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ハイヒールを履くとどんな女性もシンデレラになれる

ハイヒール、最近履いていますか? しばらく履いていない、という方は特別な日に投入してみてください。ハイヒールこそ、女性の自信を取り戻してくれる魔法のアイテムです。ハイヒールの魅力を『すてきな靴が一歩ふみ出す自信をくれる』著者、横田真由子さんが解説します。

ハイヒールを履くとどんな女性もシンデレラになれる

いちばん最近、ハイヒールを履いたのはいつですか? ヒールの高い靴は歩きにくいため、日常生活で常に履いている人は少ないかもしれません。

でも、いつもスニーカーやフラットシューズばかり履いていると、ハイヒールを履くための筋肉はあっという間に衰えてしまいます。

毎日ヒールを履く必要はないのですが、かといってまったく履かないと、女性として何か物足りなさを感じることがあります。

ハイヒールは、履く人に自信を持たせ、一段上の女性に見せてくれるアイテム。自分の女性らしさを認め、楽しみながら生きていくという心意気。ハイヒールは、それを思い出させてくれる魔法のアイテムです。

■日常にハイヒールを投入してハレの日を作る

けれど、毎日ハイヒールで暮らしている人なんかいません。芸術品のように美しいハイヒールでレッドカーペットに現れるスターたちも、プライベートではフラットシューズやスニーカー姿です。

彼女たちも、試写会やパーティーなど、人に見られる場ではハイヒールを履き、行き帰りではバレエシューズなどに履き替えています。

ハイヒールはやはりスニーカーなどに比べれば、歩行に適した形ではありませんから、そうやって場面を絞って投入するアイテムなのです。

普段はフラットシューズを履いて走り回っていても、ここぞというときには優雅にハイヒールを履きこなせる。それが大人の女性の上手なメリハリです。

ふだんはヒールを履く機会のない人でも、今度のお食事は入ってみたかった憧れのお店を予約して、お気に入りのお洋服にハイヒールでドレスアップして出かけてみませんか?

お友達やパートナーと一緒に、素敵なバーへ行ってみるのも楽しいですね。お子さまの発表会にはいつもよりおしゃれしてヒールで出かけてみてもいいですし、いつもと違うあなたを見せる機会は、あらゆるところで見つかります。

ちょうどこの時期、人と集まることが多くなります。パーティーや食事会などの機会をつかまえて、いつもより1センチだけ高いヒールを履いてみましょう。ヒールのぶんだけ背伸びをしたら、少し遠くが見えるようになるはずです。

いつもより引き締まった気分で、特別な時間を楽しめば、どんな女性もシンデレラになれます。「おっ、いつもと少し違うな」と相手も思うはず。少しだけ姿勢がよくなったあなたなら、その場の中心になれるでしょう。

そうやって、日常の中でも「ハレの日」をつくることで、忘れていた女性としての自信を思い出し、自分をもっともっと好きになれます。

■ハイヒールを履いていると、いつもより大切にされる


「最近疲れ気味で、ハイヒールなんか履けません」「子どもの送り迎えや、公園ばかりだから、ハイヒールなんて履く機会がありません」「仕事で長距離を歩くからヒールは履けません」……様々な状況があると思います。

けれど、そんな方にこそ試してほしいのがすてきなハイヒールの効果なのです。それは「相手を頼りにしたくなること」。

たとえば、クリスチャン・ルブタンのような、靴に合わせた動きが求められるハイヒールを履いているときは、王子さまの同伴が必要です。ハイヒールは、きちんとエスコートしてもらって履くための靴。この靴を履いてデートに出かけたら、ガンガン歩くことは不可能です。

でも、だからこそ、ハイヒールを履いている女性は、大切にしてもらえます。ホテルでは「荷物をお持ちしましょうか?」と言ってもらえます。素敵なお店に入ろうか迷っているときも、「こちらへどうぞ」と招き入れてもらえます。

でもここで、「いえ、大丈夫です」と断ってしまったらどうでしょう。ボーイさんのチップをもらうチャンスをなくし、相手の好意を無下にしてしまいます。一方で大切にされる女性は、相手の気持ちを素直に「ありがとう」とニッコリ笑って受け取ることができるのです。

がんばる女性は、ひとりでなんとかしようと夢中になり、周囲の助けの手を見逃しがちです。ハイヒールは、相手に助けてもらう隙を作り、お礼の気持ちを渡す理由を作ってくれます。

ハイヒールを履いて、すこし忘れかけていた大切なことを思い出してみませんか。すると、今まで拾ってもらえなかったものを、きちんと誰かに拾ってもらえるはずです。

Text/横田 真由子(よこた まゆこ)
GUCCI JAPAN(現 株式会社ケリングジャパン)販売スタッフとして有名人やVIP客の担当となり、3年で店長に昇格。顧客獲得数NO.1となる。VIP客の物選びに女性としての優雅な生き方を学び、独自の「大人エレガンス」を実践。2004年研修講師として独立。「行動力が人生を変える」との思いから、英語の「do」と同義のイタリア語「fare」を 屋号に、「オフィスファーレ」設立。キャリアカウンセラーとして女性のキャリア支援を行い満足度、リピート率は97%。著書に『すてきな靴が一歩ふみ出す自信をくれる』、『本当に必要なものはすべて「小さなバッグ」が教えてくれる』(クロスメディア・パブリッシング)がある。
本体価格:1380円+税 ISBN:978-4295400363
発行:株式会社クロスメディア・パブリッシング



DRESS編集部

いろいろな顔を持つ女性たちへ。人の多面性を大切にするウェブメディア「DRESS」公式アカウントです。インタビューや対談を配信。

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