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やってみない?大草直子の50個のおしゃれ小革命 #1

おしゃれ小革命50のシリーズ1回目です。

やってみない?大草直子の50個のおしゃれ小革命 #1

やってみない?大草直子の50個のおしゃれ小革命 #1

38歳くらいから、40歳という年齢が、楽しみでしょうがなかった。40代は、私にとって、トライアルの年。今まで自分なりに作り上げた、「おしゃれのセオリー」を見直す とき。目の前にある、形になったイメージを、「自信をもって」がしゃんがしゃんと壊していく。その上で、少しハードルの高い「未来のおしゃれ」を築いていくのだ。築く、 なんて言うとひるんでしまいそうだけれど、それは、えいやっと、気合いとバジェットを かけないとできないようなことではなくて、例えばこんなこと。今まで、ルーティンのように、「シャツのボタンは2つ開ける」ことを守ってきたけれど、それを3つ開けてみた ら?とか。実は、この提案は、「アメリカン・ヴォーグ」の伝説の編集者、ダイアナ・ヴリーランドの記事がヒントになっている。「Why don’t you?」(どうしてやらない の?)と語りかける、さまざまなスタイリングの提案が、40代になることに興奮し、何か を始めたい、といても立ってもいられなかった私の気持ちにぴたりとはまったのだ。
というわけで、私と一緒にやってみませんか。その数50。何も一遍に──ということ ではなく、気付いたら1つ、そしてもう1つ......というように。そうして階段を登り切っ た後には、私たちのおしゃれは何かが変わっているはず。マチュアで自由で、どこか艶っぽくて──待っているのは、こんな「新しいおしゃれ」。

バストの位置が下がり、
デコルテの贅肉がそげたら、 シャツが似合う年齢の始まり。
2つ目で留めていたボタンを3つ開けて、 ゆるやかで深いVゾーンに生まれるのは、
ドラマティックな影。胸元にできた、光と影。 それが、女性をとてつもなく美しく見せる。
シャツ¥24,150 パンツ¥17,850/ともにck カルバ ン・クライン(オンワード樫山) サングラス¥42,000 /トム フォード(トム フォード アイウエア) 時計¥ 761,250/IWC タンクトップ/スタイリスト私物

ピアスは、ある時期から、メイクと同じ意味をもつように なるのかもしれない。「飾る」のではなく、 明るさをプラスするイメージ。表情にダイレクトに効く── そのことに投資する価値は、きっとある。
ピアス〔センター計1.0ct 脇石計0.07ct〕¥997,500~/ フォーエバーマーク(日本橋三越本店)

朝のバタバタほど、おしゃれを ストップさせるものはない。 そしてその理由は、たいてい、 透けるシャツの下に着るものを探せない──
ということだったりする。 同じデザインで色違い。 揃えておけば、ストレスは確実に1つ減る。
タンクトップ各¥6,195/BERARD(I タキヒヨー)

昨年、日本初のショップがオープンした イザベル・マラン。エスニックな強さもある
彼女のコレクションは、 楽しさと新しさに満ちている。 例えば、こうしたフレッシュなブランドのコレクション写真を見るだけでも、 おしゃれ偏差値は上がるはず。
©IMAXtree/アフロ

顔色にダイレクトに働くトップではなく、 「色を取り入れるなら」ボトムで。
前日と全く違う私に なりたいわけではないけれど、 少し違う私でいたい── それを、カラーボトムが叶えてくれる。
パンツ(右)¥36,750/バイ マレーネ ビルガー(ラ ブティックドレステリア 六本木) (左)¥50,400/ ヌメロヴェントゥーノ(イザ)

自分だけではなく、人の視線を集める手元に、ブレスレットを レイヤード。2本や3本ではなく、重ねるなら7本くらい。 ルールはないから、自由に重ねればいい! にぎやかで、パワフルで。見るだけで、「気分が上がる」。
ブレスレット(上から)¥55,650/カレ ジュエリー(カレ ジュエリー 新丸ビ ル店) ¥5,775/キム アンド ゾジィー(オペーク ギンザ) ¥68,250 ¥68,250 ¥199,500/すべてストラスブルゴ(プロゲット) ¥1,050/ク ルチアーニ(フィルム) ¥6,300/キム アンド ゾジィー Tシャツ¥ 6,090/クオリティピープル(ともにオペーク ギンザ)

いつもより2cm高いヒールを履いてみよう。 2cm分目線が高くなる。
世界がちょっぴり遠くまで見渡せる。 このことは、私に自信をくれるだけでなく、
いつもより少しエレガントな足さばき、いつもより少し緊張感のある立ち姿──
新しい「女性像」を連れてきてくれるから。
パンプス(H/12.5cm)¥114,450 スカート¥182,700/ともにランバン(ランバン ジャパン)

素材、加工の仕方、リベットなどのディテール。 毎シーズンものすごい勢いで、 デニムは進化している。
ワードローブを総取り替えする必要は 全くないけれど、デニムだけは毎年新調したい。 実は、「新しさ」が最も大切なアイテムだから。

ストールのバリエーションを増やす前に、 3パターンの巻き方をマスターしたい。 ワンパターンにならないように、1枚の布を、違う表情に見せる「工夫をする」ことが大切。

素材感や発色、首回りの絶妙なバランス感や、丈。
究極にシンプルなアイテムだからこそ、 こうした1つ1つのファクターが、Tシャツの上質感を作る。 その大切さを理解し、そこにお金をかけられる「余裕」を もてることが理想。

DRESS編集部

いろいろな顔を持つ女性たちへ。人の多面性を大切にするウェブメディア「DRESS」公式アカウントです。インタビューや対談を配信。

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