「高校時代の憧れの先輩と一夜を共に……」ひと夏の恋エピソード4選
気持ちが開放的になる夏には、恋のチャンスがたくさん転がっています。でも、あれれ? 夏の恋は一瞬で燃え上がり、一瞬で消える花火のよう!? 危険な恋に禁断の恋。そんな「ひと夏の恋」のエピソードを集めました。
■Case1 青春の記憶(Yさん/20代)
大学4年生の夏。東京で就職が決まっていた私は、地元の新潟県に1カ月間、帰省することにしました。約1年ぶりの実家でうれしくなって、インスタに「実家なう! 地元にいる人いますか~?」と書いてアップしたんです。すると……思わぬ相手からメッセージが!
なんと、高校時代ずっと恋い焦がれていた憧れのバスケ部の先輩でした。一度もしゃべったことはなく、インスタも私が勝手にフォローして、先輩も同じ高校だからとりあえずフォローを返してくれていた程度のつながりしかなかったんですけど。
「今、帰ってきてるの?」と来たので「はい、長期帰省中です!」と返すと「じゃあご飯でも」とまさかの展開に! 即返信、次の日の夜、5年ぶりに憧れの先輩と会うことになりました。
そりゃあもう、ドキドキでした。市役所で働く先輩は、高校時代からますますかっこよくなっていて。地元のおいしいお店を教えてくれて、私もいい感じで酔っ払っちゃったんです。それで私、「先輩、ずっと憧れてました!」とお酒の力も借りて、ぶっちゃけちゃって。
そしたら先輩は「陸上部だったよね? 俺も後輩にかわいい子がいるな~ってグラウンド見てた」って言うんです! まさかの……! うれしすぎてそのまま私から「帰りたくない」なんて言ってしまって……ホテルへ。
そこから毎日のように先輩と会いました。1カ月間ずっと会っていましたが、大学の後期授業が始まる前日、先輩に「東京でも頑張ってな」と言われたんです。私も先輩も、お互いの道が交わらないことをわかっていて。期間限定の恋だということも。泣きながらさよならしました。
先輩はその3年後に職場の人と結婚、私も今では東京で2児の母です。
■Case2 ワンクールラブ(Nさん/20代)
猛暑日、女友達と3人で江の島に行きました。全員彼氏がいなかったので、ナンパされるのもいいじゃん! というノリで。気合いを入れた水着姿で3人ビーチに寝そべっていたら、テレビ局で働いているという、いい感じのメンズ3人に声をかけられました。
私、その中のひとりがドタイプだったんです。その場で一緒に飲み、仲良くなって、その日は解散しましたが、私はその人が忘れられず、すぐにLINEをしました。「ご飯行きましょう」って。
軽い感じでOKをもらったのでふたりでご飯に行き、かなりいい感じになりました。それから3回食事をして、体の関係に。でも彼から「付き合おう」とは言われませんでした。「ちょっとチャラいかな~」とは感じたんですが、とにかくドタイプ、そんなの気にならなかったんです。
その後「また6人で飲もうよ!」と言われたので、湘南以来、夏の終わりに6人で集まることに。その日はみんなかなり飲んでいて、私のドタイプの彼もべろべろになっていました。そのとき、ドラマの制作現場で働く彼はこんな話をしていたんです。「ドラマと一緒で女もワンクールだ」と。冗談だと思いました。
でも、出会ってちょうど3カ月目、彼とは連絡がつかなくなりました。最低!
■Case3 運命の出会い(Aさん/30代)
「運命って信じる?」
一言目にそう言ってくる彼と出会ったのは、真夏の納涼船でした。親友とふたり、浴衣でお酒を飲んでいたら、「運命って信じる? 俺信じるタイプなんだよね」と言ってくる年上男性と出会ったんです。「いい年して(笑)」と友達は笑っていたんですが、私、ロマンチックな人が好きなんです。
「うん、信じる信じる!」と笑いながら答えて、LINEを交換、それから数回食事に行って、夏の終わりに付き合うことになりました。
大人の余裕があって、女性の喜ぶことを知っている彼は、私の理想の王子さまでした。「君と出会えたのは運命だと思う」といつも言ってくれる……。私はお姫様の気分でした。
でも、付き合って1カ月くらい経った秋口、彼がシャワーを浴びているとき、スマホのLINEのポップアップに「今日の夕飯は?」と表示されているのを見てしまいました。彼、既婚者だったんです。
その日の夜、彼が帰ったあと、お決まりの「運命って信じる?」というメッセージが入りました。私はすぐに返しました。「信じる。あなたは結婚した後に、私と出会う運命だったんだよ」と。続けて「私の運命の相手はあなたじゃないよ」と。
その後、LINEをブロックして禁断の恋は終わりました。
■Case4 異国で浴びた洗礼(Kさん/20代)
大学院生の頃、フィリピンに留学していた僕は、マッチングアプリで知り合ったフィリピンに住むアジア圏の女性と会うことになりました。待ち合わせ場所には、黒髪ロングのアジアンビューティーな女性が。
会うなり、かなり積極的に僕にアプローチしてきました。その日のうちにホテルに誘われ、そのまま彼女とベッドインしてしまったんです。
次の日の朝……僕は信じがたい光景を目にしました。財布がない……! そして女性も消えていました。やられた! と思いました。さらに帰国後、病気を移されていたことが発覚……。異国で洗礼を浴びた夏でした。
■夏の恋は熱く儚く
開放的な気分になる夏は、恋のチャンスもたくさん! でも、上記にご紹介したエピソードの中には「ひと夏」だからこその危険な恋も含まれています。
とはいえ、振り返ったときに「あんなこともあったな」なんていう淡い思い出を作ることができるのも夏の醍醐味です。
ハメを外しすぎず、でもいつもより開放的に!? 夏の恋を楽しんでくださいね。
恋愛ライター。LINE記事を得意とし、自立した女性へ向けた恋愛記事を多数執筆。