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朝型生活になると、美と健康がついてくる【藤原美智子 連載】

夜型人間だった私も46歳で手掛けた本の執筆がきっかけで朝型に切り替えました。正しい時間に寝ると艶や透明感など、肌ってこんなに変わるんだと驚きました。

朝型生活になると、美と健康がついてくる【藤原美智子 連載】

DRESS読者には、寝る暇も惜しんで仕事をしているという人は多いのではないかしら。私も46歳まで、そんな生活をしていました。夕食も夜の21時を過ぎるのが普通だったし、午前2時より前には寝てはいけないと思っていたほど。そんな私が今では、就寝は21時半前後、起床は5時半(夏は4時半)。夕食は19時前後という真っ当な(!?)生活を送っています。

朝型生活になったきっかけはあります。それは46歳の時に手掛けた本の執筆。“メイクの教科書”のような本だったんですが、文章だけでなく、イラストも描いたり色見本帳を作成したり、アレもコレもと、やることが盛りだくさん! 夜、撮影から帰ってきて、コートを脱ぐ暇も惜しんで毎晩々、朝がた近くまで執筆作業を続けるという生活が2カ月も過ぎた頃。疲れが溜まってきたのか、翌朝、原稿をチェックすると「ダメだ。やり直し!」ということが続くようになってきたの。そして朝、慌ただしく書き直すということを繰り返していた、ある日。「こんな風に二度手間になるんだったら、夜は早く寝ちゃって、朝早く起きて仕事すればいいんだ!」ということに、やっと気づいたの。

でも、二十歳くらいから完全な夜型人間だった私が毎日、朝早く起きられるのだろうか。それに夜は寝る時間を短くすれば仕事する時間はいくらでも伸ばせるけど、朝は時間が限られている。もし書けなかったら、締め切りに間に合わなくなるかもしれない……。でも、今のままだったら間に合わないのは確実。ということは、方法は一つ、やるしかない! ……ということで、私の朝型生活が始まったというわけなんです。具体的に、どんな風にして朝型に切り替えていったかなどは自著、「美しい朝で人生を変える」(幻冬舎)を読んでいただければ嬉しいです!

ともあれ、私が特にこの連載で伝えたいことは、朝型生活は“美と健康の基本のキ”だということ。知っている人は多いと思うけれど、夜の22時から2時は「美のゴールデンタイム」と言われている時間。この間に寝ていると、美肌にとって必要な成長ホルモンの分泌が活発になるからなの。私が朝型に切り替えて最初に感じたのも、この効果。正しい時間に寝ると艶や透明感など、肌ってこんなにも変わるんだと驚いたほど。

もちろん、他にも美&健康効果はたくさん! 早く眠くなるので食べ過ぎ飲み過ぎが防げるようになったし、嫌なことがあっても遅くまで飲んで憂さ晴らしということがなくなった。それに朝の新鮮な空気に浸っていると、細胞の一つ一つまでがフレッシュに蘇るような気がするの。大人になるほどオーラには淀み感が漂ってくるものだけど、それを払拭するには朝の空気は有効かもと、最近では思っています。

こんな風に良いことだらけの朝型生活だけれど、読者の中には「仕事の都合があるから、私には無理」という人は多いかもしれませんね。仕事の都合上、どうしても夜型にせざるを得ないという人もいると思うけれど、そうでもないという人は「できない」と決めつけたり諦めたりする前に、まずは「やる!」と決断してみて。そして時間の使い方を創意工夫すると案外、あっさりできちゃうかもしれませんよ!

藤原 美智子

ラ・ドンナ主宰。雑誌の表紙やビューティーページ、広告撮影のヘアメイク、執筆、化粧品関連のアドバイザー、講演、TV出演等で幅広く活躍している。 近著「美しい朝で人生を変える」(幻冬舎) 他、著書多数。

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