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昭和の言葉あるある【決めゼリフ編】

いつの時代にも、発するだけで「お、今っぽいねぇ」と思われる言葉があるものです。昭和にだってありました。そんなキラキラしたキラーワード、昭和の言葉あるある【決めゼリフ編】です。

昭和の言葉あるある【決めゼリフ編】

■冗談はヨシコちゃん

「冗談はよしなさい」と言う場面でよく使われた言葉。

多分、語呂がいいっていうだけの理由で使われていたっぽい。
そのため、ヨシコちゃんが誰かは不明。

■余裕のよっちゃん

「余裕だよー、私に任せといて」的な意味の言葉。

「よっちゃん」は「余裕」と頭韻を踏ませるためだけのもので、軽妙な響きのおかげか、これを言われると、不思議と気持ちが軽くなる。

ちなみに、昭和生まれの多くは「よっちゃん」と聞くと、かつて大人気を博した「たのきんトリオ」の野村義男さんか「よっちゃんイカ」を思い出すはず。

■アウトオブ眼中

「眼中にない」「関心がない」という意味で使われた。

「あんたなんてアウトオブ眼中よ」と普段の会話に気軽に盛り込まれたものでしたが、意中の相手にこれを言われると、かなり凹む。

■OK牧場

激しい銃撃戦が行われて映画にもなった、アメリカに実在した牧場のこと。
タレントのガッツ石松さんが連呼して大流行。

大流行したけれど、あくまでもいわゆるダジャレのカテゴリーに入る言葉で、ただ「OK」と言えばいいところでこれをうっかり言ってしまうと、かなりの割合で「イタい奴」の烙印を押されることに。

■あたり前田のクラッカー

「そんなの当然!」と面白おかしく言いたい時に使われる。
60年代の人気テレビ番組で藤田まことさんが使ったギャグを真似たもの。

ちなみに「前田」は「前田製菓」というメーカーのこと。
ギャグの流行を受け、現在では「あたり前田のクラッカー」が商品名に。

■ドロンします

「消える」「立ち去る」の意。
歌舞伎で幽霊役の役者さんが姿をくらます際に使われる効果音から。

学校の授業を午後からサボッたり、会社の飲み会をひとりだけ適当に切り上げたり、合コンで仲良くなった相手とともに別行動をとったり……。

少し後ろめたい思いがあるときに、「私だけごめんね」というニュアンスを込めて使われた。

鈴木一禾

ライター、編集者。相撲とロマコメ、フランス近代音楽が好き。

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