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夏から秋への季節の変わり目は、体を温めて態勢作りを【藤原美智子 連載】

季節の変わり目で不調を感じている方も少なくないのでは。藤原美智子さんがおすすめするのは、体を温めること。

夏から秋への季節の変わり目は、体を温めて態勢作りを【藤原美智子 連載】

急に、吹く風の涼しさに秋を感じるようになりましたね。こんな時期は夏の疲れが出始める頃。夏の間、冷たいものを食べたり飲んでいたりした食生活を切り替える必要があります。

私が意識しているのは体を温めること。
とはいっても、この時期だからというわけではなく、普段からしていることなのですが……。

まずは朝一番に飲む白湯。お湯を沸かして沸騰したら蓋を取って、弱火で10分ぐらい沸かし続けたものをチビチビとすするようにして飲んでいます。まろやかな甘みが美味しくて、今では飲み物のなかで一番ホッとするし好きかもしれません。

アーユルヴェーダーでは白湯を飲みすぎると体が消耗してしまうと言われていますので、1日コップ5杯までにして飲みすぎないようにしています。

白湯の効果は胃腸を温めてくれたり代謝がよくなったりするので、手足が冷えるという人には、特におすすめ。

体をより温めたいときは、白湯にジンジャーパウダーを一振りしたものを飲んでいます。また私は夜だけでなく、朝もお風呂にも入るのを習慣にして体を温めています。さらに我が家のお風呂は炭酸風呂になる機器を取り付けているので、普通に入浴するよりもさらに体が温まる効果が。何しろ、炭酸風呂には血流をよくして代謝を上げる効果がありますので。

もちろん機器がなくても炭酸泉の温泉やスーパー銭湯を利用するのもいいですし、自宅のお風呂に市販の炭酸風呂入浴剤を入れたり、自分で作ったりということも。



作る場合、用意するのは食品に使えるグレードの重曹とクエン酸。これらをお風呂に入れて、炭酸ガスを発砲させる方法です。二つの割合はクエン酸1:重曹1.3ぐらい、少しだけ重曹を多めにします。

38℃ぐらいのぬるま湯に、まずはクエン酸をお風呂に入れて溶かしてから、重曹を入れるとシュワシュワしてきますので、すぐに入ります。体が芯から温まるだけでなく美肌効果もある炭酸風呂、お勧めです。

そして、もう一つ。私は夏の間、寝るときに扇風機を体に直接当たらないようにしてはいたのですが、それでも足首だけは冷えるので「困ったなー」と思案していると、靴下屋さんで懐かしい(!)レッグウォーマーを発見。「これは良いかも!」と、ピンときて夜寝るときに履いたら、なんと足だけでなく体全体がポカポカに。

足首が冷えるということは下半身のむくみにも繋がるので、冷やしたくない部位。今時、外でレッグウォーマーは履けませんが、寝る時や部屋にいるとき、または会社で椅子に座っているときなど、意識的に愛用していると足のむくみも軽減できるかもしれませんね。

このように特別なことはしていませんが、"チリも積もれば山ともなるし、谷底ともなる(!?)"ので、チリが積もらないように意識しています。特に今の時期は気候の変化についていけるような体の態勢作りを意識したいですね。

藤原 美智子

ラ・ドンナ主宰。雑誌の表紙やビューティーページ、広告撮影のヘアメイク、執筆、化粧品関連のアドバイザー、講演、TV出演等で幅広く活躍している。 近著「美しい朝で人生を変える」(幻冬舎) 他、著書多数。

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