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【DRESSプロレス部 活動報告】プロレスリングWAVE「BE EXCITING」を観戦して

DRESSプロレス部では7月2日(日)、東京・後楽園で開催された「プロレスリングWAVE」の大会「BE EXCITING」を有志で観戦してきました。

【DRESSプロレス部 活動報告】プロレスリングWAVE「BE  EXCITING」を観戦して

DRESSプロレス部ではプロレス団体「プロレスリングWAVE」7月2日、後楽園ホール大会(BE EXCITING)を有志で観戦してきました。

当日はDRESS編集長でDRESSプロレス部 部長補佐の池田、部員のKさんの2名で会場に伺いました。Kさんはプロレス観戦が初めて、とのこと。

当日は全7試合、いろいろなシングルマッチ(1vs1)やタッグマッチ(2vs2)を観ることができました。

プロレスリングWAVEの特徴のひとつは、二十歳近くの若い女子レスラーから、アラフォー世代のおねえさんレスラーまで、選手層の幅が厚く、キャラも多岐に渡っていること。必ず「この選手、好きだな」と思える選手が見つかるはずです。

そして、感情を激しくぶつけ合う、女子レスラーの熱い戦いを、これでもかというくらい見せてくれること。

そんなプロレスリングWAVEの観戦レポートをお届けします。

■「プロレスは心のデトックスができ、心に栄養を与えてくれる、と気づいた」DRESSプロレス部Kさんの感想

身近な女友達がプロレス好きで、彼女からはプロレスの話を聞いたことがあり、そういった意味ではある意味で身近な存在でしたが、これまでプロレスを見たことが一度もなく、完全に初心者である私。今回初めて、生で観にいきました。

プロレスが後楽園ホールで行われているということはなんとなく知っていましたが、後楽園ホールに入るのも初めてでワクワク。今回は、女子プロレス団体WAVEの「BE EXCITING」を観戦しました。

初めて見るプロレスが女子ので良かったと内心少しホッ。というのも正直なところ、私の中でプロレスは暑苦しくて男臭い闘魂のようなイメージがあり、少しとっつきにくいイメージがあったのです。それが女子では少し緩和されるイメージがありました。

実際に生で見てみて、その面白さに驚きました! まず大きな音に圧倒されます。選手たちが倒れる度にマットに叩き付けられ、大きな音がします。本当に痛そうな音で、その音の大きさにびっくり。

選手入場時の音楽も、それぞれ違ったものを使っていて個性が表れています。その他にもレフリーのカウントやゴングの音など、これぞプロレス! といったものを見聞きでき、テンションが上がります。

衣装の華麗さにも圧倒されました。こちらは女子ならではかも知れませんが、色とりどりの工夫が凝らされた衣装。衣装に、それぞれの選手のキャラクターが表れているのだなぁということが感じ取れました。

選手によってはイメージカラーもあるようで、衣装もその選手の個性を表す面白いツールだと思いました。試合そのものを楽しむだけでなく、聴覚・視覚的にも楽しめる要素があるというのが大きな発見でした。これは、やはり生で見て、選手と同じ空間にいなければ、体感することができなかったなぁと思います。

試合自体は、やはりどうしても「痛そう……」と思うところもあるのですが、それでも本当に痛みと闘いながらも、何度倒されても相手を投げ倒し、跳んで蹴って殴って……と立ち上がり続ける選手たちを前に、どこかで自分も爽快になって心が軽くなる感覚がありました。

自分にできないことをやってくれている選手たちを見ると、自分の心の毒抜きができる気がします。何度倒されてもまた立ち上がり、相手に立ち向かう選手の姿からは、勇気をもらうことができました。

「自分も負けていられない」「まだまだ私も立ち上がってがんばろう」と、選手の姿を見て思わされました。

今回初めてプロレスを観て、プロレスは心のデトックスができ、心に栄養を与えてくれるものなのだと気づました。日常生活で行き詰まったとき、苦しくなったとき、ふと立ち止まって、思い立ったときにプロレスを観にいってスカッとする。そんな生活もありかもしれない、と実感しました。

(DRESSプロレス部 K)

