美容家おすすめのスキンケアアイテムをご紹介! インナードライ肌を克服する方法を解説します
おすすめのスキンケアを美容家の継田理恵さんに解説していただきました。きちんとケアしているつもりなのに乾燥や肌荒れが気になるなら、それはもしかしたら“インナードライ肌”かもしれません。インナードライ肌を克服するための方法と、おすすめのスキンケアアイテムを6つ厳選してご紹介していただきます!
「念入りに保湿ケアしているのに、肌が乾燥している」「朝も濃密なスキンケアをしたはずだけど、昼過ぎには目もとや口もとのツッパリ感やシワが気になる」……。そんなお悩みの原因は、肌内部のうるおいが不足している“インナードライ肌”かもしれません。
今回は、数々のコスメを試してきた美容家の筆者が、インナードライ肌を克服するためのスキンケア法とおすすめアイテムを6つご紹介します。
インナードライ肌とはどんな状態?
インナードライ肌とは、肌の表面はうるおいを感じるのに、肌内部の水分量が少なく乾いている状態のこと。肌の表面は油分や汗によって乾燥を感じにくいものの、肌内部はうるおいをキープできなくなっているため、日中に表情ジワや乾燥感があらわれます。
スキンケアを見直さずに、肌内部が乾燥したインナードライ状態を放置していると、肌のハリや弾力がどんどん低下してしまうことも……。エイジングサインが次々に出てくる恐れがあるので、早めの対策がおすすめです。
当てはまったら乾燥注意報! インナードライ肌チェック
自覚がなくても、インナードライ肌になっていることは少なくありません。次の項目にひとつでも当てはまれば、あなたの肌内部は乾燥が進んでいるかも!
(1)洗顔後、急いでスキンケアしないと肌がカピカピになる
(2)朝スキンケアをしても、日中に肌が乾燥するのを感じる(小ジワができる)
(3)メイクの皮脂崩れが気になる
(4)クリームなど油分の多いスキンケアは苦手
(5)化粧水やオールインワンクリームだけでスキンケアを済ませることがある
(6)小鼻や頬の毛穴が目立つ
(7)あごなどのざらつき、肌全体のごわつきがある(キメが粗いと感じる)
(8)スキンケアの浸透が悪くなったと感じる
インナードライ肌になっている方は、肌表面はべたつきがち。それゆえ、毛穴のつまりやメイクの皮脂崩れも起こりやすくなります。また油分の多いスキンケアは不快に感じたり、うるおいが十分だと勘違いしたりすることも。
一方、肌内部は乾燥しているためキメが乱れやすく、肌のごわつきやメイクのりの悪さにもつながります。スキンケアの浸透が悪くなっている方は、溜め込んだ古い角質が邪魔をして、スキンケア成分が肌内部に十分届いていないことも。
また化粧水だけでのスキンケアは、水分を保つことができなくなるので絶対にNGです。オールインワンもよいものが多く出ていますが、インナードライだと感じるならオールインワンでのスキンケアは見直した方がベターでしょう。
インナードライ肌に必要なスキンケア&おすすめアイテム6つ
肌内部の乾燥を解消し、ぷるんとした弾力肌になるためには、インナードライ肌に必要なスキンケアを続けることが大切。スキンケアのポイントと筆者のおすすめアイテムを6つご紹介するので、今のスキンケアを見直してみて。
(1)うるおいを奪いすぎないクレンジングを
「インナードライ肌かも!」と思ったら、まずはクレンジングを見直してみましょう。きちんとメイクや汚れをオフするのは、スキンケアの基本。肌トラブルを避けるためにも大切です。丁寧になじませてメイクが浮き上がるのを確認してからオフし、洗い上がりの肌にメイク残りがないかもチェック。
インナードライ肌の方にとって重要なのは、クレンジングでうるおいを奪いすぎないこと。メイクや汚れはしっかり取り除きつつも、必要なうるおいまでオフしすぎず保湿ケアまで叶うクレンジングがおすすめです。
筆者のお気に入りは、トリオビューティー「美感クレンジングオイルCP」。クレンジングながら、コラーゲンやプラセンタといった美容成分を惜しみなく配合していて、まるで美容液で顔を洗っているかのような感覚が得られます。
さらに角質ケアまでできるので、メイクや汚れとともに古い角質をオフしつつ、肌を柔らかく整えてうるおい成分を届けることが可能! オイルクレンジングは乾燥するという思い込みを払拭するような、新感覚のクレンジングです。クレンジング後は洗顔不要で、うるおいを奪いすぎずに済むのもポイント。
(2)古い角質をオフしてターンオーバーをサポート
古い角質が溜まっていると、せっかくのスキンケアも台無しに。本来は剥がれ落ちるべき角質に水分や美容成分を吸い込ませるばかりで、肌内部に肝心な美容成分が届かなくなってしまうおそれがあります。
ざらつきやごわつき、メイクのりの悪さ、スキンケアの浸透の悪さを感じたら、古い角質をオフしながら保湿するケアを取り入れましょう。
筆者のおすすめアイテムは、琉白「シークワーサー ブライトニングローション」。ブライトニングケアまでできる、ふき取り化粧水です。うるおいをサポートする沖縄海洋深層水をベースに、沖縄のスーパーフルーツ・シークワーサーの果実水と果皮エキスを使用しています。
