Vol.5: DRESSな女の御用達アイテム「ヘアオイル」の定番に地殻変動!
乾燥が気になるこの時期、ヘアオイルの売り場が活況です。2013年12月の日経MJ新聞に「ヘアオイル」の売れ筋ベスト10(10/28~11/24日経POSデータ販売金額集計より)が掲載されていました。 売上No.1は、1927年発売のロングセラー商品「大島椿(60mL)」とのこと。ちなみに第2位は、日本ロレアル「エルセーヴエクストラオーディナリーオイル」でした。
乾燥が気になるこの時期、ヘアオイルの売り場が活況です。2013年12月の日経MJ新聞に「ヘアオイル」の売れ筋ベスト10(10/28~11/24日経POSデータ販売金額集計より)が掲載されていました。
売上No.1は、1927年発売のロングセラー商品「大島椿(60mL)」とのこと。ちなみに第2位は、日本ロレアル「エルセーヴエクストラオーディナリーオイル」でした。
No.1の「大島椿」は、椿油100%使用と無添加にこだわり続けている確かな品質と安心感が、幅広い年代層の女性に支持されているようです。色々とデータと睨めっこしているといろんな発見があります。
その中の一つが、SNS(ソーシャルメディア)のクチコミボリュームと売れ筋との関係。かなり蜜月な相関関係があります。手に取る回数が多いものほど、人の口の端には乗りやすいということですね。
売上No.1は、1927年発売のロングセラー商品「大島椿(60mL)」とのこと。ちなみに第2位は、日本ロレアル「エルセーヴエクストラオーディナリーオイル」でした。
No.1の「大島椿」は、椿油100%使用と無添加にこだわり続けている確かな品質と安心感が、幅広い年代層の女性に支持されているようです。色々とデータと睨めっこしているといろんな発見があります。
その中の一つが、SNS(ソーシャルメディア)のクチコミボリュームと売れ筋との関係。かなり蜜月な相関関係があります。手に取る回数が多いものほど、人の口の端には乗りやすいということですね。
昨年と今年のヘアオイルに関するツイートの件数を比較すると、なんと10倍もの差がありました。Twitterユーザーも増えたとはいえ、かなりの伸びです。ヘアケア市場におけるヘアオイルの需要も増加傾向と聞きますので、クチコミの波及効果も含めると今後さらなる盛り上がりを見せるのではないでしょうか。
下表を見てください。最も多くツイートされたブランドは「ロクシタン」でした。昨年同時期には影も形も無かった名前です。それもそのはず、2013年8月にヘアオイルが新発売となったのですね。使い心地の満足感や「欲しい」「使ってみたい」等の購入意向を示すようなツイートが多く見受けられました。ロクシタンはロイヤルティの高いユーザーが多いブランドと思われるので、これからさらに盛り上がりを見せる可能性があります。
また、第6位に浮上したのは、基礎化粧品としての長い歴史を持つ「ニベア」でした。なんと、ニベアの青缶は髪の毛にも使用する事が出来、「ヘアオイルのような仕上がり」とSNS上では密かなブームとなっているのです。こうしたトレンド形成もSNS時代の特徴ですね。
ヘアオイルに関するツイート全体を見渡すと、「良い」「好きだ」「嬉しい」といったポジティブな感情キーワードが大半。とりわけ、「高いけど欲しい」「高くても女子力が上がる」等のヘアケアにおける期待感の高さを感じるコメントが多いことも特徴です。DRESSな女性達にも多くの使用者が含まれている事でしょう。ヘアケア市場における消費者の内、かなりのボリュームで、高くても質の良いものを求めている層が存在し、使用感に満足している現れだと言えます。
ニワトリが先か、卵が先か、あなたのつぶやきがブームを作り、売れ筋商品が変わっていく。そして更に話題になっていく。。これがSNSを取り巻く環境背景なのです。トレンドが出来ていく流れが、大きく変わってきていると言う事ですね。
【坂本雅志(さかもとまさし)】
1971年横浜生まれ。顧客との関係性を構築するCRM戦略を核とする経営コンサルティング会社「㈱スマートウィル」代表。ファッションやビューティ、コスメティック、ライフスタイル、メディア関連業界の企業を中心にCRM戦略をサポートしている。DRESSのCRMも手掛け、本誌コンテンツ作りのサポートも行っている。青山学院大学大学院(MBAコース)で講師も務める。
CRM:Customer Relationship Management(顧客関係性マネジメント)
いろいろな顔を持つ女性たちへ。人の多面性を大切にするウェブメディア「DRESS」公式アカウントです。インタビューや対談を配信。