これ、紙でできてるの!? 福永紙工の人を感動させるものづくり

これ、紙でできてるの!? 福永紙工の人を感動させるものづくり

福永紙工が織りなす紙のプロダクトは、大きな可能性や未来を感じさせてくれます。「かみの工作所」プロジェクトも立ち上げ、新たな挑戦をし続ける福永紙工のプロダクトに注目です。愛おしさすら感じる素敵な雑貨をセレクトして紹介する連載「愛しい雑貨」3回目では、福永紙工の紙の雑貨を取り上げます。


一目見て惹かれる、良質な愛しい雑貨たち……少しずつ集めたいそれらの雑貨は、あなたの人生にしっかりと寄り添ってくれるはず。

紙はこんなにもカタチを変えて自由になれる。スタイリッシュなデザインに、高い技術と感動をのせて。国内外で高く評価される、福永紙工の紙のアイテムをご紹介します。

■工場だからできる技術とデザインを融合

福永紙工は1963(昭和38年)、東京多摩の立川市で創業しました。

印刷から加工まで、一貫して製造できる紙の町工場として、特色印刷や厚紙印刷、抜き加工や折り加工を得意とし、数多くの実績を積み重ねてきました。

代替わりにより、2006(平成18年)頃になると、その町工場の機能に加えてもデザインの可能性を追求する活動が新たに始まりました。日本を代表するたくさんのクリエイターたちと一緒に、工場の技術を活かしたオリジナル製品を企画・販売するようになったのです。

ドイツ・フランクフルトで開催された国際見本市アンビエンテへ出展するなど、その活動は国内にとどまらず、海外にも日本のものづくりの素晴らしさを表現すべく、展開しています。

■福永紙工が挑戦してきたこと

ご主人の山田明良社長、奥様の山田祥子常務。二代目として家業を継ぎ、夫婦で製造営業・企画広報など役割分担している。

福永紙工は、多くのデザイナーとともに、紙を印刷・加工してできる製品の可能性を追求するプロジェクトを立ち上げました。それが「かみの工作所」です。

工場の製造技術、そして多くのクリエーターたちの斬新な発想を合わせ、製品化に向けて、試行錯誤を繰り返し、これまでにはなかった紙製品を作り上げてきました。デザインとして優れていて、さまざまな印刷技術が贅沢に施されたモノばかりです。

「かみの工作所」以外にも、建築家の寺田尚樹との協働プロジェクトである「テラダモケイ」、アーティストの鈴木康広との恊働プロジェクトである「MABATAKI NOTE」、紙の平面から立体への変化を楽しむ 「組み立てキット」の プロダクトブランド「gu-pa」も同時に進行させています。

■目指すのは、手に取った人を幸せにするものづくり

福永紙工が「かみの工作所」をスタートして10年の今、ここであえて一度立ち止まることを決断しました。

カッコいいものを作っているという傲慢はなかったのか、そして消費するものではなく、手に取って買ってくださる方の心が動くものとは何か……。ひいては人を幸せにするものをじっくり創るための、新しい試みを始めたのです。

それが「ペーパーカードデザインコンペ」です。

著名なデザイナーでなく、たとえば学生でも誰もがエントリーでき、紙製品としては比較的スタンダードなアイテムであるカードがテーマとなっています。2015年に第一回を実施し、今年は第二回にあたります。

カードには人と人のつながりがあり、交わす言葉がある。それを送るという行為を、どう紙で表現するかという新たな挑戦です。すでに250人が、国内外からエントリーしています。

自己満足ではない、真に人を幸せにするものづくりを、これからの10年はもっと追求していきたいと山田常務は語ります。

■紙はデザインに出会って変身する

星空の封筒「Photo by Ryoukan Abe」(税込966円)

小さな封筒の中には満点の星空が見える。

封筒の中を覗くと、満点の星空が広がっています。ただ、手紙を送るだけではない、大切な人に小さな星を封筒に詰めて、プレゼントできる一品です。

「空気の器」各種 (税込540~702円)

「空気の器」は、空気を包み込むように、かたちを自由に変えられる紙の器です。広げ方によってさまざまな変化が楽しめます。小物を入れるトレイやオブジェ、包み紙として、どのようにでも自在に。

添景セットシリーズ第68弾、ひまわり編(税込1620円)

添景セットシリーズ第74弾、イルカショー編(税込1620円)

「テラダモケイ」は1/100建築模型用添景セット。模型を作り、織りなす模型たちの世界を想像する楽しさを堪能できます。

TOP TO TAIL パンダ(税込1728円)

「gu-pa」は、紙の平面から立体への変化を楽しめる「組み立てキット」のプロダクトブランドです。

トップトゥテールは動物の頭からしっぽまでのフォルムを紙でリアルに追求したペーパーモデルキット。素材は動物の肌や毛並み近い質感の紙を使用しています。

■進化するものづくりの未来

見れば見るほど、日本の印刷技術とデザインが融合すると、こんなにも可能性が広がるのかと驚くばかりです。

紙を通じて人の幸せを願うものづくりの進化に、これからも目が離せません。

福永紙工株式会社

東京都立川市錦町6-10-4

「印刷加工」について  担当:山田明良、京野真也 TEL 042-523-1515
「卸、取材」について  担当:山田祥子、金谷拓郎 TEL 042-526-9215

FAX 042-527-4632

この記事のライター

(株)FILAGE代表。ライター&ブックコーディネーター。女性のキャリア・ライフスタイル・書評を中心とした執筆と商品企画を行う。女性向けWeb媒体、児童向け物語アプリを中心に執筆中。銀行員、図書館司書、一般企業にて総務・流通...

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