1. DRESS [ドレス]トップ
  2. 恋愛/結婚/離婚
  3. 日常で使える色彩テクニック。初回デートにピンクがNGな理由とは

日常で使える色彩テクニック。初回デートにピンクがNGな理由とは

色にはそれぞれイメージや意味があり、私たちは無意識のうちにその影響を受けています。そんな色の心理的効果を使って、相手や自分の感情・行動をコントロールできたら……。そこで、色のひと®︎として企業や個人のカラーコンサルティングをおこなう七江亜紀さんに、色が持つパワーや日常生活で使える色彩テクニックについて伺いました。

日常で使える色彩テクニック。初回デートにピンクがNGな理由とは

緑色に囲まれているとなぜか落ち着く――。

オレンジ色見るとあたたかみを感じる――。

私たちは気づかないうちに色の心理的影響を受けています。そんな色の効果を上手に利用すれば、なりたい自分に近づくことができるんです。

今回は、日常生活で使える色を使ったテクニックについて、カラーキュレーター®︎の七江氏に提案していただきました。

■初回デートには男性にとって身近な色がベスト

男性に好印象を与えたいとき、どんな色が適しているのでしょうか?

七江氏によると、男性との初デートで「ピンク」を目立つ所に身につけるのは避けた方がよいとのこと。

「女性らしさを象徴する『ピンク』を多用するのは禁物です。男性に媚びている印象を与えてしまう可能性があります。男性にとって親しみを感じる色を取り入れるのがよいでしょう」

おすすめなのは、男性用のYシャツによく使われる「水色」や「白」とのこと。また、癒しのカラーといわれている「緑」もデートに向いているのだとか。

「エネルギーの強すぎる色よりは、控えめで上品さを感じる色が適しています。ベージュなどもよいですね」

ただし、くすんだ色ばかり身につけていると、肌や心までくすんでしまうこともあるのだとか……。

大人の女性には、ぜひ明るい色を選んで欲しいと七江さんはおっしゃっていました。

■仕事のモチベーションアップには「赤」が効く

仕事でやる気を出したいときに効果的な色はあるのでしょうか?

「強いエネルギーを持つ『赤』が気持ちを引き上げてくれます。存在感の強い色なので、靴やバッグなどの小物で取り入れるとよいでしょう。口紅に赤を選ぶのもよいですね」

赤色は派手な印象が強く、どう取り入れたらよいかわからないという方もいるかもしれません。

そんなときは、人から見えない場所に取り入れるのもひとつの手だと七江さんは言います。

「直接肌に触れる下着の色を変えるのもよい方法だと思います。赤色にふさわしい自分でいなければという緊張感が生まれ、気分だけでなく行動にもその意識があらわれてきますよ」

一口に赤といってもトーンによって印象が大きく変わります。

ビビッドな赤は似合わないと感じても、あなたにぴったりな赤色が必ずあるはずです。

あなたを美しく魅せる「色」を見つける――流行にとらわれない大人のコスメ術

■四季を意識した色を部屋の中に取り入れて、心の健康度アップ!

「部屋ではストレスフリーで過ごしたい」

「心地よい空間を演出する方法が知りたい」

という方の希望を叶える、色の心理的効果を使ったインテリア術についても教えてもらいました。


「日本には四季があり、春は桜のピンク、夏は太陽のオレンジやひまわりの黄色、秋は木の実や落ち葉の茶色、冬は雪の白といったように、それぞれの季節には連想される色がありますよね。食材に旬があるように色にも旬があり、季節に合わせてベットカバーやクッションカバーをかえたり花を飾ったりするのもおすすめです」

季節の変わり目は、体やメンタルに不調が起こりやすいもの。

四季に合わせて楽しみながら色を取り入れることで、心のバランスを整える効果も期待できそうです。

また、インテリアの色数を減らすのも効果的とのこと。

「色をたくさん使用しすぎると、雑然として見えてなぜか落ち着かない部屋になってしまうことも……。インテリアの色は3色くらいに絞ると、おしゃれな雰囲気に仕上がりますよ」

自分のコンディションや季節と向き合いながら、さまざまな色を生活に取り入れてみてください。

七江亜紀 Aki Nanae プロフィール

色のひと®/カラーキュレーター®/株式会社ナナラボ 代表取締役
それぞれの色が持つ普遍の魅力を組み合わせ、独自の価値基準でこれからの新しい生活価値を提案するライフスタイルクリエーター。企業やビジネスパーソンを対象とし、ファッション・食・インテリア等、ライフスタイル全般のカラーコンサルティング、及びカラーディレクションをおこなう。「色」を視覚だけに頼らず五感全てを通してイメージ できるよう、さまざまなものの価値向上を図る。また、多くのメディア監修や、大学・講習会の講師も務める。3万人に及ぶカラーコンサルティング経験と、独自のメソッドから成るアドバイスはわかりやすく実践的と評判。著書は『働く女性のための色とスタイル教室 』(講談社)や『知って役立つ色の事典・TJMOOK』(宝島社)他多数。2018年11月10日には、中央公論新社より『いろ習慣』を刊行予定。
http://www.lustre.jp

DRESS編集部

いろいろな顔を持つ女性たちへ。人の多面性を大切にするウェブメディア「DRESS」公式アカウントです。インタビューや対談を配信。

Latest Article