「ブラック心理術」で望み通りに人を動かすには？理論を解説した本が登場

DRESS世代の大人女性に役立つ新刊やロングセラー本をご紹介します。今回ピックアップするのは『思いのままに人を操るブラック心理術』。

■『思いのままに人を操るブラック心理術』内容

「ブラック心理学」の第一人者：内藤誼人氏の最新刊。悩めるビジネスパーソンに送る、今本当に必要なブラック心理術です。

“ブラック”と言っても、決して人を陥れたり欺いたりする作戦ではありません。だまさず、気づかせず、望み通りに人を動かす技術です。

相手の心を上手く読み取って、ほんのちょっとした“コツ”で歩み寄れば、お互いが幸せな気持ちのまま物事がスムーズに動きます。仕事も人間関係もきっと面白いほどうまく行きます！

■こんな女性に読んでほしい

人間関係がうまくいかない人、仕事にやる気を感じない人、友人や家族や恋人とうまくいかないと感じている人、恋人がほしい人、自分を好きになれない人は、ぜひ今日からこの“魔法の心理術”を実践してみてください。

■著者からのメッセージ

世の中には非常に多くの学問が存在します。それはそれで知的好奇心を刺激するものではありますが、私たちの人生にはあまり関わってきません。

ところが心理学という学問は、他ならぬ自分自身の魅力を高めたり、他ならぬ自分自身の人付き合いを楽しいものにし、他ならぬ自分自身の仕事や家庭を円満なものにするのにとても役に立ちます。

本書で取り上げる理論、法則、ルール、テクニックはすべて、科学的な実験や調査によって調査されたものばかりなので、読んで実践してくださった方の人生のお役に立てると信じています。

■『思いのままに人を操るブラック心理術』目次

まえがき

基礎編
１章　人を暗示にかけ、思い通りに動かす心理術

　　　暗示をかけるのは、以外にやさしいという事実
　　　同じセリフを３回くり返すというベタなテクニックが効く
　　　暗示は、相手が浮かれているときを狙う
　　　何気ない言葉で誘導し、気づかれずに人を動かす
　　　どうにでもとれる表現をすることで選択肢を広げる
　　　「言葉ではなく、背中で語る」とう暗黙のコミュニケーション
　　　まずは相手に信用してもらうことが先決
　　　ほんの微かな香りを漂わせることで、印象は変わる
　　　世間話は、親密なコミュニケーションへの入り口
　　　相手の身体に触れることは、相手の心に触れるのと同じ意味を持つ

２章　望み通りの自分を手に入れる心理術
　　　できないことでも公言して、自分に暗示をかける
　　　自分に都合のいいデータを集めて、思考を強化する
　　　友人や恋人にも手伝ってもらうと、イメージは強化される
　　　よくできた自分には、たっぷりのご褒美を与える
　　　「どうにでもなれ効果」で完璧主義のリスクを軽減
　　　ハイレベルなものを身につけることで、自分自身のレベルを上げる
　　　気持ちが挫けそうになったら、両手を高らかに１分間あげる
　　　手を強く握りしめるだけで、心理状態は変わる
　　　何かを放り出したくなったら、腕組みをすると我慢強くなれる

３章　人間関係が面白いほどうまくいく心理術
　　　「いい人」がつまらないのは、サプライズがないから
　　　怒りっぽい人を、色でコントロールする
　　　「作り笑いはわざとらしいからマイナス」の嘘
　　　こちらの笑顔につられて、相手も楽しくなるミラー効果
　　　内面はどうでもいいから、まず見た目をよくする
　　　名前を覚えるということは、相手を認めるということ
　　　口癖のように相手をほめる習慣をつける
　　　「見せたい自分」だけみせる
　　　「甘いもの」は、相手の心理を変える薬
　　　飲み物は、「アイス」より「ホット」が有効
　　　関係を深めたかったら、とりあえず何かを贈っておく
　　　おごるときは、「自腹を切る」が鉄則

応用編
４章　いらないモノさえ、買わせてしまう心理術
　　　わざと手間をかけさせて、のめりこませる
　　　こっそりと商品を変えても客は気づかない
　　　「恐怖」は、セールスの最強の武器
　　　タテは「イエス」、ヨコは「ノー」を導く
　　　コンビニや書店に、買い物かごが置かれるようになった秘密
　　　衝動買いを誘う、女性店員のセクシーなコスチューム
　　　「赤」は、欲望をかきたてる色
　　　匂いは、無意識のうちに客のイメージを操る
　　　店に流れるBGMにも隠された意図がある
　　　「いいものは高い」を利用して、あえて価格を高く設定する

５章　職場の人間関係をソツなくこなす心理術
　　　「１回叱ったら、４回ホメる」のバランス
　　　上手に周りの雰囲気に流されるという高等戦術
　　　噂話は無視せず、有効活用する
　　　職場の仲間意識を高めるための裏ワザ
　　”イエスマン”に徹するという究極のテクニック
　　　上司と同じ趣味を持てば、コミュニケーションは確実に深化する
　　　ウソでも、「お前には期待してるんだからな」と言い続ける
　　　普段から、「ありがとう」という言葉を連発する
　　　無関係な人にも、どんどん挨拶する
　　　手柄を他の人に譲ってやることで、評価を上げる

６章　恋愛のイニシアチブを引き寄せる心理術
　　　「告白」は、ロマンチックな曲を聞かせながら
　　　定番の「花束」の効果は、実験で実証されている
　　　「赤」は、恋愛を引き寄せる効果がある
　　　草食系の一般化は、「男らしさ」の有効性を高める
　　　「逞しい身体」は、努力でマイナスをカバーする切り札
　　　嫉妬を恋愛のスパイスとして活用する
　　　「落としやすい」女の子の見分け方は、本当にあるのか
　　　相手の「好みのタイプ」など聞かなくてよい
　　　「障害」は、カタルシスを生む恋愛のハードル
　　　「ケンカ」は危機ではなく、絆を深めるチャンス

あとがき
参考文献

『思いのままに人を操るブラック心理術』

■著者　内藤誼人（ないとうよしひと）さんプロフィール

心理学者。立正大学客員教授。アンギルド代表。
慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。
欧米流の社会心理学と臨床心理学をもとにした、ビジネス心理学の第一人者。
人材育成や販売促進などのコンサルティングも行っている。
ブラック心理術ブームの先駆けである『「人たらし」のブラック心理術』（大和書房）はベストセラー。『なぜ、マツコ・デラックスは言いたい放題でも人に好かれるのか？』（廣済堂出版）、『自分の中から「めんどくさい」心に出ていってもらう本』（青春出版）、『第二印象で取り戻せ「挽回」の心理学』（毎日新聞出版）など著書多数。