「自分らしく」働きながら、求められる人材になるヒント~「自己分析」できていますか?

「自分らしく」働きながら、求められる人材になるヒント~「自己分析」できていますか?

広告代理店、ITベンチャー会社の転職を経て、女性向けメディアアプリ「LOCARI(ロカリ)」セールスマネージャーとして活躍する木村沙友里さん。自分らしい働き方を手に入れ邁進する彼女に、女性が陥りがちなキャリアの悩みを解きほぐすコツや自己分析方法をお聞きしました。


■会社と従業員はWIN-WINでなければいけない

――新卒で広告代理店に入社され、ITベンチャーにて活躍された後、現職を選ばれた理由は?

前職のITベンチャーでも裁量をもって仕事ができとても充実していました。
ただ担当していたサービスは18歳から24歳の若年層がターゲット。当時、私は30歳だったため、自分と同じ年齢層のサービスに携わりたかったのと、メディアの魅力をしっかり伝えたいという気持ちがありました。

自分がやりたいことって、頭の中だけで考えていてもわからなくて、動いてみることで「これが好き」「これができる」という新たな発見があります。私は「自分自身で仕事をしていく」ことを最終ゴールにしているので「自分に何ができるか、どういう人の役に立てるか」を広げたかったんです。

――会社が求めることと、自分がやりたいことが100%あっていたんですね。

そうですね。会社が代理店出身の女性営業を探していて、会社が求めていること、私がやりたいことの需要と供給がマッチしました。

採用のときに「会社のミッションに共感しました」というのは簡単ですが、本心ではないと思っています。

とくに女性は、転職のときに人で選んだり、夢や希望といった情緒的な言葉で選びがちです。ですが、その会社に入ることが、人生においてどう影響するのか、自分事化してメリットがなければいけない。

「なんとなくいまの職場がヤダ」で辞めるのではなく、メリット・デメリットを明確にしておくことがリスク管理にもなります。また、会社側も採用するときに「あなたのキャリアにとって、会社側はこのような役に立てる」と語る方がWin-Winだと思います。

■目の前の仕事だけにとらわれない働き方の追求

――現在の会社(株式会社Wondershake)ではリモートワークもOKだとか。

働き方の多様化という意味では、すごくいい会社だと思います。編集もエンジニアもリモートワークで仕事ができますし、営業は基本的に外に出ているので、オフィスにいない人のほうが多いこともあります。中途採用の社員がほとんどなので、社員が自立しているというのもあります。

――結果を出すことが大前提だとは思いますが、会社では社員が常駐する傾向があります。決裁権を社員に渡しているんですね。

役割とタスクを与え、働き方は自由。出社して非効率になるぐらいなら、落ち着いた空間で仕事した方がいい。そういう働き方が許容されているので感謝しています。

――中途採用は評価を早く期待する分、マネージメントが重要になるかと思います。チームを持つときにはどのように意識されていますか?

私個人のスタンスは、相手の背景をリスペクトすること。それから、得意なことを任せて伸ばすというのが基本的な方針です。人それぞれ苦手なこともありますが、チームなので、できる人がやればいい、と考えています。

若い女性メンバーが増えたときには、これからは「結婚して辞める」という時代でもないですし、自分でキャリアを作っていかないといけないと伝えています。キャリアはいかに自分自身の価値を高めていくかという作業なので、日々の仕事を通して、「自分自身に何ができるのか」を考えることが非常に重要になってきます。

目の前の仕事だけにとらわれるとツラくなってしまうので、「自分の人生のため」と思えば、楽しみながら働くことができます。

■感情の「因数分解」をして「自分らしく」働く

――木村さんは、ご自身のキャラクターを把握して、さらに冷静に自分の強みを分析しているような印象があります。なにかコツなどはあるのでしょうか?

日ごろから意識しているのは「何でこう思ったんだろう?」という感情の因数分解をすることです。「悲しい」とか「楽しい」だけで終わらせず、常に「なぜそう思ったのか」「自分はこういう人間だよね」というように、自分の感情へ疑問を投げかけていくことが大事かなと思います。

――それが「自分らしく」働くために必要なことはなんでしょうね。

そうですね。感情に対して納得性を持つということ。なんとなくで感情に流されていてはいくら時間が経っても成長はできませんから。

――仕事の目標設定や自己成長はどのような視点でされているのでしょうか?

「私じゃないとできないことをやる」のが大きい目標です。クライアントに向けて企画書を作るのにも、過去に成功したパターンに当てはめるのは嫌で、ターゲット設定から時期まで考え抜きます。それを提案するのが好きですし、ポリシーですね。

――目標を行動に移すための工夫はどういうことをされていますか?

PDCAの徹底です。「いい提案をしたけれど、受注につながらなかった」ときに、その理由を自分でも考えますし、相手の方にも足りなかった部分をヒアリングします。それを精査して仮説を立て、次の提案に生かします。

プライベートでもそうで、例えば「服を買いすぎた」なんてことでも、「ストレスが溜まってたのかな?」と原因と事象、結果、それから次の手を考えます。そこを決めたら動くので、悩まないですね。

――悩まないのは、自分の「因数分解」ができているからでしょうね。

悩むのは時間のムダですよね。悩むのではなく考え、整理することで解が生まれてきます。

――多様化するこれからの社会では、どんな人が活躍すると思われますか?

なるべく早く「自分」というものを見つけた方がいいと思います。会社や仕事に対して依存して、そこに甘えられている時代でもありません。「自分は何がしたいの?」と問いかけて、担当する業務はどの会社に行ってもできるレベルまで成長させ、自信につなげていくことです。

それが、たとえ海外に行っても、フリーランスになっても、違う会社に転職しても生き抜いていく術になると思います。

多様化する社会では、ひとつの会社・部署にとどまらず、さまざまなポジションを経験することがある。木村さんが語るにように、「自分を知ること」は、仕事でもプライベートでも女性が社会で生きぬくために必須のスキルといえるだろう。

取材協力/株式会社Wondershake

  https://wondershake.com

Text/Mediajo(取材:ZENKUMI/ライター:ITO)

  http://mesher.jp

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ミーハーと私(ME)彼女(SHE・HER)を掛け合わせた造語で
ミーハーな女子ゴコロ=“女性の情報源”という意味を込めています

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