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読んで綺麗になる美容本4選 とりあえず手元に置いておきたい!

『乙女まぼろし』は、自分の理想に向かって頑張る人を応援し、日々の生活を豊かにするアイテムや言葉を紹介してく一藤さんによるDRESS連載です。#1では、毎日の美容偏差値が3……いや、5くらい上がる、そんな書籍を4冊ご紹介していただきました。

読んで綺麗になる美容本4選 とりあえず手元に置いておきたい!

今回のテーマは「美容本」である。

ところで、化粧の仕方はみんなどのようにして学ぶのだろう。最近は美容特化型のSNSなどもあるから知識を得るのは簡単になりつつある。

現に私がその美容特化型SNSを運用しているのだが「いつも見て参考にしてます!」と小学生からコメントを頂いたこともある。現代の小学生の中には、ここまで美に積極性を持っている子もいるのか……とたまげて腰を抜かすかと思った。私が小学生の頃はホロホロ(『シャーマンキング』に出てくるキャラクター)に夢中で自分のイクパスイ作ってたもんな。リップクリームより彫刻刀を握っていた小学生時代。黒歴史の発現が早すぎる。

おそらく、上記のような小学生さんは放っておいても勝手に化粧の技術を身に着けていくのだろう。だが、私のように小学・中学時代はアニメや漫画にどっぷり浸かり、高校・大学時代は武道にずっぽりハマったような人間だと、化粧の技術は勝手に身についてくれない。そういう生き方をしてこなかったため化粧分野のアンテナが育っていないからだ。

そんな「オタクの呼吸 壱ノ型 推し色彩色」みたいな我流コスメ法ももちろん楽しい。しかし基本は大事である。基本があって派生が生きるのだ。

そこで、

・今さらだけれど化粧の基本が知りたい
・コスメカウンターにわざわざ行くのは気が引ける
・手持ちの化粧品の力を引き出せていない気がする


と私と同じような悩みを持つ方へ、手元に置いておくと毎日の化粧偏差値が5は上がる美容本をおすすめしていきたい。

■『皮膚常在菌ビューティー!』 著:川上愛子

「どういう生活を送れば肌が綺麗になるか」に焦点をあてた本。1つのストーリーの最初に漫画が差し込まれており、また文字も大きいため「実は本を読むのが苦手で……」という方も手に取りやすいのがいい。

内容をざっくりまとめると、「好き嫌いせず栄養のあるものを食べて、きちんと風呂に入って、早寝早起きしようね!」と超基本的なことが書いてある。

正直、これを買って初めて読んだとき「こんな初歩的なことくらいさすがに知ってるわい……!」となったが、「知っている」のと「できている」のは全く違う。

この本の58ページにある「皮膚常在菌チェック表」で自分のツヤ肌度の点数を調べてみると、なんと1点。笑うわこんなん。伸びしろありまくりやん(ポジティブ)。
「え……私こんな基本的なことできてなかったの……伸びしろの塊……!」となる勇気がある方におすすめ。でも日付が変わるまでに寝るのってなかなか難しいんだよなあ……。周回していたらいつのまにか1時とかあるよね。ね……?

■『史上最強の愛され顔になれる女子アナメイク』 著:宮澤結弦

清潔感のある女性アナウンサーのような雰囲気を目指せる本。

ぶっちゃけあれよ、この本に書いてある通りメイクをしたって特にモテないし「うわー! そのメイクおしゃれ!」とも言われない。ただ、上手に「塩おむすび」のような基本のメイクができるようになる。

毎日しっかりした塩おむすび(基本メイク)ができれば、具に鮭(カラーアイライナー)やイクラ(ラメアイシャドウ)を足してよりおいしくすることも可能になる。万能の土台が手に入るのだ。

また、こちらの本で使われている化粧品はほとんどがドラックストアで購入できるものなのもうれしい。例えば、ファンデーションの項で紹介されているのは「ファシオ BBクリーム モイスト(1500円+税)」だし、アイシャドウの項では「KATE スリムクリエイトパウダー(1300円+税)」だった。なんと実践しやすい……。

■『周囲がざわつく自分になる 必要なのはコスメではなくテクニック』 著:長井かおり

前述の『女子アナメイク』が基礎編だとすると、こちらは中級者向けの基礎編。

なんと化粧水を塗るときの手つきまで詳しく書かれているのだ。そんなところにまで私の知らない技術があったのか……。化粧水の塗布からメイクの仕上げまですることが多すぎて、今まで化粧を「我流」でやってきた(私のような)人にとってはちょっとひるむくらいのボリューム、細かさである。

この本を初めて読んだとき「ええ~こんなところにまで気にせなあかんのか~!」となった。ただ、この本の通りに化粧を仕上げていくと「塗っている感じは少ないのになんとなく機嫌の良さそうな、昨日やったガチャで推しが当たったときの顔」になるのだ。これは素晴らしい。

ただ、今までが手抜きだったせいか15分で済んでいたメイクが30分以上かかるようになってしまった。忙しい朝にこれは痛い。しかし本作中でも「30分のメイク時間を確保しましょう。(中略)時間がかかってもいいので、丁寧にすることで逆に早く身につけられます。慣れればメイク時間は最終的に10~15分くらいになります。」と書いてあるので、「神は細部に宿るし、最終的には時短になるから……」と呪文のように唱えつつ毎日黙々と化粧をしている。

■『生まれつき美人に見せる』 著:吉川康雄

自己肯定感がもりもりとわいてくる本。化粧の指南書というよりは「自分の美しさに気付ける」メンタル指南書といった雰囲気。

帯にも書いてあるのは「ブスな部分はアクセント」という尖った言葉。
「わし、アクセントだらけやんけ!」と斜に構えて読み始めたが、読み終わるころには「明日のメイク楽しみやな……! お風呂あがったらボディクリームも塗ろ! もっと美しくなってしまうわ……」と完全に吉川マジックにかかっていた。暗示にかかりやすいタイプである。ただ、今まで自分が気にしていた「コンプレックスへのフォーカス機能」を切ってくれるような内容なのは確かだ。

前述した3冊とは違い、こちらの本にはおすすめの化粧品はほとんど載っていないし、詳しいメイクアップ方法も特に書かれていない。だからこそ、自分の気持ちひとつで「美しくなる(なろうとする)力」が得られるこの本は、お守りとして側に置いておくのにもよさそうな本である。

■継続をしていくための美容本

残念ながら、美容本には即効性はないし読むだけではなんの効果も出ない。
けれど、書いてあることを実践すれば少しずつではあるが確実に理想の自分に近づくことができる。まあ、その「実践」を「継続」するのが難しいのだけれど!

だからこそ、このような美容本を読み美容に対するアンテナを育てつつ少しずつでも成長していきたいと考えている。

一藤

成人済。映画/喫茶店/本屋/餃子/があれば幸せなオタク。推しは偉大。イメコン結果は全てプロ診断 ブルベ冬(2nd夏)/PD:フェミニン

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