■「自分と同じ女性がハードに戦い、何度でも立ち上がる。その姿に涙」池田の感想

男子プロレスには月2回程度、足を運んでいる私ですが、女子プロレスの大会を観戦するのは今回で2回目。

女子プロレスをあまり見なかった理由はとくになく、某男子プロレス団体をきっかけに、プロレスの世界にはまり、しばらく男子ばかり見ていた、という状況でした。

今回、プロレスリングWAVEの試合を初めて見て、いくつも発見がありました。まず、スタイルが良くて華奢に見える女子レスラーでも、対戦相手を軽々と持ち上げて、思いきり投げ飛ばすこと。

生物学的には自分と同じ性であるにもかかわらず、こんなに力持ちで、たくましいなんてカッコよすぎる(しかもスタイルがいい)……と、戦う姿にときめきました。

女子プロレスは、女子プロレスを見たことのない人、プロレスになじみのない人からは、「どうせ女子の戦いでしょ?」と、戦いの内容を甘く見られたり、なめられたりすることがあると、以前聞いたことがあります。

しかし、それは大きな勘違い。一度、会場で自分の目できちんと見てほしい、と願います。何事も百聞は一見にしかず、というのは本当で、相当ハードな戦いをしているのが、第一試合からすでに感じられるはずです。

会場全体に響き渡る、体を打ち合う音、肉体がぶつかり合う音、マットに叩き付ける・叩き付けられる衝撃、リングの隅の高さ数メートルの高さから大胆に飛ぶ姿……どれも本気と本気のぶつかり合い。

性別で体力や力の大きさは違うとはいえ、男子選手の試合に引けを取らない、ハイクオリティな戦いっぷりを見せてくれます。

最後の試合(メインイベント)で、私は途中から涙が止まらなくなっていました。「どうして(そこまで叩きのめされて、ボロボロになっているのに)そこで立ち上がることができるの?」「どうしてまだ戦い続けられるの?」と、心の中で問いかけながら、泣きました。

体力の限界に近づいているせいか、若干虚ろになっているように見える目の中に、細くそれでも確かな光を宿らせながら、立ち上がり続けるふたりの選手。

彼女たちを前に、「この人たちは超人だ」という尊敬の念と、「身を削りながらすごい戦いを見せてくれている」ことへの感謝の気持ちが入り混じって、それが涙という形で現れたのだと思います。

どちらが勝ってもおかしくない、レベルの高い試合でしたが、勝利を収めたのは山下りな選手。試合後、水波綾選手にこんな言葉を伝えていました。

「……誰よりも一番最初にお礼が言いたい人がいて、それは水波さん! 今日のあなたも最高にカッコよかったです。私が9代目波女になったとき、リング上で水波さんは誰にも聞こえない小さな声で『おめでとう』って言ってくれたの、忘れません。強くてカッコいいだけじゃなくて、アナタのように自分と向き合ってみんなに優しく、そして強く。カッコいい人に私もなりたい……」

尊敬する人に勝つ。そんなドラマがプロレスにはあります。この先、またふたりが戦った場合、結果はどうなるかわかりません。

同じ対戦相手同士であれ、毎回まったく違う試合が展開され、将来に渡ってどんなストーリーが紡がれていくのかわからない。それがプロレスの魅力のひとつです。

自分と同じ女性ががんばっている。強く、凛と、しなやかに、がむしゃらに戦っている。そんな姿をまた見にいきたい、と感じさせてもらった大会でした。

(DRESSプロレス部 部長補佐 池田)

■DRESSプロレス部への入部、お待ちしています!

何度攻撃されても受け身をとって立ち上がり、立ち向かっていく。ボロボロになっているのに、最後勝利する。

そんな選手たちの姿を目にして、私たちプロレスファンはときに涙したり、感動したり、勇気づけられたりと、五感をおおいに動かされます。それこそがプロレスの魅力だと思います。

DRESSプロレス部では、部員さんを募集しています。1〜2ヶ月に1度は何らかのイベントや催しを開催していきます。

とくに今回のような、少人数での観戦ツアーは定期的に行なうので、すこしでもプロレスが気になる方、まずは観にいってみたい方は、DRESSプロレス部に入部をお待ちしています!

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写真提供/DRESSプロレス部Kさん、池田

協力/プロレスリングWAVE
http://pro-w-wave.com/
8月12日には、プロレスリングWAVE 10th anniversary「CARNIVAL WAVE~NEVER ENDING 大田区 STORY~」が、大田区総合体育館にて開催されます。

DRESS編集部

いろいろな顔を持つ女性たちへ。人の多面性を大切にするウェブメディア「DRESS」公式アカウントです。インタビューや対談を配信。

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