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映画『猫は抱くもの』感想。ありふれた日常が色鮮やかに輝きはじめる“猫映画”の決定版!

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【シネマの時間】第32回は、『ジョゼと虎と魚たち』『グーグーだって猫である』『のぼうの城』の犬童一心監督×脚本家・高田亮の名コンビで贈る映画『猫は抱くもの』! アイドルの夢を諦めたアラサー女性と自分は人間だと思い込んだ猫の物語。6月23日(土)より全国ロードショー!

映画『猫は抱くもの』感想。ありふれた日常が色鮮やかに輝きはじめる“猫映画”の決定版!

こんにちは。アートディレクターの諸戸佑美です。

やっぱり猫が好き? 猫も犬も家族同様にかけがえのない存在だと思いますが、【シネマの時間】第32回は、日常が色鮮やかに輝きはじめる猫映画の決定版、映画『猫は抱くもの』をお送りします。

原作は、人気推理小説「猫弁」シリーズで知られる作家・大山淳子の同名小説(キノブックス刊)。

猫と人間が織りなす温かくせつない絆、愛情に満ちたユニークな世界観を『メゾン・ド・ヒミコ』や『ジョゼと虎と魚たち』など繊細な恋愛ドラマから、歴史エンターテイメント『のぼうの城』まで幅広いジャンルを手がけてきた犬童一心監督と『そこのみにて光り輝く』『オーバー・フェンス』などの注目作で知られる脚本家・高田亮の名コンビで映画化!

監督・犬童一心と脚本家・高田亮のコンビは、WOWOWドラマ『グーグーだって猫である』(原作・大島弓子)シリーズに続いて3回目です。

主演に『ヘルタースケルター』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞した沢尻エリカを迎え、擬人化でロシアンブルーの猫・良男役に今最も勢いのある若手俳優の吉沢亮を抜擢。

また、主人公に影響を与える画家・ゴッホ役にロックバンド「銀杏BOYZ」のボーカル&ギター 峯田和伸、不思議な力を持った老猫を監督でもあり俳優の岩松了、迷い猫のキイロ役には「水曜日のカンパネラ」のコムアイが演じ劇中歌も手がけるなど、個性豊かなキャスティングも注目です!

主人公にとって猫は、寄り添いありのままの自分を愛してくれる存在ですが、猫に限らず自分にとって大切な”何か”と良い関係で日々を過ごすことの幸福感は誰もが共感するところでしょう。

良男ならずともハラハラしてツッコミどころ満載な沙織ですが、彼女は自分らしく生きるすべを見つけることができるのでしょうか。

映画の中で繰り広げられる舞台・音楽・アニメーションを駆使した遊び心いっぱいの演出も見どころです。

ぜひ、映画館でお楽しみくださいませ!

■映画『猫は抱くもの』あらすじー自分を人間だと思い込むロシアンブルーの猫・良男が元アイドルに恋をした!

田舎町のスーパーで働く沙織(沢尻エリカ)は、かつて売れないアイドルグループのメンバーだったアラサーの女性。

歌手としての夢を諦め、何もかもが嫌になって東京を逃げ出し、とある田舎町へ。

自分を好きになれず、周囲にも溶け込めない彼女が心を開けるのは、裏の倉庫でこっそり飼っているロシアンブルーの猫・良男(吉沢亮)だけ。

空き時間にそっと訪ねては、今日あった出来事や、哀しかったこと、腹が立ったこと、頭に描いた妄想など、さまざまな心の内を話して聞かせています。

そんな沙織の心に寄り添ううちに、良男はいつしか自分も人間で、彼女を守れるたったひとりの恋人なのだと思い込んでしまいます。

ある日、スーパーで万引きをした女子高校生が捕まりました。

保護者代わりにやってきたのは、叔父の後藤保(峯田和伸)という“ゴッホ”と呼ばれる画家。

沙織はゴッホについても、あれこれと勝手な想像を良男に語ります。

そんなとき、沙織は、心を許しかけていた年下の上司から手痛い裏切りにあってしまいます。

良男を抱きしめ涙を流す沙織。

その夜、沙織のそばにいてあげたいという思いに駆られた良男は、満月に誘われるように外の世界に飛び出して沙織のアパートへ走りますが、夜道で足を滑らせ暗い川へ落ちてしまいます。

たどり着いたのは野良猫たちが集まる「ねこすて橋」のたもと。

良男はそこで、ゴッホの飼い猫だったキイロ(コムアイ)や、不思議な力を持つ長老猫(岩松了)と出会うのでした。

一方、必死になって良男を探す沙織のもとに、東京のテレビ局から、かつて沙織が所属し解散してしまったアイドルグループ「サニーズ」を、一夜限りで再結成したいと連絡が入ります。

離れ離れになってしまったひとりと1匹は、自分らしく生きるすべを見つけることができるのでしょうか……!

■映画『猫は抱くもの』作品紹介

映画『猫は抱くもの』は2018年6月23日(土)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー!
公式HP:http://nekodaku.jp/

監督:犬童一心
原作:大山淳子「猫は抱くもの」(キノブックス刊)
脚本:高田亮
製作総指揮:木下直哉
エグゼグティブプロデューサー:武部由実子
プロデューサー:菅野和佳奈、江川智
ラインプロデューサー:佐藤幹也
撮影:清久素述
照明:疋田ヨシタケ
録音:志満順一
編集:上野聡一
舞台監督:西廣奏
美術装飾:山田好男
舞台美術:伊藤雅子
制作担当:末光洪太
音楽;水曜日のカンパネラ
衣装:藤山晃子
ヘアメイク:千葉友子
特殊メイク:森田誠
アニマルトレーナー:坂本峰照
キャラクターデザイン:加藤伸吉
アニメーション:ひらのりょう
制作年:2018年
制作国:日本
上映時間: 109分/カラー
制作プロダクション:ADKアーツ
企画製作・配給:キノフィルムズ/木下グループ
©2018 『猫は抱くもの』製作委員会

■映画『猫は抱くもの』キャスト

沢尻エリカ=大石沙織
吉沢亮=良男(猫)
峯田和伸=後藤保
コムアイ=キイロ(猫)
岩松了=老猫
藤村忠寿=サビ/スナック客
内田健司=サバトラ/サニーズのファン/カラオケ店員
久場雄太=黒猫/高橋の友人
今井久美子=茶ブチ/スーパー店員/スナックのママ
小林涼子キ=ジトラ/バラエティ番組MC
林田岬優黒白=ブチ/サニーズのトッキー
木下愛華=ヒョウ柄/スーパー店員
蒔田彩珠縞=三毛/中山帆乃
伊藤ゆみ=サニーズのナッツン
佐藤乃莉=サニーズのみるみる
末永百合恵=サニーズのりんりん
柿澤勇人=高橋良男/ササキ
益子寺かおり=ベッド・イン(本人役)
中尊寺まい=ベッド・イン(本人役)
澤山璃奈=LOVEACE(本人役)
西原有紀=LOVEACE(本人役)
樽見麻緒=LOVEACE(本人役)
長谷川佳奈=LOVEACE(本人役)
高嶋莉子=LOVEACE(本人役)



【シネマの時間】
アートディレクション・編集・絵・文=諸戸佑美
©︎YUMIMOROTO

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諸戸 佑美

本や広告のアートディレクション/デザイン/編集/取材執筆/イラストレーションなど多方面に活躍。

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