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女性に知ってほしい「レズ風俗」の話

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「レズ風俗」があるとご存じですか。多くの女性には未知の世界かもしれません。2007年に女性専用レズビアン風俗店「レズっ娘クラブ」をオープンした御坊さんの著書『すべての女性にはレズ風俗が必要なのかもしれない。』から、レズ風俗とは何か、どんな女性が利用しているのかなど、まったく知らない人にとっての“気になる”を紹介します。

女性に知ってほしい「レズ風俗」の話

女性が女性にサービスする風俗店がある。そう聞いてピンとくる人は、今どれくらいいるでしょうか。

たとえば、大阪で10年営業する、女性専用レズビアン風俗店「レズっ娘クラブ」。永田カビさんによるコミックエッセイ『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』(イースト・プレス)で、広く知られるようになったお店です。

それでもまだ、その存在を認知している人は世間には少なく、そういったサービスがあること自体、知らないし考えたこともない人のほうが、圧倒的に多い――。

『すべての女性にはレズ風俗が必要なのかもしれない。』(WAVE出版)の著者で、レズっ娘クラブ代表の御坊さんは本書の冒頭でそう話します。

■セクシャリティは問わない。すべての女性がお客さま

レズ風俗、とは具体的にどんなものなのか、何をするところなのか。知らない人に向けて端的に言うと、店舗に在籍する女性が女性のお客さまと一緒にホテルへ行き、性サービスをする業態のことです。もちろん合法的な行為です。

どちらかというと「エステ」に近いかもしれません。というのも僕らが提供しているのは、心も身体も気持ちよくなってもらうサービスだからです。(『すべての女性にはレズ風俗が必要なのかもしれない。』14ページより引用)

ただし、性的指向(セクシャリティ)が女性のみというお客さまばかりではありません。性の対象が男性のみ、男性・女性問わない、女性のみ、今はわからないetc.、セクシャリティは人によって異なります。

実際、レズ風俗と謳っているレズっ娘クラブも、レズビアン専用ではなく、女性であればどんなセクシャリティのお客さまでも大歓迎! としているといいます。

■パートナーがいてもいなくても、レズ風俗を使っていい

彼や夫など異性のパートナーを持つ女性も、店を利用しているそう。たとえば、パートナーとはセックスレスだけど、自分には欲求がある。

だからといって、不倫はしたくない。男性が女性にサービスする風俗店を使うのは不安。でも、相手が同性の女性だったら、パートナーを裏切ることにはならないのではないか……!?

長い間ふつふつと悩み、誰にも言えずにいて、ネット上で救いを探した結果、レズ風俗にたどり着く女性もいます。

■「気持ちよくなりたい」と思うのは自然なこと

レズ風俗を使う“目的”はなんでもいい、と御坊さんは言います。寂しいから人肌に触れたい、性的に満たされたい、自分のセクシャリティを探すきっかけにしたい……どんな目的でも来てください、と。

そもそも「気持ちよくなりたい」と思うのは悪いことでも、変なことでもなく、食欲や睡眠欲と同様に、自然とわいてくる欲求です。否定する理由はありません。

誰かと肌を合わせることで得られる気持ちよさや癒され感、喜び、幸福感は、体験したことがある人なら知っているでしょうし、体験したことがない人でも、ドラマや小説、映画、漫画などのコンテンツを通じて、興味を持っているかもしれません。

■肌のふれあいを通じた気分転換に使ってほしい

御坊さんはこんな未来を思い描いているそう。

仕事帰りにネイルをチェンジする、ひとりカラオケに行く。それと同じ感覚で、肌のふれあいで気分転換をする女性が増えますように。(『すべての女性にはレズ風俗が必要なのかもしれない。』181ページより引用)

人が生きていく限り、性的な欲求は切り離せないものであり、性やセクシャリティについて、まったく考えずに過ごすのは難しいこと。

性的に気持ちよくなりたい、満たされたい、人の温もりを感じたい……。そんなときに女性が安心安全に使えるレズ風俗が、ポジティブに捉えられ、広まっていく未来はそう遠くないような気がします。

『すべての女性にはレズ風俗が必要なのかもしれない。』書籍情報

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池田 園子

DRESS編集長。楽天、リアルワールドを経てフリー編集者/ライターに。関心のあるテーマは人間の生き方や働き方、性、日本の家族制度など。趣味のひとつはプロレス観戦。DRESSプロレス部 部長補佐を務める。著書に『はたらく人の結...

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