今回の調査結果から、女性のセクシュアリティと欲望について認識を高めることの重要性がわかりました。私たちは、これまで「Menstrubation Study(生理&マスターベーションについての研究)」やイギリスのシンガーソングライター、リリー・アレンとのキャンペーンで、女性のセクシュアリティへのタブーを取り除く取り組みをしてきました。
社会でも変化が起こっており、そして私たちがその変化のために貢献できるのは素晴らしいことです。「Womanizer Pleasure Fund」を利用して、もうひとつのギャップである「Gender Health Gap(ジェンダー・ヘルス・ギャップ)」も埋めることを目標にします。
世界のマスターベーションギャップ最新調査結果を公開! 日本は世界最下位から脱却
「Lovehoney Group」の展開するフェムテック「Womanizer(ウーマナイザー)」は、世界におけるマスターベーションギャップの最新調査結果を公開しました。日本は77%から53%までに減少と、世界最下位から脱却。2022年の世界イコール・マスターベーション・デーは昨年より約8週間早まり、6月23日に決定。
セクシャルプレジャー製品のグローバルリーダー「Lovehoney Group」の展開するフェムテック「Womanizer(ウーマナイザー)」は、世界16カ国の2万2315人の参加者を対象とした、世界の男女のマスターベーション格差を明らかにする最新のマスターベーションギャップ調査レポートを公開しました。
2021年に比べて、世界のマスターベーションギャップは62%から47%までに減少。この結果をもとに2022年の世界イコール・マスターベーション・デーは6月23日に決定いたしました。前年の8月14日よりも約8週間早く開催されます。
■「イコール・マスターベーション・デー」とは?
2022年は、6月23日を「世界イコール・マスターベーション・デー」と宣言します。イコール・マスターベーション・デーは、イコール・ペイ・デイと同じ論理に従って計算されています。
男性と比較すると2022年1月1日からこの日まで女性はマスターベーションを行っておらず、この日から男性と同じ量のマスターベーションを行います。調査した国ごとのイコール・マスターベーション・デーは以下の通りとなります。
世界のナショナル・イコール・マスターベーション・デー
■マスターベーションに対する意識の変化
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女性のマスターベーション率が上昇傾向にある
女性は1年に平均76回のマスターベーションを行い、昨年よりも23回多いことになります。その中でも、世界のマスターベーションギャップを大幅に縮めたのは、イギリス。なんと女性が1年に平均100回マスタベーションを行う計算になり、マスターベーションギャップは35%と、世界で最もマスタベーションギャップが低い国となりました。
しかし、男女のマスターベーション格差は、まだまだ大きく、女性は1週間で平均1.4回マスターベーションを行うのに対して、男性はその2倍の平均2.8回行っていることが判明しました。
日本の男女のマスターベーションギャップは減少傾向に
2022年の日本のマスターベーションギャップは、昨年に比べて、77%から53%までに減少し、世界最下位から脱却しました。この結果により、日本のイコール・マスターベーション・デーは、2022年7月12日になります。
日本人男性が1年に平均99回のマスターベーションを行うのに対して、女性は平均47回行う結果となりました。(昨年の調査では、男性は1年に平均120回、女性は平均28回マスターベーションを行う結果でした。)
また、28%の女性、12%の男性がマスターベーションを全くしないと回答。一方、世界では、24%の女性がマスターベーションを全くしないと回答していることから、日本は世界平均より4%多いことになります。
■日本の男女の性欲レベルについて
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日本の男女の性欲レベルにも変化が見られます。自身の性欲レベルを1~10の段階で表したところ、昨年の調査では、日本人男性の性欲レベルの平均が5.95、女性の平均が4.72だったのに対して、今年の調査では、男性の性欲レベルが平均5.33、女性の平均が4.15と、どちらも減少傾向にあります。
男性の性欲レベルの減少に伴い、1年のマスターベーションの回数も平均120回から90回と減少。しかし、女性の性欲レベルが減少したのにも関わらず、1年のマスターベーションの回数が平均28回から47回に増えた結果となりました。これらにより、高い性欲レベルがマスターベーションの回数を増やす唯一の要因ではないと言えるでしょう。
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■学校における性教育の現状と課題
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これまでの調査で、多くの回答者は「避妊」「妊娠」「生殖器」に限定された性教育を受けていたことがわかりました。それでも、世界の31%が、セルフプレジャーやセックスについて話す方法についてもっと学びたいと回答しており、少なくとも5人にひとりは、セルフラブとマスターベーションについてもっと知りたいと思っています。
マスターベーションについてのオープンな対話は、学校だけでなく家庭でも前向きにする必要があります。回答者の36%は、親は子供が13歳の時からマスターベーションについて話し合うべきと回答。それに対して、親と子供がマスターベーションについて全く話すべきではないと回答したのは18%。
したがって、回答者の半数以上がマスターベーションへの疑問をひとりで抱え、試行錯誤と好奇心を通してアプローチしなければならない状況におちいっているということです。さらに、回答者の20%はポルノやアダルトビデオを見てセックスについて学んだと回答しています。
■ウーマナイザー セクシャルエンパワーメント部門 責任者 ヨハンナ・リーフ氏のコメント
■調査レポート公開の背景
ジェンダーギャップは、性別により生じている格差や観念により生み出された不平等のこと。国連が定めた持続可能な開発目標「SDGs」にも「ジェンダー平等」があり、日本だけでなく世界でも重要度の高い課題のひとつです。ウーマナイザーは、マスターベーションギャップの現状を可視化し、社会の不均衡に注意を喚起すべく、2020 年からマスターベーションギャップ調査を開始いたしました。
■Womanizer(ウーマナイザー)について
ウーマナイザーは、2014年に特許取得済みのプレジャーエアテクノロジーを発明し、ラブライフのための高品質なプレジャートイを開発しています。現在までの購入者は、60カ国、2400万人以上にも及びます。
同ブランドは、世界的なキャンペーン「#IMasturbate」を展開し、マスターベーションやセクシュアリティに対する偏見をなくすことに尽力しており、すべての人が性的に満たされた生活を送ることができるように、性に関するオープンな対話ができることを目指しています。ウーマナイザーは、「Arcwave」や「We-Vibe」と同様に、「Lovehoney Group」のブランドです。
(お問い合わせ先)
Lovehoney Group TEL:+852 9060 0401(香港)