「外でも中でも楽ちん&かっこいい」性別を問わない自由なアンダーウェア
性別を問わない“ジェンダーフリー”を掲げた、アンダーウェアブランド「Bushy Park(ブッシー・パーク)」。8月からBEAMSでの取り扱いもスタートしています。誰が履いてもいい下着って、これまであんまりなかったかも? 内面に寄り添いながら、より自由で多様な“下着”の楽しみ方を教えてくれるアイテムをぜひご覧ください。
■気を引き締めるために、補正下着1枚で過ごしてみる
誰かを“魅せる”ために下着を纏うのはもちろん、自分の身体を愛し、自分自身の気分を上げるために下着を選ぶのも大好きです。普段使っているアイテムの中で私にとって欠かせないもののひとつが、補正下着。
身体を魅せるというお仕事上、スタイル維持のために着ているというのもありますが、家にいるときも補正下着1枚で過ごしたりすると、掃除をテキパキできたりしてなんだか気が引き締まります。私は食べることも大好きなので、食べすぎ防止にもなってくれています。
補正下着というとデザイン性に欠けている印象があるかもしれませんが、フランスのブランド・LISE CHARMEL(リズシャルメル)の補正下着は撮影にも使ったりするほどおしゃれ! 姿勢がよくなるのでもちろん普段使いにもいいですし、ピタッとした服装をしているときなどは、身体のラインが綺麗に出るので特におすすめです。
■洋服にはユニセックスのものがあるのに、どうして下着にはないんだろう?
“自分のために”着るランジェリーという観点でいうと、私は今、「Bushy Park(ブッシーパーク)」というアンダーウェアブランドのオーナーをしています。
ブランドを立ち上げたきっかけは、グラビアのお仕事を13年近く続けてきた20代後半の頃、何か新しいことを始めたいな、と思ったこと。私はこれまでずっと芸能のお仕事しかしてこなかったので、グラビア以外に自分にはどんなことができて何が向いているのかわからず、当時すごく悩んでいたんです。
考えた末、撮影で衣装としてずっと着させていただいてきたランジェリーのお仕事ならしたいな、と思いました。
最初はいろんな体型の人に着てもらえて、なおかつデザイン性も高いインポートのランジェリーを作りたいと考えたのですが、予算や語学面で難しいことが多く……。そこで、男性用のアンダーウェアであれば生地もあまり使わないし、デザインも女性向けのものよりは限られるので、自分にもできるんじゃないかと思ったんです。
デザインの知識はまったくなかったので、ベルリンに住んでいる幼なじみの男の子にお願いしました。できあがったデザインを見たら、それがとてもかわいくて。男性用だけど、私も履きたい! と思いました。
そのとき、洋服にはユニセックスのものがあるのに、どうして下着にはないんだろう? と考えました。せっかくブランドを立ち上げるなら、私は「履きたいもの、着たいものをジェンダー関係なく身につけられる」下着を作りたいと思い、設立したのがBushy Park(ブッシ―パーク)です。
■下着のゴムをあえてちらっと見せるコーディネート
Bushy Parkのアンダーウェアは、性差を感じさせない色味を特徴としています。新作ではTENGAさんとコラボして、アンダーウェアの内側についたポケットにオリジナルのコンドームがしまえるようになっていたり、フロントにもユーモアのある刺繍が入っていたりとすごく素敵なものになりました。8月からは、BEAMSでの取り扱いも始まっています。
私がBushy Parkの下着を身につけるときは、パンツスタイルを選ぶことが多いです。ハイウエストで履けるので、デニムやパンツからゴムの部分がちらっと見えるのもかわいいなと思っています。
Bushy Parkのアンダーウェアにはブリーフ型とトランクス型のふたつがあるのですが、トランクス型の方は、ジムに行くときスパッツの上に履いたり、お部屋でパジャマとして愛用したりもしています。ハイウエストだからお腹も冷えにくくて、お部屋でリラックスするときにも最適なんですよ。
実際に購入してくださる方の比率は女性と男性、本当に半々くらいです。
「カップルでおそろいで履いてます!」という方や、「パートナーへのプレゼントに買いました!」という声をいただくこともあって、とてもうれしいです。下着って大好きな相手に見せることもあるものだし、パートナーとおそろいなんて、特別感があって素敵だなと思います。
これからも私は、アンダーウェアを通してLGBTQのジェンダーへの悩みや差別を解消したり、軽減できるきっかけを作っていきたいと思っています。そして、好きなものは好きと堂々と言える日本になることを願っています。
こんにちわ。渡辺万美です。
海外雑誌PLAY BOYの表紙をやりましたPlaymateです。"Bushy Park" ceo.