室内に植物を置いて、風水の恩恵を受けよう
室内に植物を置いて運気を上げるシンプルなやり方を、風水コンサルタント・田中道明さんに教えて頂きました。寝室ではなく、玄関やベランダに植物を置くべき理由がわかります。植物を室内に配置して、うるおいを加えて運気をあげましょう。
風水の詳しい本を読むと、特定の方位に花や木を飾ることで恩恵を受けるという話がよく書かれています。風水とひとことに言っても、実際には数多くの法則が含まれます。
よく知られている八卦(はっけ)のように8方位の属性を示すシンプルな法則もあれば、家の向き、建った時期、住人の生年月日を反映するものまでさまざまあり、正しく実行することで人生が変わるようなインパクトを与えるものもあります。
家の設計段階から風水師のアドバイスを反映させた風水御殿に住んでいる人もいれば、独学で何冊も風水の本を読破して実践する人もいます。しかし、それは私たち多くの現代人にとって現実的ではないかもしれません。今日はそんな知識がなくてもしっかりと幸運に恵まれる植物の飾り方についてお話しします。
■植物に元気があることが最低条件
家の中に元気のいい花や木があると、空間のエネルギーが高まります。風水に関する知識がなくても、植物を元気な状態で育てることを考えてください。植物が「陽の気」を放ち家の中に広がることをイメージしてください。これが基本です。
方位は二の次でいいです。元気な植物は「陽の気」を放つので、家の中がパワーアップします。植物は自然界の5つの要素「水、木、火、土、金」の中の「木」であり、唯一5要素の中で生命を持つ存在です。
元気な植物は私たちに生命の力をもたらします。その生命力が仕事の生産活動を後押し、健康・美容的にもプラスなのは言うまでもありません。
「南東に植物を飾ると金運が上がる」と前回の私の記事を読み、家の中で南東を探したとします。しかしそこが狭くて暗い廊下で、鉢植えを置いたら通れなくなってしまうような場所だったとしたらどうでしょう。生活動線は妨げられ、気の流れも滞る、なによりもそんな場所では植物がかわいそうです。
明るく広々とした場所に飾れば植物はいきいきします。その放たれる「陽の気」を私たちが共有するのです。たまたま方位まで一致したらボーナスだと考えるくらいでOKです。方位の話に振り回されておかしな場所にたとえ植物を飾ったとしても、それが幸運をもたらす可能性は極めて低いのです。
■植物を飾るなら「玄関・ベランダ」がおすすめ
玄関ホールが明るく広々としていて、植物を飾るスペースがあるなら、そこに飾ってください。家を出入りするたびに、家中に「陽の気」がいきわたります。
ベランダにスペースがあるならベランダに飾ってください。ベランダに植物があると外と家の間の気の出入りがゆるやかになります。そしてベランダで生まれた「陽の気」は窓を通して家の中に広がります。日当たりの良いベランダならなおさら良いです。
リビングやダイニングが明るく広ければそこに飾ってください。スペースがないなら窓辺やテーブルの上に飾ればOKです。
■避けた方がいい配置場所
寝室またはワンルームの場合、ベッドサイドはNGです。
理由は寝ている時に、植物と人間が酸素を競合するからです。光合成により日中は二酸化炭素を吸い、酸素を出す植物が、夜は酸素を吸い二酸化炭素を出します。
寝ている人間と酸素を奪い合うので私たちの生命を脅かす存在となります。
トイレや浴室に植物を飾るのが良いという説もありますが、飾らない方が無難です。
光の届かない狭い場所で、排泄物の気を吸ったかわいそうな植物が、私たちに幸運をもたらすというのは考えにくいことです。
■植物を元気な状態を保つ方法
植物はいつも、青々と元気な状態を保つように心がけてください。
できることなら毎日状態をみて枯れそうな葉や花は切り取って捨てましょう。枯葉や花びらは「死の気」を作るので、見つけたら早く取りましょう。家の中に「死の気」があると、この影響を受けて、私たちの生命力も下がります。健康・美容的に非常にネガティブです。
葉が多すぎたり、木が高くなりすぎても影が多くなり、「陰の気」が優勢となるのでメンテナンスが必要です。植物のサイズは家や部屋の大きさとのバランスを重視してください。
また、雑草は小さな悩みの原因になるので取り除くようにしましょう。
■リース、スワッグ、ブリザーブドフラワーは「陰の気」を放つ
美しいものが多く、愛好家が多いことは知っていますが、風水の視点から見るとやめた方がいいです。
かつてあった命が終わり、死んだ状態の植物は強烈な「陰の気」を放ち、私たちの人生に困難をもたらします。残念ながら前向きな生命活動、生産活動は妨げられます。
このようなことに気を付けて植物との暮らしを楽しんでみてください。慣れてくればうまくコーディネートできるようになります。
それにより次の人生のステップが見えてくるはずです。