美しく、ふわっと稼いで、貢献する。Salon de LUXEの1DAYセミナーレポート
https://p-dress.jp/articles/4867起業したい――そう夢見たことのある女性は多いと思います。しかし、ライフステージの変化が多い女性にとって、その一歩を踏み出せない現状があるのもまた事実。今回は、女性起業家5人が主宰した「LUXE STYLE 1day セミナー」で自立と起業について伺ってきました。
心安らぐ自分の部屋、リラックスして自分を弛めることができる場所は、現代を生きる私たちにとってとても大切です。空間デザインのプロフェッショナルから、気軽にできる自分の空間づくりについて、アドバイスをいただいてきました。
心安らぐ自分の部屋、リラックスして自分をゆるめることができる場所は、現代を生きる私たちにとって非常に大切です。
今回は、空間デザインのプロフェッショナルからいただいた、気軽にできる自分の空間づくりの方法をご紹介します。
気持ちよくリラックスできる部屋は、最高の贅沢。
今回お話を伺ったのは、「美しく、ふわっと稼いで、貢献する」の記事で登場いただいたSalon DE LUXEのメンバー、七種珠水さん。
「ナナさん」のニックネームで呼ばれる彼女は、大手航空会社の客室乗務員を経て、空間プロデューサーとして起業し、現在は多くの個人や企業オフィスなどの空間デザインを手がけています。
美しく、ふわっと稼いで、貢献する。Salon de LUXEの1DAYセミナーレポート
https://p-dress.jp/articles/4867起業したい――そう夢見たことのある女性は多いと思います。しかし、ライフステージの変化が多い女性にとって、その一歩を踏み出せない現状があるのもまた事実。今回は、女性起業家5人が主宰した「LUXE STYLE 1day セミナー」で自立と起業について伺ってきました。
華やかな印象がある客室乗務員の仕事ですが、実際はとてもハード。毎日数多くのお客様と接し、安全かつ快適なフライトを提供しながら、くたくたに疲れてホテルに帰る日々。
そんな日々から、ナナさんはとにかく体の疲れを癒やすことと、そのために「ほっとできる場所」を追求するようになりました。
そして、プライベートも含め、国内外の様々なホテルで1700泊以上してきた経験や、写真家である父親の影響もあり、「空間を1枚の絵画のように見る」というユニークな視点を持つようになり、空間プロデューサーとして独立。
そしていま、彼女がプロデュースする空間は次々と口コミで広がり、いままでとは違うステージで大活躍しています。
取材当日も、ナナさんがプロデュースする企業のオフィスでのインタビューとなりました。
ナナさんは、部屋に入ったときの第一印象、ソファに座ったときの景色、そして寝室の環境の3つにこだわって自分の空間づくりをするそうです。では、それを踏まえて、心安らぐ空間を作るにはどうしたらいいのでしょうか。
「モノは少ないほうがいいとは思いますが、モノにたくさん囲まれた部屋でも構わないと思います。それよりも、大切なのはバランスなんです」
「バランスとは、色とか、置いてある物の大きさとか、形とか、そういうものがパッと見て不快じゃないか、心地よいかです。あと、光の当たり具合も意外と重要で、私はけっこう気を使いますね」
「あと、置いてあるモノも、やっぱり自分が大好きなモノ、思い入れがあったり、大切に思うモノだといいですよね。自分の大好きなモノに囲まれているというのは、よく言われることですけど、とても大切だと思います」
「会話ができる動線も考えます。わたし、自宅の子供部屋をなくしたんです。そしてリビングを子供部屋としても使っているんですが、そのほうがたくさん話もするようになり、これは良かったですね。ちょっと使い方を変えるだけでも、生活のしやすさはだいぶ変わると思います」
全体のバランスと、感じる印象は?
特別なことではなく、自分がどう感じるか、大好きなものに囲まれているかを気にするだけでも、自分の部屋は素敵空間にできそう。では、他にお手軽にできることには、どんなことがあるのでしょうか。
「私もやったことがありますが、食事のときにキャンドルを灯すとか。本当かどうかはわかりませんが、キャンドルの光は“疲れも食べてくれる”って聞いたことがあるんです。疲れの話は置いておいても、確かに安らぎを感じたり、いい気分にはなりますよね」
「お祝いの品などで、素敵な戴き物をもらうことってありますよね。高価なお皿とか。それも、使えるモノなら使うのがいいと思います」
「私も以前にバカラのグラスをいただいて、大人になってから使おうと思ってとっておいたんですけど、そういえばもうすっかり大人になってる! ってこないだ気づいて(笑) だから、普通に毎日使っています」
「匂いも大事なんですよね。私は五感を刺激することが大事だと思っています。最近は安くてもいいものがたくさんあるから、自分好みの匂いを取り入れるといいんじゃないかな」
素敵な戴き物、押入れの奥に眠ってない?
「とにかく何でも高いものを、ということではないんです。それよりも自分のハートが入るもの、自分が心地よいと感じるものを取り入れるのがいいと思うんです」
「確かにお値段も高くて、職人さんが精魂込めて作るものは、とてもいいです。不思議なくらい、その場の空気を変えてしまいます。上質なもの、高級なものは、実際に仕事でお客様の現場に搬入してみても確かに素晴らしいんです」
「でも、そうでなくても、心がこもったもの、大好きなものに囲まれているだけでも、とてもいい気分になれるじゃないですか。だから、少しずつでも自分のために、いいものを取り入れていってもらえたらと思います」
ナナさんは、女性起業家であると同時に、妻でもあり、子育てをする母でもあります。そして、子育てをしているとどうしても、自分のことは後回しになりがちです。
それでもナナさんは、子どもが寝たあとの30分とか、ちょっとした合間の30分とか、そういう小さな時間を「自分のための時間」として大切にしてきました。その時間の積み重ねで起業の夢も叶えたわけです。
「確かにみんな忙しい。でも、それでも30分くらいの時間なら誰にでもあると思うし、その時間をちゃんと自分の好きなことに使って、少しずつでも自分を大切にしてあげればいいと思うんです」
(左から)秘書の櫻井さん、ナナさん、アーティストのMikaさん。
自分を大切にすること、自分の空間を大切にすること、その延長で、ちゃんと夢も叶える。
次回は、自分の好きを大切にし続け、起業家として活躍するようになった「ナナさん流・好きを妥協しない夢の叶え方」をご紹介します。