恋愛感情抜き! 割り切った関係を楽しむ「セフレの流儀」
恋愛感情は抜きに、割り切った相手と「セックスのためのセックス」だけを楽しみたい。そんな関係性を築くための極意を、AV監督の鈴木リズさんが伝授します。
「私は結婚するまで純潔を守るの!」
「大好きな相手とだけ、愛のあるセックスを楽しみたい」
そのような心の清らかな貴婦人はどうぞ前画面にお戻りいただき、まだ見ぬ王子様のためにセックステクニックの記事をご覧ください。
ここから先は「今すぐさっさとヤラせろおぉぉ!」と、ど変態AV監督であるわたくしのような肉食系……いいえ、猛獣系諸君のみお進みください。
■ 「セフレ」の楽しみ方
昨今、巷では「女性のためのセックス特集」「彼に喜んでもらうためのテクニック講座」なるものをよく目にするようになってきました。
かく言う私も愛するパートナーのため、ひいては自分が輝くために、パートナーに喜んでもらえるテクニック系コラムも多数排出しております。
しかしながら、この殺伐とした現代、愛とは何ぞや……と恋愛砂漠に遭難し、テクニックばかりが強化される頭でっかち女子が続出しているのも事実。
いっそ「愛」は置いておいて、割り切った関係でセックスだけを楽しむ相手を探してみませんか?
そこで今回は、常日頃10人以上のセフレをストックしているわたくしが、愛など混合せずとも楽しめるセックスのあり方をレクチャーしていきたいと思います。
■一発目でマウンティングを完了せよ
ここがセックスフレンドとの濃厚な時間を楽しむうえで最も重要な事項となります。
セフレと楽しく付き合うには、男にとって都合のいい女になるのではなく、「お互い都合よく使い合える関係」にならなければなりません。
そのためには、最初のコンタクトの時点で「今後、貴方とのこれ以上の発展はございません」とはっきりと伝えることが必要です。反応は相手によりますが、こう伝えておくことで自分に優位な形でセフレとのセックスを楽しむことが叶います。
その上で「貴方がヤリたいとき、お声がけいただければ(私の都合次第で)普段恋人とはできないようなまぐわいを経験できるでしょう」と伝えておけば、つまらないセックスは抜きに、ただ「セックスのためのセックス」ができる関係を築く土台が完成します。
■傍若無人こそ醍醐味
上記をクリアしたら、無駄な馴れ合いなど省いて早速情交に移りましょう。セフレに対して人としての気遣いは必要ですが、情は不要です。ぜひ普段はできないあれこれを気兼ねなくお試しください。先方もそれを望んでいるはずです。
レズ、複数、アナル、SMプレイ……。ここでは「相手に嫌われちゃうかも」など1ミクロンも気にする必要はなく、積極的にやりたいことをストレートに伝えればよいのです。日頃、レディコミやエロ動画や友人のまた聞きで妄想を繰り広げていたことが、貴女の身に起こるチャンス! これこそがセフレの醍醐味です。
恋人相手の場合、「誰か呼んで3Pしようよ」など口が裂けても言えませんが、セフレとであれば「あとふたり用意しろ」なんて造作もなく申し付けることができるはずです。割り切った関係のセフレとであれば言ったもん勝ち、冒険したもん勝ちです。
■「セーフティーセックス」「色恋を持ち込まない」は厳守!
ただ、一点だけ注意があります。それは、セーフティーセックスを貫くこと。コンドームを使用することはもちろん、ピルを併用することでセックスのタイミングも掴みやすくなります。私のお友達の中には、生セックスを楽しむために性病の検査証を見せ合うなんて猛者も。もちろん彼女はピル服用のうえで、生セックスに明け暮れています。
貴女を守れるのは貴女だけ。それに、セフレを複数所有すればするほど、迷惑被るのは貴女とそのお相手だけにはとどまらなくなります。ノーガードセックスは、愛のある相手とだけにするのが淑女の嗜みです。
愛のあるセックス……もちろんそれが至高でしょう。しかしそのような特定のパートナーがいない貴女にこそ、セックスを棄権することなく楽しんでいただきたいのです。とはいえ、セックスフレンドを所有することに向かない方たちがいるのも事実。
私は男性とのセックスは気軽に楽しめますが、女性相手だとどうしても気持ちが入り、その後の進展を望んでしまうのをわかっているので、女性相手は本気のセックスのみ! と心に決めています。また、お相手に特定のパートナーがいる場合も遠慮しています。
私がしたいのは日常を忘れられるような楽しいセックスだけであって、色恋沙汰、ましてやそれが原因で刃傷沙汰になるのはまっぴら御免!
セックスが大好き故に、セックスのせいで誰かが不幸になるのは我慢ならないのです。
恋人とのセックスもセフレとのセックスも、貴女の考え方や行動ひとつで人生に彩りをもたらします。
どんな状況であれ、今を目一杯楽しむ心を持っていたいものです。
※ この記事は2020年2月19日に公開されたものです。