マッチングアプリの出会いってどうなの? 恋愛成就した女性を大調査!
今回は、マッチングアプリの使い方、そしておすすめ出会いテクニックをご紹介します。 浮ついた合コン、魅力的な人がいないお見合い会、友人の紹介にも気疲れ……など社会人が直面する出会いがない現実。そこで、実際にマッチングアプリ「Tinder」と「Pairs」で出会いから結婚にまで発展した、女性ふたりに話を伺いました。
⬛︎「Tinder」で半年後に出会ったアメリカ人
海外転勤の経験がある仁美さん(仮名)は、異性との出会いにTinderを使う現地の外国人と多く出会ったため、帰国してから試しに始めてみたそう。
現在、彼女はマッチングアプリを通じて出会った外国人男性と交際をしています。
――マッチングアプリを使っての出会いに抵抗はありませんでしたか。
周りの外国人はFacebookの延長として、気楽に使っている様子でした。まだ日本でもアプリがメジャーではなかったので、こんな出会い方があるのかと興味だけ。それからしばらくして帰国したんですが、日本人男性とデートをしても物足りないように感じてしまい……そこでTinderを思い出してトライしてみました。
――アプリを使うときのコツを教えてください。
プロフィールで自己紹介文を盛りすぎない人を選ぶことですね。。
女性の目をひこうとして、「オレできる系」に見せている人は、最初からパスです。
箇条書きでシンプルに、落ち着いている文章のテンションかどうかを見ます。今の彼が書いていた肩書きは、「コンサルタントのプロジェクトマネージャー」だけで、きちんと立場があって仕事ができる人という印象を受けました。
あとはメッセージがくるときのタイミングは重要です。
残業をして疲れたなーと思っていたら相手から連絡が入ったり、帰宅途中に返事をしたらお互いチャットに発展したりと、タイミングが合うことは、生活のスタイルが似ていることだから、大切ですよね。言葉のキャッチボールがうまくいくということは、波長が合うというわけですし。
――初めて会うときの外せないポイントなどはなにかありますか?
週末のランチに誘うことです。
相手の私服姿が見られるのと、日中の明るさが手伝ってヘルシーな会話ができるから。夜に会って失敗した例はたくさんあります! レストランやバーで、脚を触られたり、妙に距離を縮められたりと、男性の下心が出てしまうからオススメしません。
――今の彼と出会って付き合いに発展したのはいつ頃ですか。
初めて会ったときに、転勤していた場所がふたりとも、アメリカの州で盛り上がりました。それから、彼がスポーツジムの会員になりたいから通訳してほしいなど、日常生活の頼みごとをされることが多くなって。
残業が多いので平日の夜ではなく、週末に会うことが多かったので、逆に安心できましたね。
少しずつプライベートを共有していき、デートをするようになった仁美さん。
相手の会社が開いたBBQに彼女として招いてもらった際に、「僕のフィアンセなんだ」と紹介されました。それから一年後にゴールイン。当初はマッチングアプリで、本当に信頼できる人と出会えるのだろうかと半信半疑でした。
・レスのテンポで波長を確認
・初めましては必ずランチ!
上記の3つをポイントに、半年間で10人とデートをしたそう。
特に、初めて会うときはランチがベスト。
カフェだと話が尽きた場合に間が持たないけれど、ゆっくり食事をすることで話も盛り上がり終始リラックスできるのだとか。
⬛︎1カ月で「Pairs」からマッチングした年下彼氏
真剣に出会いを求めてPairsに登録した小百合さん(仮名)ですが、1カ月続けて出会えなかったらアプリをすぐ退会する気持ちだったそうです。
――マッチングアプリの出会い方に抵抗はありませんでしたか。
(登録情報は)相手の男性しか見られないけれど、学生時代の同級生や知人に見られたら嫌だなとは思っていました。でも今まで出会ってきた人ではなく、これから出会うであろう男性の中に将来の相手がいるかもしれないと考えたら、始めてみる価値はあるかもと感じて。
――アプリを使うときのコツを教えてください。
「いいね」がつくことやメッセージが入ると、一喜一憂しませんか。そうすると仕事や生活のリズムが崩れて、アプリを開くことが面倒になります。だから、iPadだけにインストールして、帰宅したときだけチェックすることにしました。
そうすると落ち着いてゆっくりと見られるため、自然と集中して選ぶことができます。あと、「今なにしてるの?」といったレスにも、きちんと大人としてやりとりできますよ。
すぐに返事をしないけれど、話題を選んで、言葉づかいもきちんとして、夜に数回メッセージを送りました。いわゆるツンデレで対応することです(笑)。
――初めて会うときの外せないポイントを教えてください。
自分からは何も話さないことですね。
リズミカルな会話というよりも、しっかりと対話をすることが大事かなと思います。相手の顔を見て、「そうなんだ、それで?」と相槌を打って、そこからもっと話を聞き出すようにしていました。
すると、アプリの自己紹介と異なっていた事柄やウソをついていたら、すぐに察知できるようになりますよ。自分が気を使いすぎると、相手の態度における違和感がわからなくなりますから。
――今の彼と出会って付き合いに発展したのはいつ頃ですか。
今の彼のマッチングアプリでのプロフィールには「前職が美容師」とだけあり、とても爽やかでおしゃべり上手でした。好青年でしたけど、私より5歳年下なので相手が恋愛対象として思ってくれたかどうかは疑問でしたが、あえてそこは自分から尋ねないでいたんです。
そしたら数回のデートの後に、「結婚を前提に付き合ってほしい」と言われて交際になりました。
自分からはあえて積極的にいかずに受身の態勢でいながらも、相手の出方を把握して冷静に対応してきました。
それはマッチングアプリだからこそ、客観的に立ち振る舞えたのだと小百合さんは言います。現在は、結婚に向けてお互いの両親を紹介している段階だそうです。
・あえてツンデレのレスで距離をおく
・相手の話だけを聞く
登録する期間を限定して、丁寧に集中して探すことがポイント。だらだらやりとりはNG!
またメッセージのやりとりだけでは、人柄はわかりにくいもの。きちんと会ってデートを通して、たくさん話を聞き出すことで、相手の人となりを理解することが丁寧に恋愛を育むコツのようです。
⬛︎マッチングアプリでの縁は、コミュニケーション方法で決まる
マッチングアプリで本気に出会いたい人は、ぜひ教えてもらったテクニックを参考してみてください。
今回の取材では、結婚までは発展していなくても、理想とする相手に出会えて付き合っているという女性3〜4人からも同じような話を伺うことができました。
もちろん共通の趣味や歩んできたキャリアが似ていたなど、お互いが惹かれあうポイントと相性があることは確かです。ただ取材したふたりの話を通してわかったことは、アプリで出会う前と出会った後におけるコミュニケーションの仕方に、成功するポイントがありました。
上手に取り入れてトライしてくださいね。
取材・Text/鈴木リナ
いろいろな顔を持つ女性たちへ。人の多面性を大切にするウェブメディア「DRESS」公式アカウントです。インタビューや対談を配信。