさんの出会いと別れがありますが、そんな中でも忘れられない人がいるってとても素敵で人生の宝物だと思います。
ときにはみなさんも過去の恋愛をゆっくり振り返ってみませんか？