コットンにしみこませて肌をやさしくなでるようにスキンケアすると、肌がワントーン明るくなるのを感じられるはず! 古い角質をオフしながら保湿もしっかりでき、しっとりツヤツヤの肌に整います。肌色がワントーン明るくなるので、スキンケアが楽しみに! シークワーサーのさわやかな香りも気分を上げてくれますよ。
洗い流す角質ケアが好みなら、みずみずしい使い心地のピーリング・SOLAOTO「角質クリアゲル」がおすすめ。
やさしいタッチで角質ケアできるだけでなく、保湿成分にもこだわりが。北海道産天然アルカリイオン水をベースに、ヒアルロン酸の約5倍の保水力があるとされるサクランを採用しています。その他、肌コンディションを整えるハトムギエキスに、ローズヒップエキス、ローズマリーエキス、ラベンダー花エキスなど、6つのオーガニック植物エキスも使用。
洗顔後、水分をふき取ったあとの肌になじませて軽くマッサージすると、古い角質を抱えて固まったゲルが消しゴムのカスのようにポロポロと出てきます。このポロポロが溢れ出すのが、何とも快感! 角質ケアが面倒に感じるどころか、思わず手が伸びるピーリングゲルです。
(3)肌内部までうるおす集中保水美容液をチャージ
インナードライ肌の状態が長く続いている方には、古い角質をオフして化粧水で整えたあとに、集中保水美容液を使うのがおすすめ。水分を抱え込むように保湿できるスキンケア成分をチャージしましょう。
筆者のおすすめ美容液は、VERIMA(ヴェリマ)「モイスチャーエッセンス」。内部が乾燥した肌が、みるみる水分で満たされていくようなスキンケアアイテムです。みずみずしいジェルタイプの美容液なので、肌表面のべたつきが気になる方でも心地よく使えます。デリケート肌の方にもおすすめ。
VERIMA「モイスチャーエッセンス」の保水効果の秘密は、アロエベラエキス。よく見る成分名ですが、こちらに使われているのは、特殊加工技術により200倍に濃縮したアロエベラエキス。角層のすみずみまで浸透し、手ごわいインナードライ肌もしっとり弾力のある肌に導いてくれる頼もしいスキンケアアイテムです。
さらに、パルマローザやクロフサスグリなどのハーブエキスをたっぷり使用していて、悩める大人の肌にハリ・ツヤをもたらしてくれます。「モイスチャーエッセンス」のあとは、乳液やクリームでスキンケアしましょう。
(4)シンプルケア派は高保湿ジェルクリームにこだわって
化粧水と保湿剤のみのシンプルケアが好きな方には、Antipodes(アンティポディース)の「バプタイズ H2O ウルトラ ハイドレーション ウォータージェル」を化粧水のあとに使うのがおすすめです。
Antipodesはニュージーランドならではの植物の力を生かしながら、エイジングケアに妥協のないブランド。『バプタイズ H2O ウルトラ ハイドレーション ウォータージェル』は、ぷるぷるのジェル状で心地よく、肌がぐんぐんうるおいを吸収するのを感じられるスキンケアアイテムです。
植物ベースのヒアルロン酸と、肌を落ち着かせるマヌカハニー、保水を得意とするハラケケジェル、コラーゲンをサポートし肌をイキイキ弾むコンディションに整えるママク黒シダなどの成分で、肌内部のうるおいをキープしながら、ハリと弾力のある肌に導いてくれます。ジェルは物足りないと感じる方も、こちらのジェルのうるおい効果には納得するはず!
(5)常在菌に着目したシートマスクで肌コンディションを整える
インナードライ肌の方は、肌の常在菌バランスにも注目して。肌は腸と同じように、善玉菌、悪玉菌、日和見菌など、さまざまな菌がバランスよく存在している状態が理想的です。菌の中には、うるおいを生み出すものや肌コンディションを整えるものも存在します。
インナードライなど肌のコンディションがベストな状態ではないときや、大切な日に向けて内側からうるおうハリ肌に整えたいときには、HANAオーガニックの「ムーンナイトコンセントレイトマスク」がおすすめ。
「ムーンナイトコンセントレイトマスク」は夜用の集中マスク。ウォータリーな美容液がひたひたにしみ込んでいます。美容液成分はダマスクローズウォーターをベースに、肌の常在菌に着目して選出した乳酸菌や発酵オリゴ糖を採用。さらに肌の保湿やブライトニング効果などが期待できる、センティフォリアローズエキスもたっぷり入っています。
夜に化粧水で肌を整えたあと、このマスクで約10分間スキンケアしてから眠ると、翌朝鏡を見てニヤリ! インナードライ肌をじっくりケアするには週1回の習慣に、大事な予定に向けて集中ケアするなら、予定前の数日、連続で使うのがおすすめです。
■インナードライ肌対策のスキンケアで肌内部からうるおいを!
肌内部が乾燥する、インナードライ肌におすすめのスキンケアをご紹介しました。インナードライに気づいたら、すぐにスキンケアを見直すのがおすすめ。ご紹介したアイテムを参考に、肌内部からしっとりうるおう肌を目指してみてくださいね。
Text:継田理恵(@rie_tsugita)
大手化粧品会社で営業を経験後、美容家・ライターとして独立。美容・健康に関する執筆やイベント、コンサルなどを手がける。