ノーブラだと困ることあるある
今から7年ほど前、フランスの大学教授が「女性のブラジャー着用には意味がない」と発表。ブラジャーをしてもしなくても加齢による形の変化は避けられない……のだそう。かねてよりのノーブラ派には大いに歓迎された模様でしたが、実際のところはどうでしょう? ノーブラはもちろん快適ですが、それはそれで困ることもあるようです。
■ノーブラの決意
ノーブラだと楽チンだし、肩こりも軽減される。
とくに、厚着の季節はノーブラ以外考えられない。
ただ、汗だくになっても上着は絶対に脱がない覚悟で出かける。
■たまに着けると巨乳気分
私の胸はサイズが控えめ。
ノーブラでいると、小さくても重力に負けて多少は垂れる。
ツンと上向きとはいかないから、寄せて上げるブラで盛りたいと思うときはある。
ブラジャーはバストの変形防止に役立たないという説が正しかったとしても、サイズアップのためには存在価値を感じざるをえない。
■先端
もうずいぶんと前からノーブラ派。
だって、着けなくても問題ない大きさしかないから。
でもときどき、先端が衣類に擦れてものすごく不快。
■ノーブラ派だけが知っていること
ノーブラ派になってから知ったことだけど、冬場、ブラをしていると胸元がけっこう暖かい。
ひどく冷え込むぞって日は、今日はブラ着けて行きたいな、ってなる。ブラジャーは防寒のためには重宝する。
■姿勢矯正
ノーブラだと快適すぎて、リラックス感で満たされる。
その結果、緊張感がなくなって、おのずと姿勢もだらしなくなってしまう。
■ノーブラ疑心暗鬼
「もういい、一生ノーブラでいく」と腹をくくったつもりが、楽をしている後ろめたさからか、
背中に肉が移動したのでは? 垂れてるのでは?
と、ことあるごとに不安にかられる。
■発情
ノーブラでいるようになってから、肌に直接触れるものの素材に気を配るようになった。
たとえば、シルク素材のキャミソールなどは絶品で、着用感が素晴らしい。
肌を優しく愛撫されているようで、四六時中、セクシーな気分に。
■ノスタルジー
ノーブラ派になってみてわかったこととして、ブラを着けるのは楽しみのひとつだったということが挙げられる。
好みのブラを買ったり、その日着けるブラを選んだり、丁寧にお手入れしたり。
面倒だと感じていたあれこれが、今はちょっと懐かしい。
ライター、編集者。相撲とロマコメ、フランス近代音楽が好き。