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心の視点を引き上げて“鳥おんな”になろう!【メンタルトレーナー久瑠あさ美】

前回、〝「自分という存在」しか見えていないと、ますます、世の中がストレスだらけに見えてしまう″ということをお伝えしました。他人が見えていない、いわば「視点が低い状態」にいる生き方をしている女性を、私は…

心の視点を引き上げて“鳥おんな”になろう!【メンタルトレーナー久瑠あさ美】

前回、「自分という存在」しか見えていないと、
ますます、世の中がストレスだらけに見えてしまう″
ということをお伝えしました。

他人が見えていない、いわば「視点が低い状態」にいる生き方をしている女性を、
私は“虫おんな”と呼んでいます。

〝虫おんな″の生き方はいわば、常に目先のことばかりにとらわれてしまう受動的な生き方。地面を這い、苦手なものに触れそうになると、すぐ避けてしまったり、つまづいたり、振り回されっぱなしの人生を送ることになります。
思うようにいかないことがあると、“私ってかわいそう”という意識に陥ってしまい、無自覚にも不幸でいることが心地よくなってしまうのです。

たとえば、イケメンに誘われて、
「なんで私なんかが……、ひょっとして騙されてる!?」
なんて猜疑心たっぷりになってしまうなんてことはありませんか?
あるとしたら、それこそ、振り回されてしまう“虫おんな”予備軍です!
かわいい虫であるうちは、まだしも、危害を加える害虫や、
依存しまくりの寄生虫になってしまったら、目も当てられません。

一方で、視点をぐっと引き上げて、自分単位ではなく、家族、友達、他人、
はたまた世界まで、広く視野を持ち、
見渡すことができる能動的に生きる女性
、それが“鳥おんな”です。

“虫おんな”にとっては、ストレスになることでも、
“鳥おんな”にとっては、ただそこにある、受け止めるべき事実です。
“できない”原因ではなく、どんな状況下でも“できる”を探す
チャレンジにあふれて、いつだって、ワクワクしている、
『ドラゴンボール』の孫悟空のような魅力的な人間性です。

ひとつ上の視点から自分を見ることができ、自分をしっかり持っている、自分軸な生き方をしていれば、誘ってくるイケメンが何を思っていたとしても、
せっかくのチャンスだから楽しもう♪と思えるはずです。
これこそ、自らストレスフリーな状態に持って行ける、心の自活力のなせるワザ。

ただ、“虫おんな”がすぐ、心の視点を引き上げたからといって、
“鳥おんな”になれるとは限りません。
スポーツと一緒で、視点を高いまま保つには、やはりそれなりの練習が必要です。
日々、意識して、心の在り方を創り上げていくことが大切です。
最初は、難しく感じるかもしれませんが、慣れてくるに従い、
上手にストレスを解消している自分に気づくでしょう。
心の自活力は、長期的な視野を持って鍛えていくことで養われていきます。

次回は、“虫おんな”“鳥おんな”のさらなる分類についてお話しします。
 

profile
メンタルトレーナー
久瑠あさ美

東京・渋谷の「ff Mental Room」(フォルテッシモメンタルルーム)代表。
精神科・心療内科の心理カウンセラーとしての勤務を経て独立後、プロスポーツ選手のメンタルトレーナーとして積極的に取り組み、各界アーティスト、企業経営者、ビジネスパーソン、個人向けのメンタルトレーニングを行う。実績はのべ18000人を超える。各企業のストレスケア・マネジメント、リーダーシップ研修や講演を行う。幼児教育・親子に向けた次世代育成のエキスパートとして力を注ぐほか、毎月「心を創るマインド塾」「メンタルトレーナー養成塾」を主宰している。メディア出演や著書も多数。「人生が劇的に変わるマインドの法則」、「人生をガラリと変えるメンタルトレーニング オーラのまとい方」などがある。
HPはこちら→ 

DRESS編集部

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