あなたらしく輝くメイクアップ・ポイントメイク編【松井里加のちょとメイクが好きになる話】
あなたらしく輝くメイクアップ。ポイントメイク編。
街の落葉樹も赤や黄色に色づいて秋が深まり、私達もお洒落が楽しくなると同時に肌寒く、乾燥を感じる季節となりました。前回のメイクでは土台作りの大切さでしたが毎日のほんの少しの努力、続けていますか。
素肌のようなベースにあとはどこを輝かせるのか。
毎日鏡を見ていて、自分の顔のどこが好きですか。好きなところをメイクの力で輝かせるコツをパーツごとにアドバイスしたいと思います。
まずは眉です。アジアの女性の眉頭は少し離れている場合が多く眉頭をパウダーで自然な感じに描き足して左右を寄せてあげるとそれだけで驚くほど顔が引き締まって見えます。(勿論やりすぎは絶対禁物!)
また眉尻がきゅーっと細い弓形眉はちょっと90年代のイメージです。眉山を引き上げ過ぎず自然に太めに眉尻につなげていくこと。パウダーも付いている最新のアイブロウペンシルを使えばふんわりとした太眉が描けます。
次はアイメイク。目尻を上げてくれる必須アイテムはアイラインとマスカラ。今まで難しいと敬遠していた方は是非トライしてほしいです。
『貴婦人と一角獣』 photo by Yayoi Arimoto
決して魅惑のキャッツアイやロックンロールメイクにする必要はありません。アイペンシル、もしくはアイライナーで睫毛の間を埋めるように一気に引かず少しずつ置くように目尻まで引いていきます。そうするとアイラインが目のフレームから浮くようなことにはならないにと思います。もし上にはみ出してしまったら手早く綿棒でなじませましょう。あくまで睫毛の生え際が濃く引き締まっているぐらいの印象の目元にします。
そしてマスカラを下から上へ上へとアップさせていきます。睫毛が濃く上に向いていればいるほど元気な印象を与えます。少し角度を緩めると睫毛の影を感じるアンニュイな雰囲気にもなります。
そして最後にアイシャドーですが入れ方にちょっとしたコツがあります。まず目頭の上のノーズシャドーから自然に入れていきます。(そうすることで一段と顔がしまった美人顔になります。でもやりすぎは禁物。縦に入れずそのまま横にアイホールにつなげていってください。)
アイホールのへこんだ部分を中心にふわっと目尻までシャドーを入れたらアイラインのときと同じく睫毛の上はべたっと塗らずすっきりとさせます。ちょうど黒目の真上のところにはハイライトカラーをのせるようにしておくと抜け感と立体感のある生き生きとした目元になります。自然で意志を感じさせるアイメイクはあなたをとても魅力的に見せてくれるはずです。
アイメイクは他にもテクニックやカラーがありますが自分らしいメイクを知っている人はそれでいいのです。メイク=生き方で自分をどう表現するかに尽きるのです。
また少し綺麗を磨くことでちょっと自信をつけて自分を好きになっていく。そんな楽しい積み重ねがまたあなたを輝かせていくのだと思います。
『貴婦人と一角獣』 photo by Yayoi Arimoto